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40代コロコロ中年、ホットショットを走らせる。次々と部品が落ちる…? 大人のRCカーライフ(5)

マグミクス / 2021年4月4日 18時10分

40代コロコロ中年、ホットショットを走らせる。次々と部品が落ちる…? 大人のRCカーライフ(5)

■コース探しに悪戦苦闘

 子供時代に夢中になっていたタミヤのRCカー「ホットショット」を40代で再び手に入れた筆者は、どうにかこうにかホットショットを組み上げ試運転にこぎつけました。しかし、本格的に走らせる場所がないのはどうにも参りました。ラジコンが禁止されていない大型の公園を見つけたので試してみましたが、子連れの方も多く、万一小さい子供にホットショットが突っ込んでしまったら目も当てられません。

 そこで、人目を気にせず走らせることができるラジコンコースを探し始めたのですが、これが想像をはるかに超えた難題となってしまいました。コースがぜんぜん見つからないのです。

 昔は近所にもいくつかあったのでアテにしていたのですが、調べたところすべて数年前に閉鎖されていました。その他にもショップ併設コースがあったはずだと思い、問い合わせたらこちらも閉鎖。あちらもこちらも閉鎖閉鎖で、気づけばコースがかなり減少していたのです。

 ようやく見つけたと思っても、ドリフトラジコンと呼ばれるタイプの専用コースだったり、オフロードでも競技用のコースだったりと、筆者のような初心者が気兼ねなく走らせることができそうなコースが近くに見当たらない状況でした。

 そこで最近出入りを始めたラジコンショップの方に「どこかないですか?」と尋ねてみたところ、少し離れている場所にいくつかあると教えてもらいました。困ったときは専門家に聞く、セオリーですね。最初からそうしなさいよ自分。

 下調べをした結果、今回お邪魔することにしたのは、千葉県富里市にある「新北総サーキット」。こちらには切望していた「初心者用コース」があるのが大きな決め手となりました。まだ操作もままならないので人様のマシンにぶつけたりするのは嫌ですからね。とりあえずは連絡を入れて予約を取ることにします。

 いよいよ迎えた予約日に、車にホットショットを積んでいざ出発。カーナビを頼りに国道51号線に乗ってさらに296号線へ。市街地から緑が多い土地へと徐々に変化していく光景を眺めながら進んで行くと……ありました!「新北総サーキット」と書かれた赤い旗が見えます! ようやくラジコンを走らせていい場所にたどり着きました!

 ホットショットを注文したのが2020年の9月17日。まさかここまで来るのに半年もかかるとは思いませんでした……。組むのに時間かけ過ぎたのがいけないんですけどね!

■最近のプロポを使ったら「右も左もわからない」

ジャンプ台が設置された、「新北総サーキット」のコース。ジャンプ台は「部品脱落」の罠も…

 到着後、係員の方からピットへと案内され、そこで準備を整えます。「新北総サーキット」は、オンロードのコースが3つ、オフロードがひとつと、4つものコースが用意されたサーキットで、「タミヤチャレンジカップ」という公式大会の会場にも使用されています。ピットは数十人が作業できそうなほど広く、電源も来ているので充電も可能です。

 この日は平日だったこともあり、貸し切り状態。これなら人のマシンを壊してしまう心配もありません。うきうきと準備を終え、早速オフロードコースでホットショットを走らせようとしたのですが、なんとモーターが動きません。慌てて係員の方に相談したところ……。

 モーターのコードが外れてました。筆者の初心者力、高すぎでしょう。

 さらにここで大問題が発覚します。子供のころはスティックタイプと呼ばれる四角い形状で2つのレバーが付いているタイプのプロポを使用していたのですが、最近の安価なプロポはホイラータイプと呼ばれるホイール操作で左右、トリガー操作でモーターをコントロールする、というものが多く、今回はこちらを使用することにしました。しかし……。

 ホイラータイプをまともに使うのはこの日が初めてだったので、ホイールをどっちに回せば右に行くのか左に行くのか、感覚がわかっていなかったのです。

 はい、「右も左もわからない」とはこのことですね。誰が上手いこと言えと。

 そんな状態だったので、コースアウトに次ぐコースアウト。それでもしばらく練習したところ、ある程度は動かせるようになったのですが、走らせれば走らせるほど、いろいろなことが起こります。

 思い切りジャンプをすればバンパーのスプリングが外れ、係員の方に直してもらうハメに。さらにモーターのピアギアは外れる、ボディはもげる、アンテナはすっ飛ぶと、もう覚えてないほど色々なものが落ちて外れ、そのたびに修理する始末。係員の方によれば「初心者が落とすものは全部落としましたね」とのこと。いや本当に、すぐそばにベテランがいてくださって本当に助かりました。ひとりだったら間違いなく心が折れていたでしょう。

 さらに、係員の方は「前輪がハの字型になっていて直進性はいいけど、走行時の安定性が悪い」と教えてくれた上に、改良に必要なターンバックルというパーツを交換して取り付けて下さったのです。その後はかなり安定性が増し、思う存分に走らせることができました。しかしスピードが出ると左右の操作ミスが多かったので、これは今後の練習次第と言ったところでしょうか。

 初サーキットでたくさんの課題が明らかになりましたが、係員の方のおかげでどうにか乗り越えることができました。また近いうちに、再訪してみたいと思います!

●新北総サーキット

千葉県富里市御料296-1
Twitterアカウント:@sinhokusou

(ライター 早川清一朗)

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