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「仮面ライダー」変身ベルト玩具も50周年。衝撃的だったのはTVと連動する昭和アイテム!

マグミクス / 2021年5月16日 7時10分

「仮面ライダー」変身ベルト玩具も50周年。衝撃的だったのはTVと連動する昭和アイテム!

■昭和から平成まで…人気の高いライダー玩具

 仮面ライダー玩具の定番といえば「変身ベルト」ですが、『仮面ライダー』50周年を迎えた2021年は、最初の変身ベルト玩具である「仮面ライダー 光る回る 電動変身ベルト」が1971年に発売されてから50周年という節目でもあります。近年では、作品の放送終了から数年後に発売される、大人向けにリメイクされた「コンプリート セレクション」や「コンプリート セレクション モディフィケーション(CSM)」なども登場し、受注開始と同時に予約が殺到する様子も見られます。

 一方で、「DX(デラックス)版変身ベルト」と呼ばれる玩具は、放送期間中に発売される定番商品です。この50年の間にさまざまなタイプが発売され、平成以降ではユニークなテーマを持つライダーの登場や、作品に登場するライダーの人数が増えたことでバリエーションも豊富に。中古市場で高い注目を集める商品もあります。今回は、特に人気の高い「仮面ライダー」変身ベルト玩具を振り返ります。

●平成ライダーではベルトのアクションに変革が

 平成仮面ライダー第2作『仮面ライダーアギト』(2001年)まで、ライダーはベルト単体で変身していたのに対し、2002年『仮面ライダー龍騎』ではベルトにカードデッキを差し込むワンアクションが追加され、変身ベルトの変革期となりました。

 ベルトは共通のデザインですが、カードデッキは登場する13人の仮面ライダーでそれぞれ異なるデザインです。ちなみに、トイザらス限定で発売された「変身ベルトVバックル13ライダーセット」は、その名の通り13人分のカードデッキが箱詰めされた状態で発売。当時の子供たちにとっては夢のような商品でした。

 翌年に放送された『仮面ライダー555(ファイズ)』(2003年)では、「携帯電話型の端末に変身コードを入力→ベルトにセットする」という、よりガジェット感が強い変身ベルトが登場。ガラケー全盛期だった当時、子供でも携帯が持てるということで大ヒットしました。

●音声入力を備えたベルトも登場

 また同作で印象的だった2人目、3人目のライダーと、劇場版に登場したふたりのライダーのベルトもトイザらス限定として発売されています。3人目のライダーとして登場した「仮面ライダーデルタ」の変身ベルト玩具は、ボタンではなく「変身」と音声入力することで(実際には振動を感知して)待機音が鳴るという、劇中同様の仕様になっていたことも斬新でした。

 2006年放送の『仮面ライダーカブト』では、ベルトだけでなくブレスレットや銃型、剣型などさまざまな変身アイテムが登場したことも印象的でした。それらのアイテムは余すところなく玩具として発売されました。特に、悪役・ダークカブトの変身ベルトである「ダークカブトゼクター」は、主人公とは色違いのリデコ商品にもかかわらず人気が高い玩具のひとつです。

●TVの変身シーンに反応して動作する、衝撃の変身ベルト

 このように見ていくと、平成仮面ライダーは特徴的なギミックが際立っていますが、昭和ライダーの玩具にも、驚きのギミックを備えたアイテムがありました。1987年から放送された『仮面ライダーBLACK』では、TV放送の変身シーンと連動して、 “光って回る”ベルト玩具が登場しました。

 同作でフラッシュのように点滅する変身シーンが流れると、、TVの前で玩具のベルトがその光を感知して連動する仕組みでした。さらに『仮面ライダーBLACK RX』では、変身ポーズをとることで自動的にベルトが光って回る……という商品も登場、こちらは腕輪が電波送信の役割を果たしていたようです。

 70年代の“光って回る”だけだったギミックも、時代を経るごとに多彩なギミックに進化してきた変身ベルト。あなたにとって思い出深い変身ベルト玩具は何でしょうか?

(椎名治仁)

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