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いま中古で「Wii」を買うのはあり?なし? あえて”過去ハード”を買うメリットは

マグミクス / 2021年6月21日 17時10分

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■現行ハードだけじゃない? 過去ハードの需要も存在

『あつまれ どうぶつの森』のリリースとほぼ同タイミングで品薄騒動に発展したニンテンドーSwitch(以下、Switch)や、製造過程におけるパーツ不足で2021年6月現在も大部分が抽選販売となっているPlayStation5……昨年から続く新型コロナウイルスの影響により、自宅で楽しめる家庭用ゲーム機の需要は依然として高いようです。

 一方、これらの最新ハードだけでなく、過去ハードの需要も少なくないことをご存知でしょうか。「巣ごもり需要」の増加もありますが、「リマスター版や移植版が発売されていないソフトを遊ぶ手段」というのも理由のひとつ。そして中古品に限り、「本体&ソフトを安価で揃えられる」(プレミア商品を除く)のも要因として考えられます。

 今回は、Switchより2世代前の家庭用ゲーム機「Wii」に着目し、今からあえてWiiを買い揃えるメリットやWiiでしか遊べない名作、購入時に気をつけたいポイントなどをご紹介します。

■Wiiとゲームキューブ、両方のソフトを1台で楽しめる

 第一線をしりぞいた過去ハード(今回はWii)を中古で買う最大のメリット、それは「過去ハードでしか遊べないソフトが楽しめる」ことです。昨今は過去ハードで発売されたソフトの移植版およびリマスター版が各メーカーより発売されているものの、全てのソフトがそうとは限りません。なかにはクオリティが高いのに、諸々の事情でリメイクされず、後続ハードへ移植の予定もないソフトもたくさん存在します。

 具体例を挙げるなら、任天堂が誇るシミュレーションRPGシリーズ「ファイアーエムブレム」より、『ファイアーエムブレム 暁の女神』。また「ドラゴンクエスト」シリーズにおいて、Wiiリモコンを使って直感的に剣を振るう移植作『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』、そして「ペルソナ」シリーズの制作会社であるアトラスが手掛けた医療アクションゲーム『カドゥケウスZ 2つの超執刀』、『カドゥケウス NEW BLOOD』も個人的に外せない名作です。

 こうした”Wiiでしかプレイできない名作”を今から楽しみたいなら、やはりWii本体を入手するほかに方法はないでしょう(すでに本体を所有している場合を除く)。

 試しに、オークションサイトやフリマサービスで出品されているWiiの平均相場を見てみると、本体のみで約2000~3000円(2021年6月時点)。ソフトとセットの場合でも、5000~7000円ほどあれば一式手に入ります。

 本体と一緒にいくつかソフトも欲しい場合は「本体+ソフト」、ソフトは持っているけれど手持ちの本体が動かない場合は「本体のみ」……などなど、シチュエーションに応じて買い揃えるのがベスト。その際、付属品(Wiiリモコン・ACアダプター・AVケーブル等)がしっかり揃っているものをチェックしておくと良いでしょう。

 ちなみに、Wiiはゲームキューブ(Wiiの前世代ハード)と互換性があるため、1台でハード2種類分のソフトが遊べます。

■Wiiショッピングチャンネルは既にサービス終了

現時点ではWiiでしか遊べないソフトのひとつ、『ファイアーエムブレム 暁の女神 - Wii』(任天堂/インテリジェントシステムズ)

 一方、中古のWiiを購入するにあたって、気をつけておくべきポイントもあります。

 2006年12月からWii向けに提供されていたダウンロード販売プラットフォーム「Wiiショッピングチャンネル」は、残念ながら2019年1月末に終了しています。そのため、Wiiウェア(Wii専用ダウンロードソフト)、および過去の名作をWii向けに移植した「バーチャルコンソール」は、今から本体を入手したとしてもダウンロード(購入)できません。

 そのため、バーチャルコンソールのソフトでも遊びたいのであれば、2021年6月時点もショッピングチャンネルが継続中の「Wii U」か、もしくは定額制サービス「Nintendo Switch Online」でファミコン&スーパーファミコンの名作がプレイできるSwitchが候補として挙がります。

■映像出力時に変換アダプターが必要な場合も

 また、WiiはAV端子・S端子・D端子などに対応しているものの、HDMI端子には対応していません。そのため、WiiとモニターをHDMIで接続したい場合は、映像出力を変換しなければいけません。

 といっても方法は比較的シンプル。HDMI出力用のアダプターを用意し、Wii本体に取りつければOKです。このあたりは本体の購入前に手持ちのモニターをチェックしつつ、対応している端子と映像出力の種類をあらかじめ選んでおくのが良さそうです。

「最新ハードも気になるけど、昔ハマったゲームソフトを久しぶりに遊んでみたい」、「入手手段が限られているけれど、過去ハード向けに発売された名作を触っておきたい」といった経験のある方は、意外と多いのではないでしょうか。必ずしも過去ハードを揃える必要性はありませんが、筆者としてはWiiを今から買い揃えるのも十分あり。そうでなくとも、興味のある方は中古市場の相場を確認するだけでも面白い発見があると思います。

(龍田優貴)

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