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つらくて怖いのに面白い、ダークファンタジーアニメ3選 鬱展開でも見てしまう…

マグミクス / 2021年2月28日 16時40分

つらくて怖いのに面白い、ダークファンタジーアニメ3選 鬱展開でも見てしまう…

■なぜ…鬱展開に絶句しつつも目が離せない!

 2021年4月に「別冊少年マガジン」で最終回を迎える、マンガ『進撃の巨人』(著:諫山創/講談社)。名作ダークファンタジーとして10年以上愛されてきた作品とあって、最終回を惜しむ声や展開を予想する声が、すでにネット上にあふれています。これにちなみ、『進撃の巨人』のように「つらくて怖いのに面白い」ダークファンタジー作品を3選ご紹介します。SNSでも「背中がぞわぞわした」「もう許してください」と評判です。

●『結城友奈は勇者である』(2014年10月~放送)

『結城友奈は勇者である 大満開の章』 (C) 2017 Project 2H

『結城友奈は勇者である』は、『暗殺教室』『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』の岸誠二が総監督を、『アカメが斬る!』の原作・シナリオ監修を務めたタカヒロが企画・原案を手がけた、オリジナルアニメです。香川県が舞台の本作は一見、女子中学生の日常を描いているように見えます。しかし物語が進むにつれ、彼女たちのつらい「お役目」が判明していきます。

 時は神世紀300年。讃州(さんしゅう)中学校に通う結城友奈(ゆうき・ゆうな/CV:照井春佳)は、授業を受けたり皆で帰りにうどんを食べたりと、普通の中学生活を満喫していました。少し変わっているのは、「勇者部」という部活に所属していること。勇者部では、保育施設での人形劇や迷い猫探しなど、人の役に立つさまざまな活動を行っていました。ある日の授業中、急に友奈と親友・東郷美森(とうごう・みもり/CV:三森すずこ)の携帯電話が鳴り出します。画面には「樹海化警報」という見慣れない警告が出ていて――?

 日常生活を送りながら、世界を殺そうと現れる「バーテックス」と戦う友奈たち。変身して「勇者」となり、その力を開放する能力「満開」を武器に戦います。しかしその代償として、隠された能力「散華(さんげ)」が発動し、彼女たちは身体・精神機能の一部を失っていくのです。自分たちが勇者であること、散華という能力があることなど、あまりに多くの情報を知らされず勇者になった友奈たち。じわじわと当たり前の日常を失っていく彼女たちの様子は、時に目を覆いたくなるほど絶望的です。そんななか、友奈たちは本作のテーマである「勇気」をどう発揮していくのか――。第3期の制作も決定している、ダークかつ人気の高い作品です。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『GUNSLINGER GIRL』(2003年10月~放送)

『GUNSLINGER GIRL』 (C)相田裕/アスキー・メディアワークス,マーベラスAQL

『GUNSLINGER GIRL』は、同名マンガ(著:相田裕/アスキー・メディアワークス)を原作としたアニメです。原作は第16回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で優秀賞を受賞していますが、「重度の障害を持った少女を洗脳し戦わせる」という非倫理的な設定に、議論が巻き起こった作品でもあります。

 公益法人「社会福祉公社」は、障害者福祉を掲げているイタリアの組織です。しかしその実態は、障害を持つ少女たちに肉体の改造と「条件付け」という洗脳を行い、暗殺者に育て上げる政府の機関でした。公社の一員であるジョゼッフォ・クローチェ(通称・ジョゼ/CV:木内秀信)はある日、一家惨殺事件の生き残りの少女・ヘンリエッタ(CV:南里侑香)と出会います。自殺を望んでいた彼女を公社に引き取り、担当官となったジョゼ。改造と条件付けを受けたヘンリエッタは、徐々に暗殺者としての腕を磨いていきます。しかしとある作戦に参加したヘンリエッタは、ジョゼの命令に反して発砲してしまい――?

 あまりに残酷な設定に賛否両論が巻き起こった本作。物語は終始淡々と進み、「義体」と呼ばれる少女たちも表情ひとつ変えず暗殺を行います。肉体を改造され、「条件付け」で洗脳され、暗殺を命じられる――。幸せとはほど遠いはずなのに、少女たちはそれぞれに幸せを感じています。「担当官に褒められること」「手足が自由に動くこと」。そのささやかな幸せすら、「条件付け」で感じているだけかもしれないのです。思わず「それでいいの?」と問いかけたくなる、重厚な余韻のある作品です。この作品は、「dアニメストア」「FODプレミアム」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

●『亜人』(2016年1月~放送)

『亜人』 画像はBlu-ray Vol.1(キングレコード) (C)桜井画門・講談社/亜人管理委員会

『亜人』は同名マンガ(著:桜井画門/講談社)を原作としたアニメで、原作は累計発行部数900万部を突破。脚本には『進撃の巨人』を手がけた瀬古浩司氏を迎えています。劇場アニメ化・実写映画化もされており、数々のタイアップも行われた人気の作品です。不死身の新生物「亜人」と、亜人を恐れ捕獲しようとする人間の、日本を巻き込んだ戦いを描いています。

 高校3年生の永井圭(ながい・けい/CV:宮野真守)は、医学部進学を目指す優等生。「立派な人間になる。そのためには必要なものだけを選ぶ」と、日々淡々と勉強していました。ある日、妹の永井慧理子(ながい・えりこ/CV:洲崎綾)お見舞いに行った圭は、帰りにトラックにひかれてしまいます。しかし血だらけの圭は見る間に回復し、不死身の新生物「亜人」だということが判明。捕まると虐待実験されることを知っている圭は、唯一頼れる友人・海斗(かいと/CV:細谷佳正)に助けを求めますが――?

 見た目は同じ人間でありながら、研究対象として実験材料にされてしまう亜人。厚生労働省には亜人を研究する「亜人管理委員会」があり、圭が亜人だと分かった途端にニュースで報道されるなど、設定はかなりリアルです。そのリアルさもあいまって、虐待実験のシーンでは亜人がさまざまな方法で何度も殺され、思わず目を背けたくなります。「亜人だから人間を襲う」というわけではないのに、実験で何度も亜人をなぶり殺したり、「どうせ生き返るから」と殺して捕まえようとしたり……。相手が亜人だというだけで、一気にタガが外れてしまう人間の怖さにも注目です。圭以外の亜人も徐々に登場し、亜人同士の血で血を洗う争いも。視聴の際は、まず物語が加速する第7話までご覧ください。この作品は、「Netflix」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

* * *

 それぞれ異なるつらさ・怖さのダークファンタジーを3選ご紹介しました。人間の負の側面を描くからこそ、つい深みに引き込まれてしまうダークファンタジー。見ていて本当につらくなることもありますが、その分心に残るものは大きいかもしれません。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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