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「あなたのアンパンマン神回は?」20~30代に調査した結果…実は「怖かった」?

マグミクス / 2021年4月16日 7時10分

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■大人たちの記憶のなかで歌い踊る、強烈キャラも

 アニメ『アンパンマン』の放送開始は1988年のこと。当時5歳だった子供も、今ではすっかりアラフォー世代です。自分の子供たちに『アンパンマン』を見せている人もたくさんいるでしょう。そこで今回は、同番組を観て育った20~30代の男女にアンパンマンの“神回”について聞きました。

 果たしてどのエピソードが人気なのでしょうか。調査してみると、意外な結果が待ち受けていました。

●「ピンク色のバケモノがアンパンマンを捕まえてかじる話が怖かった」(IT企業・30代男性)

 おそらくは「アンパンマンとかいじゅうアンコラ」のことでしょう。アンコラはあんこが大好きな怪獣で、お腹を空かせると見境がなくなってしまう厄介者です。確かにアンパンマンを“直食い”するシーンは、今見てもなかなか衝撃的です。

●「カレーパンマンが中身を掃除機で吸われてしまった記憶がある。あとカレーを作るとき口から吐いていた」(出版社・30代男性)

 これは、カレーパンマン初登場時のエピソード。ばいきんまんのバキューム攻撃ですっかり中身を吸い取られシワシワになるシーンも、口からカレーを吐き出して鍋に入れる描写も確かに存在します。

●「逆さま? の状態で移動するおじいさんの話が印象的です」(自営業・30代女性)

 おそらく、「アンパンマンとつみきのしろ」に登場するガランガラ大臣のことでしょう。つみきのしろに仕えており、あんぱんが食べたくて泣く王子様たちのことで頭が重くなり、逆さまになってしまった人でその後もたびたび登場します。

●「黒バラ女王がロールパンナをそそのかす回が、子どもには怖すぎでした」(30代公務員)

 やや世代は下がりますが、黒バラ女王の登場するエピソードはどれも「ホラー回」としての呼び声が高いです。とりわけロールパンナが良心を失ってしまう話は、ビジュアルも相まって強烈な印象を残しました。

* * *

 ここまでわかったことは、「怖かった」という意見が意外に多いこと。前述のあんこらや、かぜこんこん、すなおとこなど、確かに『アンパンマン』には畏怖の対象になりうるキャラクターが数多く登場します。いざ思い出そうとすると断片的な記憶だけが残っているのも特筆すべき点です。

 大げさな言い方かもしれませんが、都市伝説の発生にも通じる、新しい民俗学の萌芽すら感じさせる結果となりました。そんななか、多くの元・子供たちの脳裏にこびりついたキャラクターがいます。

●世代を超えてインパクトを与えた「てんどんマン」の存在

「てんどんマンは初めて見たとき、おかしいやつだと思った」(自営業・20代男性)
「てんどんマンの歌めっちゃ覚えてる。歌ってるとバイキンマンに出てきて食べられちゃう。確か」(会社員・30代女性)
「てんどんマンがジャムおじさんに頭の天丼を入れ替えてもらってて、お前もそれで良いのかって思った」(総合エレクトロニクス・30代男性)

 今回、最も多く登場したのは「てんどんマン」でした。自らの体をもってビートを生み出す、なんともクレイジーな風来坊。その隙の多さから親しみやすさも抜群です。とはいえ、具体的に何がどうなったかまで覚えている人は、ほとんどいませんでした。

 ここまでかつて『アンパンマン』のとりこだった元・子供たちに「神回」をヒアリングしてきましたが、あまりにもおぼろげな記憶ばかりが並ぶので、最後に現役視聴者層にも「アンパンマンの神回」を教えてもらいました。

●「フランケンロボくんがバイキンマンにカレーを作ってあげてて、そこがすき」(3歳・女性)

 元・子供たちには馴染みのないキャラクターかもしれませんが、フランケンロボくんとは、ばいきんまんが作ったロボットことです。今の『アンパンマン』にとっては欠かせない愛されキャラクターです。

 こうした記憶もまた、他の大人たちと同じく「なんかロボットがカレー食べる話」程度にぼやけてしまうのか、それともはっきりと残るのか、それはわかりません。ただ、『アンパンマン』が40年近くにわたって、子供たちを夢中にさせてきた神アニメであることだけは確かです。

(片野)

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