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『ダイの大冒険』30年待った…未アニメ化だった「バラン編」に期待したいのは?

マグミクス / 2021年3月13日 7時10分

『ダイの大冒険』30年待った…未アニメ化だった「バラン編」に期待したいのは?

■新アニメ『ダイの大冒険』30年も待った期待の新展開

 2020年10月から放送中のTVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』で、ようやくバランとの戦いがメインとなる通称「バラン編」が始まりました。魔王軍六大軍団最強と言われた超竜軍団の軍団長、竜騎将バランがついにダイの前に立ちふさがります。そして、ふたりの間にある因縁もついに明かされる時が来ました。果たしてふたりの関係とは?

 ここからの展開を待ち望んだ人も多いことでしょう。なぜなら、この「バラン編」は前回のアニメ版(1991年版)では、原作とは違った展開で最終回を迎えていたからです。

 今回のアニメ放送から作品のファンになった方にも分かりやすく説明しますと、「1991年版」の放送期間は1年間でした。そして「バラン編」冒頭の戦いともいうべき、ダイとバランが初めて対決するところまでしか放送されなかったのです。

 本来ならダイとバランの初対決は決着がつかずに水入りのような形で中断され、さらなる過酷な戦いが始まるはずでした。 しかし、アニメ最終回を中途半端な形で終わらせるわけにはいきません。そこで当時のアニメスタッフはオリジナルの展開を用意して、初対決の時にダイがバランを追い返したという形で作品を終了させました。

 つまりアニメの「1991年版」を見ていたファンにとって、これから始まるであろうアニメでの展開を30年近くも待っていたということになるのです。もちろん筆者も、この長い道のりを一日千秋の思いで待っていました。

 ファンのなかには「またここで終わったら困る」……という発言もネタとしてネット上で何回か見たこともありました。 筆者も、ここで前回とまったく同じオチで放送終了したらギャグとしては最高だけれど、作品としては絶対にありえないだろうなどと、自問自答しながらこの半年間を悶々と過ごしていたものです(笑)。

 そんな不安を見通したからか、スタッフからは製作発表時に「今回は最後までやります」という言葉があったわけですが、それでも自分の目で見るまでは安心できないもの。 しかし、今回は「1991年版」では登場しなかったバラン直属の精鋭「竜騎衆」の3人の声優がすでに発表されていて、待ち遠しいと思っているファンの心に火をつけてくれました。

■1991年版では登場しなかった竜騎衆の活躍に期待大

 実は「1991年版」でも竜騎衆の3人の登場は予定されていました。各キャラクターの設定書も作られ、オモチャもフィギュアの試作見本が発表されていたのです。

 そんなわけですから、当時のファンはまだ『ダイの大冒険』のアニメは続くと思っていたのでした。ところが、そこに行く前に最終回となってしまい、みんな目が点になったわけです。 ですから、今回の再アニメ化に昔からのファンが大喜びだったことは、前回のアニメを知らなかった世代も理解してくれることでしょう。

 その竜騎衆の3人の声優は、“陸戦騎”ラーハルトに石田彰さん、“海戦騎”ボラホーンに杉村憲司さん、“空戦騎”ガルダンディーに木村昴さんという豪華な顔ぶれ。

 筆者的に一番注目したいキャラは、もっとも活躍の多いラーハルトです。

 その担当声優の石田さんといえば、『新世紀エヴァンゲリオン』(1996年)の渚カヲル、『機動戦士ガンダムSEED』(2002年~)のアスラン・ザラ、『銀魂』(2006年~)の桂小太郎など、多くの美形キャラを担当していることで有名。代表作をすべて挙げられないほどのベテラン声優です。

 ラーハルトも前述したキャラたちと同じく、クールさと秘めたる情熱を併せ持つ美形キャラ。それが石田さんの声で動き出すと思うと、登場までの時間を待ちきれず、思わず指折り数えてしまいます(笑)。

 また、「バラン編」の見どころのひとつと言えば、武闘家になる修行のために抜けたマァムの代わりに、ダイのパーティーの仲間入りしたレオナでしょうか。バルジ島での決戦では、氷漬けで活躍らしい活躍が少なかったので今回は一挙手一投足すべて見どころです。 マァムとは違った魅力を持つヒロインの加入で、「バラン編」も盛り上がることは間違いなしでしょう。

 他にも、これまで作品内ではあまりいなかったタイプのヒロインとして、占い師のメルルが登場していました。その声を演じるのは小原好美さん。『スター☆トゥインクルプリキュア』(2019年)の羽衣ララ/キュアミルキーとは違った、おとなしくて健気な雰囲気の声が魅力的でした。

 ストーリーはまだ全体の中盤もいっていませんが、盛り上がりは今回のアニメが始まって以来、最高まで高まっている感じです。 これからの『ダイの大冒険』の展開には目が離せません。

(加々美利治)

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