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「次にくるマンガ大賞2021」おすすめ3選・アクション作品が豊作!【Webマンガ部門】

マグミクス / 2021年6月30日 14時40分

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■まさかの設定に脱帽! おすすめアクション作品3選

 2021年6月18日より、Web上で投票を受け付けている「次にくるマンガ大賞」。そのWebマンガ部門では、約3600ものエントリー作品のなかから、60作品がノミネートされています。数あるノミネート作品のなかから、おすすめのアクション作品を3つご紹介します。SNSでも「次というかもう充分きてる」「毎週めちゃめちゃ楽しみ」と評判です。

●『怪獣8号』(著:松本直也/集英社)

『怪獣8号』は、怪獣に日々襲われる日本を舞台にしたバトルマンガです。マンガアプリ「少年ジャンプ+」では、史上最速で閲覧数3000万を突破。怪獣になってしまった主人公・日比野カフカ(ひびの・かふか)と、その幼なじみであり防衛隊員の亜白ミナ(あしろ・みな)の、葛藤や行く末を描いています。怪獣が天災のように扱われ、その排除や後始末が組織化された斬新な設定と、熱い展開が人気を呼んでいます。

【あらすじ】
「怪獣大国」と呼ばれる日本は、世界でも屈指の怪獣発生率を誇っていました。街を襲う怪獣たちを討伐する防衛隊は、日本のヒーロー。なかでも、第3部隊の隊長である亜白は数百の怪獣を討伐し、屈指の人気を誇っていました。一方、幼なじみの日比野は防衛隊になる夢を諦め、怪獣専門清掃業者に。そんなある日、怪獣に襲われた日比野は後輩の市川レノ(いちかわ・れの)をかばい、なんとか生き延びたものの入院します。夢を思い出した日比野はもう一度防衛隊員を目指そうとしますが、謎の生物を飲み込んだことで「怪獣8号」になってしまいーー?

「怪獣」という非日常の存在を日常的に登場させ、それに合わせて変化した日本社会を描いた本作。防衛隊員が自衛隊のような職業として存在していたり、怪獣の強さが「フォルティチュード」で表現されたりと、現実的な設定に引き込まれます。出世した幼なじみを今の自分と比べたり、「好きなもん食えてる」と言いながら食事はカップラーメンとビールだったり。日比野の心境は飾られることなく描かれ、共感しやすいのもポイントです。こうしてそれぞれの登場人物の心理を丁寧に描きつつも、それをぶち壊すような「主人公が怪獣になる」という超展開に、驚いた方も少なくないのでは。1話の展開を知っていても、ぜひ一度読んでいただきたい作品です。

●『ダンダダン』(著:龍幸伸/集英社)

『ダンダダン』は、『チェンソーマン』や『ファイアパンチ』のメインアシスタントとして活躍してきた、龍幸伸さんの作品です。“巨弾オカルティック怪奇バトル”と称される本作は、幽霊を信じない少年・高倉健(たかくら・けん)と、宇宙人を信じない少女・綾瀬桃(あやせ・もも)が、圧倒的怪異に出会うことから始まります。第1話から3話連続で100万PVを達成した人気作品で、その情報の濃さやずば抜けた画力に評価が集まっています。

【あらすじ】
 霊媒師を祖母に持つ綾瀬は、ある日オカルト好きのオタク・高倉に話しかけられます。幽霊を信じる綾瀬と、宇宙人を信じる高倉は、そりが合わず早速ケンカ。「幽霊がいるかどうか」で勝負することになったふたりは、真偽を確かめるために心霊スポットへ向かいます。二手に分かれた綾瀬と高倉は、なんとそれぞれ別の怪異に遭遇。綾瀬は「セルポ星人」と名乗る怪異に手足を縛られ、「生殖機能を取り戻すため」と処女を狙われてーー?

 幽霊に宇宙人、念力と、オカルト要素が満載の本作。感情のないセルボ星人の不気味さや、高倉が呪われた「ターボババア」の迫力を、圧倒的な画力で描き出しています。その迫力はアクションシーンにも表れており、怪異と綾瀬の躍動感あふれるバトルシーンは必見です。呪われてしまった高倉を助ける日々が始まる……かと思いきや、同時に運命の恋が動き出す予感も。要素てんこ盛りなのにグイグイ読めてしまう、完成度の高い作品です。

●『忍者と極道』(著:近藤信輔/講談社)

『忍者と極道』は、忍者と極道の血みどろの対決を描くアクションマンガです。「このマンガがすごい!2021」のオトコ編でも、8位にランクイン。極道の裏組長と高校生忍者が表では意気投合しつつ、裏では「宿敵」として容赦ない戦いを繰り広げます。人間を超越したド迫力のバトルシーンと、裏社会の男たちの孤独な生きざまがありありと描かれ、荒々しくも書き込まれた作画が独特の風格を生んでいます。

【あらすじ】
 舞台は2020年の東京。丸の内で偶然出会ったエリートサラリーマン・輝村極道(きむら・きわみ)と、笑わない高校生・多仲忍者(たなか・しのぶ)は、アニメ『フラッシュ☆プリンセス』のファン。意気投合したふたりでしたが、輝村の正体は極道の裏組長で、多仲の正体は忍者。古くから殺し合ってきた宿敵同士だったのです。何方(どちら)が生存(いき)るか、死滅(くたば)るかーー。300年にわたる戦いの火ぶたが、今再び切って落とされます。

 とあるトラウマから笑えなくなった忍者・多仲と、エリートサラリーマンのかたわらで組を牛耳る輝村。普段は温厚なふたりですが、戦いが始まるとゾッとするほどの強さを発揮します。バトルシーンでは、首が飛んだり弾丸が頭を貫通したりとスプラッタ的表現も多く、裏社会の残酷な命のやり取りがリアルに描かれています。「真実(まじ)」「悪事(わるさ)」など、独特の言葉回しにも注目。孤独な漢たちのハードボイルドな生きざまに、思わず息を飲む作品です。

* * *

「次にくるマンガ大賞」の公式Webサイトでは、上記作品を含めたノミネート作品を試し読みできます。投票期間は7月2日(金)11:00までですので、気になる方は試し読みしてはいかがでしょうか。

(新美友那)

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