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主人公が不人気はあるある? 「ジャンプ」人気投票で“ちゃんと”1位を獲得した男

マグミクス / 2021年6月12日 7時10分

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■主人公より他キャラクターの方が人気…この「あるある」を打破するキャラは?

 マンガは主人公が一番人気とは限りません。
 
『鬼滅の刃』の主人公は竈門炭治郎ですが、「第二回『鬼滅の刃』キャラクター人気投票」で1位を獲得したのは“ヘタレキャラ”でおなじみの我妻善逸でした。では主人公の炭治郎はというと、この時のランキングでは4位。得票数でいえば善逸にダブルスコアに近い差をつけられています。とはいえ、これは炭治郎が不人気というわけではなく、善逸の魅力にみんなが気付いたと考えた方がいいかもしれません。(実際、第一回では炭治郎が1位でした)

 こうした傾向は何も『鬼滅の刃』に限った話ではないのです。少年マンガにおいて「主人公以外のキャラの人気が高くなってしまう」ということは今や「あるある」となっています。では人気投票でも1位人気を維持し続ける主人公などいるのでしょうか? 具体的な作品を挙げながら検証していきたいと思います。
 

●『NARUTO』『HUNTER×HUNTER』主人公が1位を維持し続けることの難しさ…

 例えば『NARUTO -ナルト-』(著:岸本斉史)の主人公うずまきナルトは第1回人気投票で2位。首位は、うちはサスケでした。しかし第2回では見事にナルトが首位を奪還。ところが無常にして第3回では担任はたけカカシにその座を明け渡すことになります。結局、6回行われた人気投票のなかで最多得票キャラはカカシ先生でした。

『HUNTER×HUNTER』(著:冨樫義博)もこれまでに3回人気投票が公式で行われましたが主人公のゴンは首位ではなく、1位はずっとキルアでした。『ボボボーボ・ボーボボ』(著:澤井啓夫)も“実際”に行われた人気投票において主人公ボーボボは首位ではありません。第3回においては6位という結果に。1位の座に君臨し続けたのは首領パッチの野郎でした。これに関しては、ボーボボというキャラが「主人公」ではなく「世界観」そのものという役割を果たしていたため、その隣で懸命に生きる首領パッチに票が集まったのではと思われます。

●『BLEACH』一護の大奮闘! 『呪術廻戦』の虎杖は…?

『BLEACH』(著:久保帯人)の黒崎一護は素晴らしい奮闘ぶりでした。彼こそ、第1回、第2回、第3回と人気投票で見事3連覇を成し遂げた人気主人公なのです。ところが第4回では、日番谷冬獅郎に首位を明け渡すことに。長期連載のなかで続々と登場する魅力的なキャラを前にここまでよく善戦してくれたと思わず労をねぎらいたくなります。

 では『呪術廻戦』(著:芥見下々)はどうでしょうか。第1回人気投票では見事、主人公・虎杖悠仁が1位を獲得しましたが、ジャンプフェスタ2019限定の人気投票では五条悟が1位でした。伏黒、釘崎、ナナミン、“名優”ぞろいの『呪術』では得票にばらつきが生じるのも無理はありません。そして2021年6月21日まで第2回人気投票が開催されています。果たして虎杖が1位を維持し続けてくれるのか……要注目です。

●「あるある」を打破した絶対王者は…あの男!

 いかに主人公が人気1位を維持することが難しいかがよくわかりました。『ドラゴンボール』(著:鳥山明)の孫悟空ですら、一度、息子の孫御飯に譲っているのです。

 そんななか、あの男がこの「あるある」を打ち砕いてくれていました。そう、『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)の主人公・ルフィです。これまでジャンプ本誌の人気投票では全て1位を獲得。また2021年1月に行われた「第1回 ONE PIECEキャラクター世界人気投票」でも堂々の首位! 世界で今、最も愛されている主人公と言えるでしょう。

 ここまで主にジャンプ作品の主人公の人気投票の順位を概観してきましたが、「主人公以外のキャラの人気が高くなってしまう」というあるあるは、それだけ新たな展開が盛り上りを見せていることを意味します。もしこの先、ルフィが1位でなくなるなんてことがあれば、それはルフィの人気が落ちたわけではなく、きっととんでもない展開が起こった時、なのでしょう。

(片野)

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