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『鬼滅の刃』5人の年長者たち 10代、20代の若い隊士を支える名脇役

マグミクス / 2021年5月17日 7時10分

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■鱗滝さん、爺ちゃん、煉獄父…物語を支える名脇役たち

 若者たちを鍛え、導き、使命を託す。『鬼滅の刃』の年長者は、いずれも過酷な運命を生きながら、炭治郎たちを支えます。その活躍なしには、最終話を迎えられなかったと言えるほど、重要なキャラクターの姿も。主人公たちとは一味違う渋い活躍を見せた大人たちを、5人集めました。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●鱗滝左近次

 鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)は元・水柱で竈門炭治郎、冨岡義勇の育手(師匠)。特徴的な天狗の面と数々の名言で、読者に強烈な印象を残しました。鱗滝は鬼殺隊士となる最終選別で、13人もの弟子を失っています。炭治郎への厳しい修行も、「どうか死なないでほしい」という思いの裏返しからでした。

 無事に試験から戻った炭治郎を、鱗滝は妹・禰豆子ごと抱きしめ、面からあふれるほど涙します。どれほど炭治郎を心配していたか、その思いがよく分かるシーンです。

 それ以外にも、禰豆子に人を襲わないよう暗示をかけたり、禰豆子が人を襲った場合は、炭治郎とともに腹を切るという証文を書いたり。竈門兄妹の命を助けようと、もっとも尽力した人物のひとりです。

●桑島慈悟郎

 桑島慈悟郎(くわじま・じごろう)は元・鳴柱で、我妻善逸の育手。雷親父という言葉がぴったりな存在で、善逸とは師弟を超え、家族のような絆で結ばれています。善逸に爺ちゃんと懐かれてときめいてしまうなど、その交流はほほえましいものばかり。

 しかし桑島は、弟子・獪岳(かいがく)が鬼になった責任を取り、切腹するという悲痛に満ちた最期を遂げます。善逸は彼の無念を知り、最終決戦編でボロボロになりながらも、鬼となった獪岳を倒して因縁を断ち切りました。

 満身創痍で意識を失う善逸の前に現れた桑島は、涙を流しながら「お前は儂の誇りじゃ」と、弟子へ言葉を遺します。最終決戦のなかでは比較的短いストーリーですが、死してなおつながり合う師弟の深い愛情は、読むたびに胸を締めつけられます。

●煉獄槇寿郎

 煉獄槇寿郎(れんごく・しんじゅろう)は煉獄杏寿郎の父であり、元・炎柱。しかし原作にて、彼は飲んだくれな「くそ親父」として初登場します。最愛の妻を失い、天才剣士・継国縁壱が生み出した「日の呼吸」に対して己の限界に打ちひしがれてしまった槇寿郎。その背景はなかなかにつらいものですが、彼は杏寿郎の死をきっかけに立ち直ります。

 炭治郎に「炎柱ノ書」から読み取れた日の呼吸の内容を伝え、最終決戦でお館様・産屋敷輝利哉(うぶやしき・きりや)の護衛を務めました。彼は縁壱の兄・巌勝(上弦の壱・黒死牟)のようには道を外さず、自らの使命を全うしたのです。

●ひさ

 鬼殺隊士(鬼狩り)を助ける「藤の花の家紋の家」のお婆ちゃん。ひささんは伊之助に対して、多大な影響を与えた人物のひとりです。献身的なお世話で伊之助の「ほわほわ」させ、天ぷらを大好物にしてしまいました。食べてみたい……。

 また、他人の気配に敏感な伊之助も、敵意なく近づいてくるひささんに気付くことができませんでした。この何気ないエピソードが、炭治郎が最終決戦で因縁の敵・猗窩座を倒すヒントに。ある意味、「もっとも鬼狩りに貢献した一般人」かもしれません。

●鉄井戸

 鉄井戸(てついど)は霞柱・時透無一郎の刀を打った刀匠です。作中ではすでに亡くなっており、『刀鍛冶の里編』にて、時透の回想シーンでだけ登場しました。記憶を失ったまま、血のにじむような努力で柱となった時透。鉄井戸は余命わずかな自分にとって、彼のことだけが気がかりだと言い遺します。

 時透の心情を理解していた、数少ない存在のひとりです。記憶が戻り覚醒した時透は、彼への謝罪と感謝を告げて、上弦の伍である強敵・玉壺(ぎょっこ)を圧倒します。

* * *

 炭治郎たちが前へ突き進むのを支え、ときに困難を打開する存在となった5人。彼らのエピソードを読めば読むほど、その背景をもっと深く知りたくなります。いつか、年長者たちのスピンオフも、読んでみたいものですね。

(サトートモロー)

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