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「オキドキ」「ケツカラビーム」マリオたちの空耳 本当はなんと言っているのか?

マグミクス / 2021年8月2日 11時50分

「オキドキ」「ケツカラビーム」マリオたちの空耳 本当はなんと言っているのか?

■みんな疑問に思っていた…マリオたちの謎セリフの意味を一挙解消!

 ……そういえばマリオって、なんかいつも言っていますよね。 2021年は『スーパーマリオ64』の発売25周年です。この頃より、マリオはあの独特の甲高い声で色々と話すようになりました。「いやっふう!」のようにご機嫌なリアクションだけでなく、言葉らしき何かを口にしていたような気もするのですが……一体、彼はなんと言っていたのでしょうか。マリオだけではなく他の仲間たちもまたしかりです。

 もしかしたら何か重要なことを訴えていたかもしれません。こちらからは「跳べ」「走れ」「クッパ投げろ」などと命令しておきながら、彼らの叫びに一切耳を貸してこなかった、なんたるディスコミュニケーションでしょうか。東京五輪が開催された2021年の今こそ、国際人として改めて彼らが何と言っていたのかをおさらいしましょう。「そんなの聴けば分かるだろ」というリスニング強者の方もおつきあいいただければ幸いです。

●「マンマミーア」は実際に言っているはず! さて意味となると…

 
 いくらリスニングが苦手な方でもマリオがしくじるたび「Mamma Mia!(マンマミーア)」と恨みがましく呟いていることはお分かりでしょう。さすがはイタリア人です。さて、その意味ですが…なんとなく「やっちまった」くらいのニュアンスで捉えている人も多いのでは。実際のところはというと、「Mamma Mia」は英語の“oh my God!”に相当するらしく、言うなれば「やっちまった」です。合っていました。なおマリオの声優を担当されているCharles Martinet氏はアメリカ人です。

●たまに言う「オキドキ」って何?

 ずっと無視してきてしまったマリオのセリフに「オキドキ」なるものがあります。聴き覚えある方も多いでしょう。こちらもイタリア語かと思われましたがどうやら「オキドキ(Okey-Dokey)」は英語のスラング表現のひとつ。意味合いとしては「OKOK」、「ほないこか」的なものと認識していただいて相違ないようです。何か重要な意思表示というわけでもなかったようなのでひと安心です。

●なんか「ヤキオニギリ」って言ってない?

 これは『64』ではなく『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降のマリオのセリフでよくある空耳。シャボンシステム(ミスした際にシャボンに入った状態で復帰できるシステム)でシャボン中のマリオが「ゲット・ミー・アウト・オブ・ヒア」と叫ぶのですが、どうにもこれが「ヤキオニギリ」と聞こえているようなのです。それにしてもマリオ、「マンマミーア」以外は英語で話します。

 ……ここまでマリオが何を言っているのかを見てきましたが、次からはマリオ以外のキャラクターたちについても探っていきましょう。(といっても、ほぼワリオです。)

●ワリオが甲羅を投げる時…「バイルラァ」? ゴールしたら「ケツカラビーム」?

 筆者がリスニング弱者ゆえかもしれませんが『マリオカート64』でワリオが妨害アイテムを投げる際に吐く「バイルラァ!」なる呪詛の意味が長年疑問でした。幸い、同様の疑問を抱えている人もいたようで、調べてみたら答えは恥ずかしいほどにシンプルで「ファイヤー(Fire)」でした。発射の意味です。

 さて、とは言いながらもワリオ関連のこうした疑問は存外多く、例えばゴールした際のセリフなどは「エスカルウィン!」や「スカルプウィン!」果ては「ケツカラビーム!」など幅広い空耳が確認できました。こちらは「I gotta win!」、つまり「負けるわけがない」といったニュアンスのことを言っていました。なおピーチ姫のゴール時のセリフも色々と空耳が散見されますが「Peach has got it!」と言っているとのことです。

 ……さらにいまだに議論が分かれているものも。ワリオがしくじった時のセリフは長らく「So ein Mist!’」であるとされてきました。これはドイツ語で「ちきしょう!」を意味し、ワリオ=ドイツ人という設定が活かされていると言われてきました。実際、日本版のワリオの声優はドイツ人のThomas Spindler氏が担当です。ところが最近になって英語の「Doh! I missed」(失敗した)が正しいとする主張も強まり、とうとうThomas Spindler氏本人が「So ein Mist!’」が正しいと声明を発表するに至りました。ところがそれにも異論が挟まれいまだにFireしております。

 ということで途中単なる「初心者向け英会話」の記事に変わりそうでしたが、なんとか持ちこたえることができました。こうして見るとマリオたちにボイスが実装された当初から英語、イタリア語、ドイツ語が入り混じっており、なかなかどうして国際色豊かだったことが分かります。次のマリオカートではひとりくらい、日本語のセリフを叫ぶキャラがいても楽しい気もします。

(片野)

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