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【漫画】古代ローマの鎧で登校する生徒に専門用語で突っ込む教師…シュールすぎる!

マグミクス / 2021年6月22日 19時10分

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■難しい用語を知っていても知らなくても楽しめる

 Twitterでは“st横丁()”の名義で活動している佐藤横丁さん(@yoko_cho)。なぜか古代ローマの鎧を着て登校する男子生徒を描いた『ローマに居ては何とかかんとか』という作品を公開しています。

 ツイートには「一般的な日本の高校の普通の男子生徒の平凡な日常を描いた」との紹介文が添えられていますが、その言葉とは裏腹にあまりにもぶっ飛んだ世界観。読者からは「どこから突っ込めばいいのか……」「シリーズ化して続けたら人気出そう」といった感想が寄せられています。

 作者の佐藤横丁さんに、お話を聞きました。

ーー佐藤横丁さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 昔からマンガが好きで、いろいろと読んでいるうちに自分でも描きたくなっていつの間にか自然と描き始め、何だかんだで今に至っているといったところでしょうか。

ーー今回の作品のアイデアは、どのように生まれましたか? 世界史や古代ローマがお好きなのでしょうか?

 歴史は全般的に学生の頃から好きで、今でも趣味であれこれ調べたり学んだりしています。そうしてさまざまな知識を雑学的に得ていくなかで、何となく付随的に生まれてきたアイデアのひとつです。

ーー今回の作品に登場したような知識は、どこから得られるのでしょう?

 知識たりうる情報は至る所に転がっているものですが、それを“知識”として得るために必要なのは、とにかく興味を持つことと調べること、学ぶことだと思います。今は浅く広くであればネットですぐに調べられる時代ですし、とりあえず興味を持ったらなるべくその関心が薄れないうちに、短い時間でもさっと調べてみることを習慣付けるといいと思います。

 同時に、どんな分野においても“学ぶ”うえでは、そうしてすぐ得られる知識はあくまで入り口的なものとして、そこからさらに本や専門家のお話・研究などにも触れ、さらには自分なりに考えることなども交えて掘り下げていくのも大事だろうなとも思います。

 とは言え、いきなりそこまで堅苦しく考えずとも、まずは“興味を持つ”ことや“何となく触れてみる”こと自体を楽しめたらいいのではないかなとも思うので、そういう意味で今回のような小ネタマンガもそのきっかけのひとつにでもなってくれたらいいなと願っております。

 でも、正直描いている最中はここまでは特に深く考えてなかった気もします。

全編を通してマニアックな専門用語だらけ(佐藤横丁さん提供)

ーー装備を描く際に、難しかったことやこだわったポイントなどはありますか?

 難しかったというより一番迷ったのが鎧でしょうか……。板金鎧であるロリカ・セグメンタタや鎖帷子であるロリカ・ハマタのほうが当時は一般的だったようなのですが、“古代ローマの軍装をわざわざ再現している現代の高校生”というテーマに沿って考えた末に、あえてあまり普及していたとは言い難かったとされる鱗鎧であるロリカ・スクアマタを選びました。

 ただ、古代ローマとひと口に言っても長い歴史があり領土も広大で、軍装の詳細も当然その時代や地域ごとに違いがあるものですが、ギャグとしてその辺をあえてぼかし、いつ頃のものなのかを曖昧にすることでも現代の高校生が好きに再現している風を出せていたらいいなあと、そんなことも考えていた次第です。

 とは言え、描写に関しては技術や知識不足などもあって、完全とは到底言い難い出来だったかなとは思います。あと、そこまで細かい設定を最初から厳密に考えていたわけではなく、上記の理由は半分で、もう半分は趣味と描きやすさだったというのも正直と言えば正直な話ではあります。

ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

 具体的なお声というより反応全般に対しての印象の話になりますけども、なるべく用語が分からなくても通じるネタにしようとはしましたが、正直なところ人を選ぶネタではあるかなと思っておりました。そんななかでお詳しい方はもとより、分からないけど楽しめたというお声も多く、思った以上にたくさんの方に見ていただけたのが大変印象的でうれしかったです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 やはりTwitterという媒体の性質上、短めのものが多くなってしまうかなとは思います。単発の小ネタマンガもいいですが、ひとつずつの話同士が微妙につながっていて少しずつ作中の世界を広げていけるようなものも面白いかなと思っています。もちろん、長編も少しやり方を考えつつやってみたいです。とどのつまりその時の思い付き次第ですが、ほかの媒体でも活動しておりますので、そちらも踏まえていろいろな思い付きを試してみたいですね。

(マグミクス編集部)

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