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【漫画】作品を描けなくなった…漫画家のスランプに“担当さん”の的確なアドバイス

マグミクス / 2021年4月25日 19時10分

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■漫画家を“生みの苦しみ”から救う縁の下の力持ち

 漫画家の将良さん(@masayosi224)が、Twitterで『漫画が描けなくなった話』という衝撃的なタイトルのエッセイ作品を公開しました。マンガ制作に行き詰まり、その後に“担当さん”とのやり取りから、復活の糸口をつかんだお話が描かれています。

 この体験記からは漫画家のリアルな焦りや創作における編集者の重要性が伝わり、大いに注目を集めました。読者からは「泣けた」「神担当や!」「こういう方がいるからこそ編集は必要なんですね」などの感想が寄せられています。

 作者の将良さんに、お話を聞きました。

ーー将良さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

 子供の頃から創作マンガをよく描いていました。それをいろいろな人に見てもらおうと個人サイトを作り、趣味マンガとして載せていたところ、出版社の方に声をかけていただいて漫画家デビューさせていただきました。

ーー今回のお話をマンガとして描いて公開したのは、どのような思いからでしょうか?

 長い間ネームを完成させることができず、ストーリーを考えては形にできない日々が続き、かなり滅入っていました。何かが間違っているという感覚はあったのですが、何をどうするべきかも分からず……。ただひたすらネタを捻り出し、それを担当さんに見ていただいたところ「ネームの内容以前に、マンガの作り方が自分に合ってないやり方をしているのでは?」と言われ、ハッとしました。

 この言葉は担当さんが長年連載を見て、私がどういうところからストーリーを作っていたかを知っていたから出た言葉だったと思います。だからこそ説得力があったし、納得しました。自分自身で今までどうやって“描きたいマンガ”を描いていたか思い出し、その“気付き”をマンガにしたいなと考えてエッセイにしました。

『思春期ビターチェンジ』全9巻(フレックスコミックス)

ーー編集者あるいは漫画家の“担当”という仕事は、なかなか外からは具体的な内容が見えづらいものであるようにも思います。今回のマンガのほかにも「担当さんがいて良かった」と実感したことは何かありますか?

 ひとりでマンガを作るとどうしても作画側の視点のみになってしまうので、俯瞰した意見を聞くのは大事だと思います。マンガ編集の方は表にはあまり出てこない職業ですが、作品の一番の理解者なので相談できるのはありがたいです。

ーー読者からの作品に対する反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

 ネームが描けないと無職、というクリエイターならではの切実さを分かってもらえてちょっとうれしかったです(笑)。だからこそ余計に焦って視野が狭くなっていたので……。皆さまの創作の手助けになれたなら光栄です!

ーー今回のマンガに登場した“担当さん”は、フレックスコミックスが運営する配信サイト「COMICポラリス」の方でした。将良さんの作品では『思春期ビターチェンジ』全9巻がありますが、そちらのご紹介もお願いいたします。

 このマンガは、それこそひとつの“物語”として入れ替わってしまった男女がどんな人生を過ごすかを描いた作品です。2019年に完結しましたが、完結したからこそ彼らの人生を覗いてみてもらえるとうれしいです!

ーーTwitterで発表される作品については、今後はどのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 日々いろいろなマンガが出て焦る気持ちもありましたが、今はとにかく自分が「見てもらいたい!」と思う作品を描いていきたいと思います。そのために今後も頑張ります。

(マグミクス編集部)

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