1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

40代コロコロ中年、バッテリーの進化で子供時代の悩みを思い出す。大人のRCカーライフ(8)

マグミクス / 2021年6月12日 15時10分

写真

■延々とRCカーを走らせることができる喜び

 人生で二度目となる、タミヤのRCカー「ホットショット」との日々も、衝動買いから半年以上となりました。より高性能なリポバッテリーを購入し、さらにベアリングを換装したのでコースに行って試運転……と思いきや、雨に次ぐ雨。

 筆者の愛車「ホットショット」はオフロードマシンなので室内コースでは走らせることはできません。なかなかタイミングが合わず、せっかく組んだマシンをテストすることすらできませんでしたが、どうにか仕事を開けられる日と好天が重なり、車を走らせコースへと向かいました。今年2021年の5月は、雨が多すぎましたね。

 今回も、向かったのは「新北総サーキット」。到着したら早速走らせて……と言いたいところですが、実はホットショットは現行のオンロードマシンよりもひと回り大きいため、タイヤとバンパーを外さなければ通常使われているRCカーバッグに入らないという問題点があります。

 次の改善点はここでしょうが、それはとりあえず置いておき、ホットショットを組み立てながらサーキットのオーナーさんにリポバッテリーの使い方をレクチャーしてもらいます。

 筆者が購入したリポバッテリーの容量は3000mAh。充電器側でバッテリーに送り込む電力を調整して急速充電することもできるのですが、3000mAhなら3アンペアずつ送り込むのが基本とのこと。充電器の使い方を教えてもらい、実際に充電をしてみたのですが……とにかく早いです。フル充電までわずか26分というスピードでした。

 そして実際にコースで走らせてみると、それまで使っていたニッカドバッテリーとはまるでパワーが違います。しかもバッテリーが持つ時間も圧倒的に長く、40分以上走らせることができました。つまり、2本のリポバッテリーを用意して交互に使い続ければ、延々とドライビングを楽しめるのです。

 子供のころを思い返せば、友だちと連れ立ってラジコンで遊んでいても、10分もしないうちにバッテリーが切れてしまい、そのあとはファミコンで遊ぶ……というパターンが多かった気がします。バッテリーの持続時間の短さは、何本もバッテリーを揃えられない子供たちにとっては悩ましい問題で、筆者が小学生のころのラジコンブームが持続しなかった原因のひとつにも思えます。

■リポバッテリーの持ち込みに必要な「収納バッグ」

リポバッテリー(左)の充電時や保管に必要となる収納バッグ(右)。万が一の発火を想定して耐火性能を備える製品が多い

 ただ、このリポバッテリーは少々扱いが難しく、オーナーさんの話によると、発火の危険があるのでリポバッテリーを保存するために耐火金庫を使っている方もいるそうです。そこまでする人は多くはないそうですが、リポバッテリーを保管するためのバッグを使っていないと、コースによっては注意されることもあるそうです。

……というわけで、オーナーさんがバッグを譲ってくださいました(平伏)。正直ラジコンをやっていると次から次へと必要なものが出てくるので、大変助かりました。

 そうこうするうちにリポバッテリーのレクチャーは終了し、いざ実践です。

 速い! 前回とはまるで別物です。

 以前使っていたニッカドバッテリーとはパワーがまるで違います。スピードもさることながら、うっかりコースアウトした際に草に絡まることなく簡単にコースに復帰できます。いやコースアウトするなというツッコミはご勘弁を。パワーが上がったこともあり、なかなかコントロールが効かないのです。

 それでも、ずっと走らせ続けることができるというのは大分ありがたい話です。子供のころはなかなか練習もできませんでしたが、バッテリー残量を気にしなくていいので練習し放題です。みるみるうちに……とまでは言えませんが、徐々に思い通りに動かせるようになっていきます。

 子供のころに練習していたアウト・イン・アウトの感覚をようやく思い出すことができましたし、その他いろいろと試したい動きも思う存分試すことができました。もしかしたら、子供時代よりも上手くなったかもしれません。オーナーさんからも「だいぶ良くなった」と、お褒めの言葉をいただけたので、そろそろ誰かと一緒に走る機会を作ってもいいかもしれません。

 ただ、その前にやるべきことができてしまいました。ある日突然、筆者の家に思いもよらない荷物が届いたのです。注文した覚えはないのですが、購入履歴を見てみたら、確かに購入していました。

 酔っ払いにAmazon。
 極めて危険な組み合わせなので、皆さんは気をつけてくださいね?

※リポバッテリー(リチウムイオンポリマー電池)の取り扱いについては、東京消防庁や東京都消費生活総合センターなどで注意喚起がなされています。ご使用にあたっては、必ず取扱説明書の注意事項をよく読んで、誤った方法で使用しないようご注意下さい。

(ライター 早川清一朗)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください