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アニメ界“最強上司”と“鬼上司”4人 新生活、配属先次第で「天国と地獄」

マグミクス / 2021年4月1日 7時10分

アニメ界“最強上司”と“鬼上司”4人 新生活、配属先次第で「天国と地獄」

■教え子に明確なビジョンを提示する先生や、面倒見が最強な兄貴分

 アニメを見ていると時折「こんな上司や先輩が私にもいればなぁ……」と思ったことはないでしょうか? 仲間想いなキャラ、部下想いのキャラ、優しく頼もしいキャラなどたくさんの理想的キャラクターが想い浮かびます。

 そこでこの記事では、入学・入社シーズンが到来した今こそ、押さえておきたいアニメ界の“最強上司”と絶対真似してはいけない“鬼上司”を4人ピックアップして紹介します。

●『呪術廻戦』五条悟

 まずは、映画化も決定し勢いに乗っている人気アニメ『呪術廻戦』から最強上司をご紹介。“五条先生”こと五条悟(ごじょう・さとる)です。特に女性ファンからの支持が厚く、「呪術」や「呪い」を扱う同作の実力・人気ぶりともに“最強”の人気キャラクター。

 五条先生は呪術高専東京校の担任で、主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)やメインキャラクターの伏黒恵(ふしぐろ・めぐみ)、釘崎野薔薇(くぎさき・のばら)を支えています。

 普段はひょうひょうとしており、軽はずみな言動も目立ちますが、とても教え子想いな一面も見えてきます。悠仁が上層部から命を狙われ、「死亡」扱いになった際には誰よりも嘆き、悔しがるシーンは印象的でした。その後「若人から青春を取り上げるなんて許されていない」という名言とともに、上層部に生き返った事実を隠すシーンに優しさを感じます。

 また、アニメ第7話では「強くなりたい」と言うものの、呪術が使えない悠仁に対し「できないことはガン無視してこ! 君の長所をさらに伸ばす」「悠仁の体術に呪力を上乗せするんだ。こういう基礎でゴリ押しされた方が僕は怖いよ」などと、ポジティブかつ明確なアドバイスを与えており、素晴らしい先生だと感じさせるシーンでした。

●『銀魂』坂田銀時

 続いての最強上司は、2021年1月8日に劇場版も公開されたアニメ『銀魂』から“銀さん”こと坂田銀時(さかた・ぎんとき)です。「万事屋銀ちゃん」で働く神楽(かぐら)、志村新八(しむら・しんぱち)の面倒を見る良き“兄貴分”。ろくに働かずお酒を飲んでばかりのトップオブダメ人間ですが、仲間が困っている時は命がけで助け、仲間との約束は必ず果たす……そんな、やる時はやる男なのです。

 銀さんの仲間想いな一面を感じる名言のひとつが、アニメ第77話「昨日の敵は今日もなんやかんやで敵」で放ったひと言です。

 新八の姉・お妙が柳生九兵衛(やぎゅう・きゅうべえ)に連れて行かれ、銀さんと新八、神楽などで柳生屋敷に乗り込んだ際「新八、覚えておけよ。俺たちは正義の味方でも、てめえの姉ちゃんの味方でもねえよ。てめえの味方だ」と言い、柳生一門と大ゲンカしたシーンは心が震え、私にもこんな先輩や上司がいればなぁ……と改めて感じさせられました。

 また、アニメ第225話「プ○ズンブ×イクシーズン2って確かにもうプリ××ブレ○クしてるけどあれはこの腐った社会がプリズンってことだからプ○ズンブ×イクでいいんだよ」では、凶悪な囚人たちを“兄貴”としてまとめあげるなど、高いカリスマ性を持ち合わせていることも証明されました。

■名言製造上司!“川口のやつ”を支える“最強係長”や部下を惨殺しまくる“鬼上司”とは

●『クレヨンしんちゃん』野原ひろし

「クレヨンしんちゃん きっとベスト☆凝縮! 野原ひろし」(バンダイビジュアル) (C) 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

 続いて、日本の国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』から“最強上司”野原ひろしです。上司というより、良き父親のイメージが強いかもしれませんが、“川口のやつ”こと会社の部下・川口に対して、係長として非常に良き上司っぷりを見せているのです。

 作中、お酒を飲みに連れて行ってあげるシーンはもちろん、少ない小遣いからお金を貸してあげたり、引っ越す物件を探してあげたり、家に泊めてあげたり、嫁探しまでしているエピソードもありました。ここまでしてくれる上司は現実世界ではなかなかいないのではないでしょうか。

 また、名言が多いことでも知られる野原ひろし。

「つらい時には、笑っちゃえ!」
「サラリーマンは出張の時、心に翼を付けて、飛ぶのさ」
「一握りのエリートの後ろには何千何万という俺達のような人間がいるんだ! そして社会の歯車、使い捨て、操り人形などと言われながらも、自分の夢だったり家族や恋人の幸せだったり、みんなぞれぞれの守るべき大切なモノのために毎日歯を食いしばって必死に頑張っているのさ!」

 などなど、社会に出たとき役立つかもしれない名言もたくさんあります。実際にこんな上司がいたら最強という、リアルな神上司です。

●『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨

 最後は、『鬼滅の刃』から絶対に真似してはいけない“鬼上司” 鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)。鬼を束ねるまさに鬼上司で、こんな上司が職場にもしいたら最悪なキャラクターです。

 その鬼上司ぶりを最も感じた一幕がアニメ第26話。鬼舞辻直属の配下である下弦の鬼を集め、まさにパワハラと言える数々の名言が飛び出します。

「こうべを垂れて、つくばえ」
「誰が喋ってよいと言った?」
「貴様どものくだらぬ意思で物を言うな」
「私は何も間違えない。すべての決定権は私にあり、私の言うことは絶対」
「お前に拒否する権利はない。私が正しいと言ったことが正しいのだ」

 そして、鬼舞辻の問いを否定しても肯定しても殺されてしまうのです。こんな言葉の数々が職場で上司の口から出たと思うとゾッとしますね。

* * *

 以上、アニメ界の“最強上司”と“鬼上司”をご紹介しましたが、『ONE PIECE』のルフィや、『NARUTO』のカカシ先生、『進撃の巨人』のリヴァイ兵長などなど、まだまだたくさん“最強上司”は存在します。みなさんは、どんなキャラクターが理想の上司ですか?

(中島憲太郎)

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