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『鬼滅の刃』珠世が魅せる! ゾクッとするシーン4選 美しく、妖しく、恐ろしい…

マグミクス / 2021年4月18日 7時10分

『鬼滅の刃』珠世が魅せる! ゾクッとするシーン4選 美しく、妖しく、恐ろしい…

■美しいからこそ怖い…珠世が魅せるゾクッとするシーン

『鬼滅の刃』のキャラクター、珠世(たまよ)の優しさや美しさの奥には、無限の悲しみと苦しみ、そして恨みが横たわっています。鬼でありながら人間を食さず、鬼の祖である鬼舞辻無惨の支配を受けないばかりか、彼への復讐のために鬼を倒す研究をし、鬼殺隊に協力する……。珠世は、そんな矛盾に満ちた人(鬼)生を苦しみながら生きているのです。まるでそれが自らの贖罪であるかのように……。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

 かつて病で死を目前にした珠世は、子供の成長を見守りたいという母心につけこまれ、無惨によって鬼にされました。彼女が鬼になったのは、ひとえに子供のためだったにもかかわらず、あろうことか鬼になった彼女は自分の夫と子供を喰い殺してしまったのです。

 絶望して自暴自棄になり、多くの人間の命を奪った珠世でしたが、剣士・継国緑壱の手にかかって無惨の力が弱まった際に、その支配から抜けることができました、

珠世は無惨への復讐を誓い、鬼の体に影響を及ぼす薬の研究に勤しみ、そのなかで愈史郎の鬼化にも成功。そして、珠世の研究は、無惨との最終決戦で重要な役目を果たすことになるのです。

 本稿では、そんな悲しい過去を背負う珠世が垣間見せる、ゾクッとするシーンをご紹介します。

●その1・残酷な美しさに目が釘付け! 初登場シーン

 珠世が最初に登場するのは、浅草で無惨と炭治郎が思いがけず遭遇したシーンです。

 自分を鬼と見破って声を荒げる炭治郎を疎ましく思った無惨は、手近にいた男性を鬼化させ、そちらに炭治郎と周囲の人々の目をそらし、その間に立ち去りました。炭治郎は、鬼化した男性をなんとか助けようとしますが、それは周囲の人々や駆けつけた警察官には伝わりません。鬼化した男性による、新たな犠牲者を出したくない炭治郎に救いの手を差し伸べたのが珠世です。

 その登場は衝撃的でした。

 白く細い腕、ためらいなく刻まれた深い傷、したたる血。この残酷な美しさこそ、珠世ならではのゾクッとシーンです。

 珠世はこの血鬼術、「惑血・視覚夢幻の香」によって人々に幻惑を見せ、炭治郎と鬼化した男性、その妻を救い出しました。

 珠世との出会いは、炭治郎と禰豆子の運命も大きく変えていきます。

●その2・無惨の呪いから解放され、自分を取り戻したシーン

 戦国時代の鬼狩り(鬼殺隊)最強の剣士、継国緑壱は、あと一歩まで迫ったものの、無惨を完全に倒すことはできませんでした。しかし、無惨の力が弱まったせいで、珠世は呪いから解放され、自分を取り戻します。

 それまで無表情だった珠世は、緑壱と無惨の戦いを「前のめりにカッと目を見開」き、「きらきらと希望の光で」瞳を輝かせ見ていましたが、無惨が死ななかったことが分かると慟哭します。

 その時のセリフが、こちら。

「死ねば良かったのに!!  生き汚い男!!」

「生き汚い」。これほどまでに無惨を表す言葉はないでしょうが、珠世の無惨への恨みの深さをあらためて思い知らされ、ゾクッとします。

 そして迎えた無惨との最終決戦。珠世は、それまでとはまったく違うゾクッとする表情を見せることになります……。 

■復讐を誓う珠世は、悲しく、そして、美しい…

●その3・もてあそぶように無惨に不安を植えつけるシーン

 珠世は無惨との最終決戦で、いつものクールビューティから一転。感情をむき出しにし、知識も命もすべてを投げ出して無惨への復讐に賭けます。

 泣き、叫び、怒りや恨みをぶつける珠世は、むしろそれまでよりも生き生きとしています。じんわりいたぶるのではなく、刃のような辛辣な言葉を吐き、無惨を攻撃します。

「無駄に増やした脳みそを使って考えたらどうだ?」と。

 鬼殺隊との戦いで不安にかられている無惨をあざ笑う珠世は、冷酷で非情ですが、それでもゾクッとするほど美しく、目が離せません。 

●その4・弱った無惨に絡みつく狂気のシーン

 無惨との最終決戦も大詰め。

 珠世らの秘策のせいで、さすがの無惨も弱ってきますが、そんな無惨に珠世が恋人のように体を寄せ、微笑んで見つめるシーンがあります。

 その笑顔は勝利を確信してのものなのか? それとも、無惨が弱っているのがうれしいのか……?

 さらに珠世は無惨の頭を抱え込むと、頬を寄せ、そして、爪を深く、深く食い込ませていくのです。狂気を含んだ珠世の妖しい笑顔は、鬼の始祖である無惨ですら恐怖を覚えるほどにゾクッと美しいのでした。

* * *

 世の中には、怒りをオープンにして、わめきちらす、うるさいタイプの人もいますが、一番怒らせてはいけないのは、珠世タイプの人のような気がします……。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記

(山田晃子)

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