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『SLAM DUNK』で白熱する試合…その裏で起こる「場外ハプニング・乱闘」4選

マグミクス / 2021年2月10日 7時10分

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■陵南・魚住がコートに乱入! 選手も会場も騒然…

 海外23の国や地域で出版されている名作マンガ『SLAM DUNK』は、試合展開だけではなく、特訓中の描写でさえも熱く胸に響く作品です。一方で、クスッと笑わせてくれるコメディパートも見どころのひとつ。そんな緊張を和らげてくれるシーン、試合中に巻き起こる場外乱闘やハプニングを紹介したいと思います。

●陵南・魚住 大黒柱の心得を包丁で説く

 強豪ひしめく神奈川県。湘北・赤木、翔陽・花形と並ぶセンターとして名を馳せているのが陵南の魚住純。2メートルを超す身長から「ビッグ・ジュン」の異名をもち、主将としてチームメイトからの信頼も厚い選手です。赤木とはともに3年生、主将、そして仙道、流川と天才プレーヤーを活かす立場として共感しあう、ライバル関係でもあります。インターハイ県予選決勝リーグ敗戦後は引退、家業であり夢である板前の修業に入ること明かしていました。

 そんな魚住ですが、コート外でとんでもない騒動を巻き起こしました。しかも、よりによってインターハイで湘北と山王工業が激戦を繰り広げている最中の出来事です。

 高校バスケ界最強のセンターと謳われる山王工業の河田とマッチアップした赤木。天才的な河田のムーブに終始圧倒され、成す術がない赤木は次第に自分を見失っていきます。そして河田との接触プレーでコートに倒れた赤木は一瞬ブラックアウト。頭の上に何かが落ちてきたことに気付いた赤木が顔をあげると、そこには魚住がいました、板前姿で。しかもなぜか大根のかつらむきをしており、その皮が赤木に降りかかってきていたのです。

 会場が騒然とするなか、魚住は赤木に「河田は鯛、お前は鰈(かれい)。泥にまみれろよ」とアドバイス。その後、包丁持ったヤベー奴・魚住は警備員に連行され、両サイドを警備員に挟まれ観戦することになりました。一方、赤木は吹っ切れて、“覇権・山王工業”を倒す番狂わせを演じました。

 さて、バスケの引退を後輩に伝えていた魚住。原作のその後を描いた続編『あれから10日後-』では、インターハイ終了後も後輩の練習になぜか参加。サボりがちな新主将・仙道に代わり主将代行になることを宣言し、後輩から本気で嫌がられる“先輩あるある”的な存在になっていました。

●プライド激高、フクちゃんブチギレ事件

 湘北との練習試合には登場していなかった陵南のシューターで「もっとホメてくれ」のフクちゃんこと2年生の福田吉兆。入部当時、田岡監督の「叱って育てる」方針が裏目に出て、1年間怒られっぱなしだった福田は練習試合のさなか、ギャラリーがいるにもかかわらずストレスが爆発。タイムをとり喝を入れる田岡に対し、福田は連続貫き手を食らわしました。これが原因で福田は無期限の部活動禁止となってしまいました(のちに謹慎が解けてインターハイ予選で活躍)。

■薬を贈る豊玉・南のシーンは、有名野球マンガへのオマージュ?

『あれから10日後-』完全版(フラワー)は、原作の正統続編。湘北だけではなくライバル校の「10日後」も描かれている

●赤木の蛮行! あのおじさんは湘北生徒から踏んだり蹴ったり!?

 神奈川県予選決勝リーグ初戦、赤木が全国にも名前を轟かす海南の牧と対峙した際、回顧シーンに入り赤木らしからぬ蛮行が行われます。

 事件は赤木が1年生の時、決勝リーグを観戦している時に起きました。コートでは赤木と同学年でありながら、すでに注目を浴びていた牧の海南と藤真の翔陽が激突。会場をわかすほどのふたりの活躍に無名の赤木は焦りを覚えますが、そこで隣に座っていた中年男性が声をかけてきました。

 彼は牧と藤真について熱く語り、赤木に在籍校を聞きます。赤木は「湘北」と答えますが、あまりにも無名校であるため男性は何度も聞き返します。それにイラついた赤木は初対面の男性のほっぺたを引っ張り伸ばす凶行にでました。

 実はこの男性、その後も湘北生徒にとんでもない目に遭わされています。犯人は桜木花道。というのもこの男性は「チエコスポーツ」の店主で、桜木にバッシュを2度にわたり買いたたかれてしまった人物。男性は赤木にされた仕打ちを憶えていましたが、その後の湘北の活躍に感心。桜木に高級バッシュを100円で売りました。

●『大甲子園』にも同様の場面が…? 豊玉・南の謝罪

 湘北がインターハイ初戦で対戦した豊玉といえば、ラフプレーもいとわないチーム。試合前には会場に向かう新幹線で木暮の首を絞めて一触即発。会場前では背の低い宮城とぶつかり「見えんかったわ」と挑発、場外乱闘寸前でした(この時、宮城は「切符買っとけよ」「明日帰るんだろ」とやり返す場面も)。

 エースキラーの異名を持つ豊玉の主将、南は湘北の流川を一時退場させるほどの負傷をさせる体当たりをするなど、なりふり構わないプレーを続行。しかし最後は南がヒールになり切れず敗退してしまいました。

 その晩、湘北が宿泊する旅館に現れた南は、ケガをさせた流川に謝罪。実家が薬局であることを明かし傷によく効く薬を渡しました。

 さて、このシーン、水島新司先生の『大甲子園』でも似たような場面があったなと気づきました。巨人学園選手のプレーで明訓・山田がケガをし乱闘寸前のトラブルに。この影響で次戦を欠場、ベンチに控えていた山田のところに巨人学園の一球さんが現れて秘薬を渡しました。南と流川のシーンは、この場面へのオマージュととらえることもできそうです。

 ファンが歓喜した『SLAM DUNK』の映画化。どの試合が描かれるのか、あるいは原作にない新作が描かれるのか、いずれにしても楽しみでしかありませんが、今回紹介したようなコメディパートも盛り込まれているか、注目したいところです。

(南城与右衛門)

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