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ネット用語「Anotherなら死んでた」 元ネタの死因が“普通の行動”すぎて怖い

マグミクス / 2021年3月10日 19時40分

ネット用語「Anotherなら死んでた」 元ネタの死因が“普通の行動”すぎて怖い

■階段×傘の組み合わせは最悪?『Another』の死因

 高層ビルから飛び降りても無傷、10万ボルトを浴びても骨が透けて見えるだけ……などアニメには“普通なら死ぬぞ!”というシーンが多いですが、『Another』の世界では通用しません。2012年に放送されたアニメ『Another』は、とにかく多くの人が死んでいきます。その死因もさまざまで、本人のうっかりミスが死につながることはもちろん、何気ない普段の生活をしていただけなのに“死ぬ”こともあるのが本作の特徴。「高所から飛び降りる」ではな「く階段をちょっと踏み外しただけ」、「10万ボルト」ではなく「コンセントの抜き差し」程度でも、死ぬ可能性があるのが『Another』の世界。これが日常茶飯事に行われていることから「Anotherなら死んでた」というネット用語も登場しました。この記事では、『Another』での“死に方”を見ていきます。

※本記事はネタバレを含むため、初見を大事にしたい方はご注意ください。

 冒頭の紹介ではコメディアニメとも思われそうですが、『Another』は本格的なホラーアニメで、原作はミステリ&ホラーの巨匠・綾辻行人氏の同名小説。2020年9月には7年ぶりに第3弾となる『Another 2001』も刊行された人気シリーズです。夜見山(よみやま)という架空の地方都市を舞台に、「災厄」と呼ばれる呪いにかかった“三年三組”の中学生たちを描いた本作。「災厄」のターゲットとなったクラスメイトと関係者たちは次々と不可解な死を果たしていきます。

 例えば、最初の犠牲者が出る第3話では、女子生徒が階段を駆け下りようとするが足を踏み外し転落&持っていた傘の先端が喉を突き刺す……。続く第4話では、搭乗したエレベーターのケーブルが切れ、そのまま落下し死亡……。その後も、落下したシャンデリアの下敷き・自宅にクレーン車が突っ込んでくる・偶然ケーブルが首に絡まり……などなど、不可抗力で亡くなる人が続出します。バラエティ豊かな作中の死因は、P.A.WORKS制作の美しい映像でリアリティに拍車をかけていきます。

 ちょっとしたことでも死に直結する様子、「Anotherなら死んでた」という言葉は、他アニメ作品の実況時にも使用されネットの定番用語に。そして原作者の綾辻氏も日常のミスを「Anotherなら死んでた」とツイートし話題になりました。2020年には「電子レンジの設定時間を間違えた上に、ウトウトしてしまい、中身が燃え始め煙が発生。Anotherなら死んでた」という旨をツイート。それ以前のツイートを見ても、かなりのAnother体験を報告されています。(以下は要約)

「歯医者帰りに水泳。30分で息切れ。Anotherなら死んでた」
「寝不足で運転。Anotherなら死んでた」
「ものすごい雷雨、ちょうど喫茶店に入ってて良かった。Anotherなら死んでた」
「サイン会はものすごい暑さ。Anotherならたくさん死んでたかも……」

 何気ない出来事が死を招く言葉「Anotherなら死んでた」ですが、これには対義語も存在しています。それがマンガ・アニメ作品『悪魔のリドル』が元ネタとなった「リドルなら生きてた」という言葉。他のアニメなら死ぬ出来事があっても、“なぜか生きている”ケースが多いことから誕生した言い回しです。両作品の比較としてエレベーターシーンを見てみると……『Another』ではケーブルが切れてなす術もなく落下し死亡。対して『悪魔のリドル』では、エレベーターに乗った人めがけて、上から大量の手榴弾を浴びせる、というバトルシーン。普通なら爆発からのエレベーター落下で決着となりますが、そんな爆発をものともせず、壁をよじ登って生き残っています。

『Another』は現在「U-NEXT」「dアニメストア」などで配信中です。最後に、『Another』製のエレベーターで生き残る方法はあったのでしょうか。「着地と同時にジャンプすれば無事」説もよく聞きますが、現実的ではないようです。最近ではジャンプするより、衝撃が均等に伝わるため床に“寝そべる”方が助かる確率が高いというのが定説に。どちらにしろ『Another』では通用しませんが。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(椎名治仁)

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