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「アニメ好きでしょ?何が面白い?」聞かれて意外に困る! タイプ別・おすすめ作3選

マグミクス / 2021年4月2日 11時50分

「アニメ好きでしょ?何が面白い?」聞かれて意外に困る! タイプ別・おすすめ作3選

■「アニメ絵」が苦手な人にもおすすめできるアニメも

 普段アニメを見ない方から、「おすすめのアニメ教えてよ!」と聞かれたことはありませんか? しかし、単に自分が好きなアニメでいいのか、設定が複雑でないアニメがいいのか、アニメっぽくない作画のアニメがいいのか、その人の好みは?……など、なかなか答えに悩んでしまう質問ですよね。この記事では、アニメ初心者の方におすすめの作品を3作品ご紹介します。SNSでも「アニメの見方が大きく変わる」「見やすくておすすめ」と評判です。

●美麗で癖のない作画はアニメファン以外にも『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2018年1月~放送)

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は同名小説(著:暁佳奈、イラスト:高瀬亜貴子/京都アニメーション)を原作としたアニメで、原作は2020年11月時点でシリーズ累計発行部数50万部を突破した、大ベストセラーです。作画の美しさと感動するストーリーが人気のポイントで、アニメをほとんど見たことのない方にもおすすめの作品です。

 大陸戦争では「戦うための道具」として戦場にかり出され、戦うことしか知らなかった少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデン(CV:石川由依)。戦争で両腕を失い、義手を使うことになったヴァイオレットのもとに、ある日元陸軍中佐のクラウディア・ホッジンズ(CV:子安武人)が現れます。ホッジンズは、ヴァイオレットがずっとお世話になっていた上官、ギルベルト・ブーゲンビリア(CV:浪川大輔)の友人だったのです。ギルベルトからヴァイオレットのことを頼まれていたホッジンズは、手紙の代筆を行う「自動手記人形(ドール)」としてヴァイオレットを雇うことに。

 心打たれるストーリーがアニメ制作会社「京都アニメーション」の美しい作画で描かれ、思わず涙してしまう本作。美麗で癖のない作画は、アニメというよりもはや映画のようです。「アニメっぽい作画」が苦手な方にもおすすめしやすいでしょう。ほぼ1話完結のオムニバス形式で、少しずつ見ても話を見失わないため、アニメを見る習慣がない方でも最後まで見やすい作品です。話が進むにつれてヴァイオレットの心も成長していき、物語もより感動的になっていきます。中世ヨーロッパを思わせる街並みやキャラクターたちのファッションを見ているだけでも楽しく、幅広い年齢層の方におすすめできる作品です。この作品は、「Netflix」で見ることができます。

●異世界ものに興味あり、グロテスク表現もOKな人に『Re:ゼロから始める異世界生活』(2016年4月~放送)

異世界ものアニメの登竜門『Re:ゼロから始める異世界生活』 (C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会

『Re:ゼロから始める異世界生活』は、同名ライトノベル(著:長月達平、作画:大塚真一郎/KADOKAWA)を原作としたアニメで、原作は2020年3月時点で、シリーズ累計発行部数700万部を突破しています。毎話ラストの引きの強さと、意外な展開が視聴者を飽きさせません。アニメ視聴に少し慣れている方や、グロテスクな表現にも耐性のある方におすすめの作品です。

 コンビニからの帰り道、急に異世界転生してしまった少年、ナツキ・スバル(CV:小林裕介)。「ひょっとして、異世界召喚ってやつ!?」と目を輝かせたスバルはいきなり魔法を使おうとしますが、もちろん急には使えません。ポケットの小銭も異世界では使えず、大した装備もなく、路地裏でふてくされるスバル。するとそこにチンピラたちが現れ、スバルはなすすべもなくぼこぼこにされてしまいます。ピンチに陥ったスバルでしたが、そこに探し物をしている美少女が通りかかり、なぜか魔法でスバルを助けてくれて――?

 設定の説明がわかりやすく、アニメ初心者にもおすすめできる「異世界転生もの」です。作画が美しく、個性的なキャラクターも多数登場。スバルに与えられた「死に戻り」の能力は痛みも伴うため、彼がその能力をどう使うか、何度使うのかも注目のポイントです。ほぼ毎回、続きが気になる展開で終わるため、思わず「あともう一話だけ」と見続けてしまう魅力があります。日常パートはコメディタッチで進むものの、一部では深い心理描写や残酷な展開もあるため、グロテスクな表現に耐性のある方にすすめたい作品です。この作品は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●特に会社勤めの人が共感する『SHIROBAKO』(2014年10月~放送)

アニメ製作の現場についても詳しくなる 画像は『劇場版SHIROBAKO』 (C)2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

『SHIROBAKO』は、『ガールズ&パンツァー』『監獄学園』の水島努監督によるオリジナルアニメで、TAAF2016アニメ オブ ザ イヤーのテレビ部門グランプリや、第20回アニメーション神戸賞の作品賞を受賞している人気作品です。アニメ業界で働く人々を描いた作品で、数々の「仕事あるある」につい共感してしまいます。毎日仕事を頑張っている方や、アニメ業界の内情に興味がある方におすすめの作品です。

 上山高校アニメーション同好会に所属していた宮森あおい(CV:木村珠莉)は、同好会の仲間である安原絵麻(CV:佳村はるか)、坂木しずか(CV:千菅春香)たちと「いつか一緒に商業アニメーションを作ろう」と約束して卒業。アニメ制作や声優、脚本など、それぞれアニメに関わる仕事を始めました。それから2年半後、武蔵野アニメーションの制作進行として働いているあおいは、日々納期に追われながら現場を走り回っていて――?

 仕事のつらさやままならなさ、楽しさなどを描いた「お仕事アニメ」として名高い本作。上司の指示変更にあたふたしたり、生意気な後輩にイライラしたりと、リアルな「仕事あるある」が描かれています。特に会社員の方にとっては入りやすく、共感しやすい作品と言えるでしょう。また、アニメ製作や声優、脚本といったアニメにまつわる仕事内容もしっかり描かれるため、アニメ自体への興味を深められる作品です。作画も丁寧で、あおいを始めとした頑張る女の子たちがかわいらしく、つい応援したくなります。仕事を頑張っている方、前向きな気持ちになりたい方におすすめしたい作品です。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

* * *

 アニメに興味を持ってくれた方には、「アニメって楽しい!」と思ってもらえる作品をおすすめしたいですよね。その方の好みやアニメ歴に合わせて、ぜひ良さそうな作品を紹介してみましょう。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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