活動20年の「JAM Project」、歌詞で「鋼」より多かった最多ワードとは?
マグミクス / 2021年2月26日 16時10分
■歌詞や曲名に「鋼」が多いのはなぜ? そこには納得の理由が
2000年7月17日に結成され、現在は影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さんの5人で活動するJAM Project。メンバー各自がアニソンアーティストとして長く活躍するだけあって、歌唱力は折り紙付き。特にライブパフォーマンスは定評があり、20年近い活動で日本を飛び越えて世界各地でアニソンの魅力を届けてきました。
そんな彼らは2021年までに70枚のシングル、19枚のアルバムをリリース。その多くはメンバー自身の手で作られています。正式名称は“Japan Animationsong Makers Project”で、「世界中の子供達やアニメファンのために、ヒーローと共に永遠に歌い継がれていくようなアニソンを作っていくつもりです」という結成当初の声明どおり、アニメやゲーム、そして彼ら自身の世界観を刻んだ楽曲を多数残してきました。
アニソンファンなら、世界各地のライブで多くの観客を沸かせ飛ばせてきた「SKILL」(ゲーム『第2次スーパーロボット大戦α」OP主題歌)、誰もが憧れたヒーロー/ヒロインという存在を歌った「HERO」、海外人気も高い新アンセム「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」(アニメ「ワンパンマン」OPテーマ)など、名曲がいくつも思い浮かぶはずです。
●300近い曲に「鋼」は52回登場!
CD「『スーパーロボット大戦』×JAM Project OPENING THEME COLLECTION ALBUM MAX THE POWER」(ランティス)
そんなJAM Projectを追ってきた人はご存知でしょうが、彼らの楽曲では「鋼」というワードがたくさん登場します。「鋼の拳」「鋼の勇者」「鋼の魔神」といった歌詞にともまらず、「鋼の救世主」「鋼のレジスタンス」「鋼のWarriors」と題名に「鋼」が盛り込まれた曲も存在します。
そこで、これまで発表された300近い楽曲(バージョン違いは含まず)の歌詞を調べてみたところ、「鋼」は30曲で52回登場! これだけ「鋼」を歌ってきたアーティストは珍しいのではないでしょうか。
この理由として考えられるのが、楽曲のタイアップ先。上記した30曲中、14曲がロボットアニメのキャラクターが共演するシミュレーションゲーム「スーパーロボット大戦」およびその関連作品で、6曲がロボットアニメとタイアップしています。つまり、タイアップしている作品で活躍するロボットを「鋼の○○」と表現しているのです。これはJAM Projectがアニメやゲームに寄り添った楽曲を作ってきたことの証左であり、これこそが、彼らが自身のファンだけではなく作品ファンからも支持されてきた理由と言えそうです。
しかしこの「鋼」の登場回数をカウントするうちに、さらに別の事実に気付いてしまいました。実は「鋼」より多く登場するワードがあるのではないか、と……。
■「鋼」や「ゴング」以上に歌われてきたワードは?
●「鋼」や「ゴング」すら入らない定番ワードランキング
CD「GONG」ジャケット
JAM Projectの代表曲のひとつである「GONG」は、影山ヒロノブさんが作詞した楽曲で「ゴング」というワードが一時期頻発しており、その流れを受けて作られたというのはJAMガーディアン(JAM Projectファンのこと)の知るところ。しかし、そんな「ゴング」(GONG含む)でもこれまでに歌詞に登場したのは6曲10回と意外に少なめ。これまで発表されてきた楽曲の歌詞で定番と思われるワードをチェックしたところ、「ゴング」や「鋼」を超えるものがまだまだありました。
5位:「勇気」64曲91回
4位:「運命」81曲120回(「さだめ」読みを含む)
3位:「魂」81曲128曲(「コア」「こころ」「魂歌(ソウル)」といった読みを含む)
2位:「闇」95曲177回
1位:「未来」167曲260回(「みち」「あす」「あした」「未来図(キャンバス)」といった読みを含む)
今回調べたなかで最も使われていたワードは、167曲260回と、実に発表曲の半分以上で使われていた「未来」。「未来図(キャンバス)」のようなロマンを感じさせる読みもありました。続く「闇」は一見ネガティブなワードに思えますが、切り裂いたり、貫いたり、光が射したりすることも多いため、JAM Projectはアニソンらしいポジティブな曲を歌ってきたことがうかがえます。
●JAM Projectのドキュメンタリー映画が2月26日に公開
ドキュメンタリー映画『GET OVER -JAM Project THE MOVIE-』ビジュアル (C)2021「GET OVER -JAM Project THE MOVIE-」FILM PARTNERS
こうした定番ワードがたくさん盛り込まれている曲として印象的だったのが「決戦 the Final Round」(ゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』OP主題歌)です。全メンバーが作曲に参加した6分以上の大作で、歌詞には「ゴング」「運命」「未来」「勇気」「魂」さらに「勝利」が綴られ、さらに「鋼」「闇」こそないものの、その代わりに「鉄」「夜」もあります。この「決戦 the Final Round」はライブでの歌唱こそ少ないですが、JAM Projectらしさが詰め込まれた楽曲といっても過言ではありません。
ここまで紹介してきたように、聴く者の胸を熱くさせるワードが散りばめられたアニソンを歌ってきたJAM Projectのレコーディング風景やライブの模様、インタビューなどを収めたドキュメンタリー映画『GET OVER -JAM Project THE MOVIE-』が、2021年2月26日(金)から2週間限定で公開されます。460日間にわたる密着取材によって撮影されたのは「誰もみたことのないJAM Project」。アニソン界のトップランナーによる初のドキュメンタリー映画だけに、JAMガーディアンのみならず、アニソンファンにとっても必見の一作です。
(はるのおと)
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