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後世に語り継ぎたい『FE聖戦』の名言3選 声に出して言いたくなる「固い、強い、おそい!」

マグミクス / 2021年5月27日 16時40分

後世に語り継ぎたい『FE聖戦』の名言3選 声に出して言いたくなる「固い、強い、おそい!」

■「FE」シリーズ屈指の名作に眠る名言とは

 2021年5月26日(水)、定額制サービス「Nintendo Switch Online」のラインナップに『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』(以下、聖戦の系譜)が加わりました。『聖戦の系譜』と言えば、1996年5月14日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された「ファイアーエムブレム」(以下、FE)シリーズ4作目。親子2世代にわたって展開する重厚なシナリオや「結婚システム」などの新機能がプレイヤーに衝撃を与え、誕生から25年を迎えた今もなお、紛れもない名作として根強く支持されています。

 この記事では『聖戦の系譜』の登場キャラクターが発した”忘れられない名言”を筆者の独断で3つピックアップ。発言時のシチュエーションを交えてご紹介します。

●「固い、強い、おそい!」(アレク&アーダン)

 最初に取り上げるのは、「固い、強い、おそい!」。序章「聖騎士誕生」の会話パートにて、主人公「シグルド」の仲間である「アレク」が同僚の「アーダン」に言い放ったひと言です。アーダンはソードアーマー(初期クラス)として高い防御力を誇る反面、面積の広いフィールドマップを進軍するのは苦手。”眉なし・短髪の大男”というインパクト抜群の顔グラフィックも合わさり、美男美女が勢ぞろいの『聖戦の系譜』において少なからず異彩を放っています。

 上記のセリフは、そんなアーダンの強みをアレク(緑髪の美形)なりに評したもの。対するアーダンは「固い、強いってのはいいけど、おそいってのは気にいらない」とやや不満気味に返しますが、シグルドから「城の守りを任せられるのはおまえだけだ」と要請され、仲間と一緒に出陣するのではなく、城の防衛に徹することを決心します。

 思わず口に出して言いたくなるリズミカルな名言(発言者はアレク)と個性的な風貌のおかげか、一定以上の人気を獲得しているアーダン。その影響力は健在で、スマートフォンアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』の英雄総選挙(人気キャラ投票)の『聖戦の系譜』枠にて3番人気をマークしています。

●「そうだ、きみがほしい」(シグルド&ブリギッド)

 続いては第三章「獅子王エルトシャン」より、「そうだ、きみがほしい」。シグルドがオーガヒル海賊団の女頭首「ブリギッド」に向けて発したセリフですが、初見だとナンパ男の口説き文句にしか思えません。しかし本編を遊んだことがある方ならご存知の通り、こちらは”シグルドがブリギッドを自軍へ迎え入れるための勧誘シーン”なのです。

 ブリギッドは相手がシグルドだと分かるやいなや、「殺すのなら殺せ」と自身にトドメを刺すよう迫ります。一方のシグルドはその願いを、笑みを交えてきっぱりと拒否。「なにか思い違いをしているようだな。私はきみを迎えに来たのだ」と手を差し伸べ、ダメ押しと言わんばかりに上記のフレーズを投下。さすがのブリギッドもこのセリフに面を食らいますが、「シグルド公子…変わった人だ…」と言いつつ、最終的にはシグルドの軍勢に参加。以降は海賊の頭首ではなく、限られた血筋のみが扱える聖弓「イチイバル」を携え、心強い味方としてシグルドらと共に戦ってくれます。

 ここまで掘り下げると、初対面の女性に向けた衝撃発言の輪郭がハッキリすることでしょう。とはいえ、きっと大勢のプレイヤーが「いきなりそんなこと言う?」とブリギッドと同様に面を食らったのも容易に想像できます(かくいう筆者もそのひとり)。そうした意味でも、正義感あふれるシグルドのポンコツっぷりが伺える貴重なシーンなのかもしれません。

●「トラバント、やっとめぐり会えた…」(リーフ&トラバント)

 最後は第九章「誰がために」にて、「リーフ」が宿敵「トラバント」へ言い放ったセリフ。冒頭で述べた通り、本作のストーリーは前半(親世代)と後半(子世代)に大きく分けわれており、親の使命を受け継いだ子供たちが時を経て戦乱に身を投じる……という具合に進行します。もちろんリーフも例外ではなく、敵軍の将として現れたトラバントに燃えたぎる敵意を向けている様子が克明に描かれています。

 ストーリーの根幹に関わるため詳細は割愛させていただきますが、「やっとめぐり会えた…」という発言は、”好意を持っている相手にやっと出会えた”という意味ではありません。むしろその逆で、”本来ならば一緒の空間にいるのも嫌で仕方ないが、親世代の悲劇に終止符を討つべく、どうしても自らの手で打ち取る必要がある”という決意の現れと言えるでしょう。このリーフとトラバントの掛け合いには、『聖戦の系譜』に込められた戦争の悲壮感、そして親世代の無念を晴らさんと立ち上がる子世代の強き意志が凝縮されているように思われます。

 今回は筆者の体験をもとに3つの名言を取り上げましたが、『聖戦の系譜』にはまだまだ注目すべき名セリフがたくさん登場します。現在はダウンロード版や定額制サービスの特典などプレイ環境も充実しているので、気になった方はこの機会に手にとってプレイしてみると良いかもしれませんね。

(龍田優貴)

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