アニメ『シャーマンキング』13話、宿敵・ハオの野望と500年前の行為の真相とは
マグミクス / 2021年6月25日 7時10分
■ついにハオが登場! 彼の目的とは……!?
2021年6月24日(木)に放送されたTVアニメ『シャーマンキング』第13話では、ついに宿敵となるハオが葉たちの前に登場し、彼にまつわる500年前の出来事までが一気に明かされました。今回でハオの目的と、そのための行動がある程度はっきりしてきましたね。一度それらを整理しておこうと思います。
ハオの目的は、シャーマンキングダムの建国です。普通の人間がいずれこの星を滅ぼしてしまうと確信したハオは、選りすぐりのシャーマンを集めて人間を滅ぼし、シャーマンの王国を作ろうとしていたわけです。
そのための準備として、彼はパッチ族だけが持つ五大精霊のひとつ「スピリット・オブ・ファイア」(S. O. F)を手に入れようとし、500年前にパッチ族として転生、まんまと成功させました。
ただ、肝心の建国の野望は失敗しました。前回のシャーマンファイトで優勝できなかったのでしょう。その後ハオがどうしたか定かではありませんが、恐らくは500年間、じっと時を待っていたのではないかと考えられます。
リリララによれば、ハオは「18万の月ののち、再び蘇る」と語ったとされています。18万日後……つまり500年後です。ただ筆者は、その間もハオが転生を繰り返した可能性を捨てきれていません。以前「生まれ持った巫力を高めるには一度死ぬしかない」ということを葉明が語ったのを覚えていますか? それなら死んで転生を繰り返せば巫力は上がっていくはずなので、ハオが500年間ただ魂のままさまよっているだろうか? と思ったからです。
しかし一方で、ハオはそうやってコツコツ頑張って生きるタイプではなさそうですよね? 転生を繰り返して巫力を高めることは、彼にとって「ちっちぇ」ことかもしれません。皆さんはどう思いますか?
ところで、今回は大きなミスリードがありました。そこは理解できたでしょうか?
セノミア族の伝承歌『滅びの歌』に、パッチ族が悪魔として歌われているという部分と、パッチ族がシャーマンキングダムの建国を目論んでいた……という部分です。
リリララはパッチ族が「シャーマンキングになれる」というエサで腕利きのシャーマンを募り、シャーマンキングダム建国に協力しなければ殺す……と信じていたようですが、彼女はもちろん、滅びの歌を作った古代のセノミア族も、パッチ族のことを誤解していたということがわかります。最後にハオがリリララに語った言葉で、それが決定的になります。このことは押さえておきたいポイントですね。
■ハオが500年前に起こした出来事にまつわる疑問
突然姿を現したハオに、葉たちは驚きを隠せない。アニメ『シャーマンキング』13話より
ただ、ここでいくつかの疑問は生まれます。なぜセノミア族はパッチ族全体を悪魔と勘違いしたのか? なぜパッチ族はハオを放っておくのか? ……です。
最初の疑問ですが、ハオが殺したのはセノミアの4戦士だけではなく、セノミア族の男(戦士)全員だったのではないでしょうか? 4戦士を殺したあと、反乱分子を放置できないと考えたハオは村を強襲し、戦える者達を全員滅ぼした……。魂まで焼き尽くせばビジョンの共有もなにも、犠牲者の霊が存在しません。
こうしてハオに逆らう力を奪われてしまうと、真相を知ろうにもどうしようもありませんから、わずかに残された非力な村人は誤解したままパッチ族への恨みを語り継ぎ、その野望を阻止するためリリララのような使者を町に置くぐらいしかできなかったのではないでしょうか? 4戦士を殺されただけでここまで恨みが持続するというのは、筆者には考えづらいのです。
「SHAMAN KING CHARACTER BOOK 原色魂図鑑」(講談社)でも、「セノミア族は500年前に歴史から姿を消した」「リリララはわずかに残ったセノミア族のひとり」と記されています。なお村は人里離れたところにあって、使者(今はリリララ)だけが町に住んでいるのではないかと仮定しました。
次の疑問、「パッチ族がハオを放っておく理由」ですが……。これはパッチ族が中立を保っているからというのが結論だと思います。
ハオによってS. O.Fを奪われたとしても、それはパッチ族のプライベートな問題であって、シャーマンファイトとは関係がありません。パッチ族が「葉が気に入ったから優遇しよう」などとするわけがないのと同じで、自分たちの勝手な都合でハオに手を出してしまったら、審判としての公平さが失われてしまうわけですね。
もっとも、「そもそもどうしてパッチ族がシャーマンファイトを開催したのか?」自体が今のところ謎なので、彼等が勝手な都合で行動して良いのか悪いのかも詳細はわかりません。これらは葉たちが第一試練を乗り越え、無事にパッチの村にたどり着けば、見えてくるのかもしれませんね。
原作をご存じの方もそうでない方も、これから先の展開を楽しんでいきましょう!
それでは今回はこの辺で。また次回よろしくお願いします!
(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京
(タシロハヤト)
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