『ワンピース』で再登場してほしいキャラ5選。麦わらの一味との約束を果たせるか…？

■麦わらの一味と名勝負を繰り広げた敵キャラたち

　今年2021年1月に連載1000話を突破し、ストーリーはますます熱い盛り上がりを見せている『ONE PIECE』。これまでのルフィの冒険のなかで多くのキャラクターが登場してきましたが、どれも忘れられない魅力を放っています。

　今回はそんな魅力的なキャラのなかでも、特に「またルフィとの戦いが見たい！」「仲間との再会が見たい！」と、再登場が望まれるキャラとそのエピソードを振り返ります。

●エネル

　空島編に登場したゴロゴロの実を食べたカミナリ人間のエネル。ロギア系でも最強クラスの強さを誇り、当時の麦わらの一味を壊滅寸前まで陥れました。しかし、ルフィが電気を通さないゴム人間だったため唯一の弱点を突かれて敗北。ルフィとの戦いに敗れてからは、扉絵での短期集中連載で、念願だった月へ向かい謎の古代都市ビルカを探検する様子が描かれています。

　ネット上では、作中でシルエットの描写があるたびに「もしかしてエネルなのでは」と騒がれるほど、再登場が期待される作中屈指の人気キャラです。

●ギン

　麦わらの一味の料理人サンジが仲間に加わった海上レストランバラティエ編で登場した敵キャラ・ギンは、「鬼人」の異名を持ち、トンファーのような武器を使って戦う戦闘シーンはファンの記憶にも残っていることでしょう。

　血も涙もない性格の船長クリークとは違い、義理堅い一面も持つギンはファンからも再登場が期待されています。麦わらの一味と別れる際には、「偉大なる航路で」「また会おう」というセリフを残して去っていきました。今後、冒険のなかでサンジと再会するシーンが描かれるかも……？ と、期待が高まります。

●ウルージ

　最悪の世代にも数えられる破戒僧海賊団の船長・ウルージは、シャボンディ諸島編で初登場し、賞金額はルーキー11名のなかで1番低いものの、鉛筆という巨大な武器を用いてパシフィスト2体を相手にするなど戦闘能力の高さを見せつけました。

　その後、ホールケーキアイランド編でビッグマム海賊団の最高幹部であったシャーロット・スナックを撃破する場面が描かれましたが、たった数コマだけの登場で、今のところ能力者なのかどうかさえ分かっていません。

　ルフィたちと戦っているシーンは描かれていないものの、ネットではウルージファンが「ウルジスト」と呼ばれるほどの人気。今後のウルージさんの再登場と活躍に期待したいです。

■ネット上でも再登場が期待視されるキャラ

●Mr.2ボン・クレー

　ボン・クレーはアラバスタ編でバロックワークス幹部として初登場し、麦わらの一味との戦いのなかで友情を抱き、ルフィたちがアラバスタで海軍から追われた際に、囮となって助けました。

　その後、ルフィがエースを助けるためにインペルダウンへと潜入した際に、投獄されていたボン・クレーと再会。インペルダウン脱獄を成功させるため、マネマネの実の力を利用して再び囮となり、ひとりインペルダウンに残ることを決意。看守長マゼランに化けることでルフィたち命がけで助けた人物です。

　作中では看守長マゼランに倒されたかのように思われたボン・クレーですが、その後原作扉絵のなかで描かれたことで、実はまだ生きていたことが判明。再び、ルフィと再会して活躍する展開があるかも……？ と、期待がふくらみます。

●ラブーン

　偉大なる航路の入口であるリバースマウンテンの出口「双子岬」に棲むアイランドクジラという種類の巨大なクジラ・ラブーン。ルフィたち麦わら海賊団が偉大なる航路へと入った際に出会いますが、ラブーンは「必ず帰ってくる」と約束した海賊たちの帰還を50年以上たった今でも双子岬で待ち続けていると、岬に住む医師クロッカスから伝えられます。

　その後、スリラーバーク編で出会ったブルックが実はラブーンの待っていた海賊だったことが判明。麦わらの一味に入り、ラブーンとの約束を果たすため冒険を続けています。ブルックの夢である、ラブーンとの「感動の再会」をぜひ見たいものです。

（井上椋太）