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「ジャンプ」弟子に未来を託した、愛すべきキャラ4人 退場シーンに涙…

マグミクス / 2021年8月3日 7時10分

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■名前と帽子、海に出るアドバイスを与えた心優しきヤブ医者とは?

 愛情を一身に注ぐ弟子に未来を託し、さまざまな形で退場するキャラクターたち。その最期のシーンは涙腺崩壊必至で強く印象に残ります。

 この記事では、弟子に未来を託して退場したキャラクターを「週刊少年ジャンプ」掲載作品から4人選んで、印象的な“最期のセリフ”とあわせて紹介します。

※『ONE PIECE』『鬼滅の刃』『僕のヒーローアカデミア』『NARUTO』に登場するキャラの生死に触れています。ご了承の上、お読み下さい。

●『ONE PIECE』Dr.ヒルルク

 大ヒットマンガ『ONE PIECE』から紹介したいのが、麦わら海賊団のチョッパーの恩師のDr.ヒルルクです。チョッパーは彼がキッカケで医者を志し、海へ出るのです。

 Dr.ヒルルクは、不治の病を患う元大泥棒で、あらゆる病気の治療を目指す医者でした。海賊が掲げるドクロに対して「不可能を可能にするシンボル」という信念を見出しており、自宅に「ドクロ」と「サクラ」の海賊旗を掲げています。サクラをあしらっているのは、泥棒時代のある島で美しいサクラを見た感動が、自身が患う病の症状を軽減させた体験に由来します。

 ある日、ヒトヒトの実を食べたせいでトナカイから仲間外れにされ、人間からも迫害されて吹雪のなか倒れていたチョッパーをヒルルクは見つけ、自宅に連れ帰って治療します。これがきっかけでチョッパーはヒルルクを敬愛するように。ヒルルクから名前と帽子をもらうなど、天涯孤独だったチョッパーはヒルルクと生まれて初めて楽しい日々を過ごしていくのです。

 しかし、そんな楽しい日々も束の間。ヒルルクの病は刻一刻と進行していました。病を治そうとしたチョッパーは図鑑を開き、猛毒を意味するドクロマークがついたキノコを「不可能を可能にするシンボル」だと誤認。体をボロボロにしてまで図鑑に掲載されていた猛毒キノコのアミウダケを採取。ヒルルクは猛毒だと分かっていましたが、チョッパーの優しさから、アミウダケのスープを飲み、寿命をさらに縮めてしまうのです。

 そんななか、国内の医師を城に囲い込み、支配力を強めようとする国王ワポルは、勝手に患者を治療して回るヒルルクの命を狙います。「城内の医師が病気で全滅」といううわさを流し、ヒルルクをおびき出すのです。

 自分の死期を悟ったヒルルクは、医者になりたいと考えるようになったチョッパーをDr.くれはに教育を託し、ワポルのいる城へ。まんまと罠にはまったヒルルクは、ワポルの前で自ら命を絶つのです……。自決するときに放った「もうすぐここにバケモノがやって来る。おれの息子だ、手を出すな。(安心しろチョッパー。お前のキノコじゃおれは死なねェ)まったく! いい人生だった!」という最期の言葉は涙腺崩壊確実の名言です。

 この出来事がきっかけでチョッパーはDr.くれはのもとで、本格的に医師の勉強をするように。自らの経験から「海へ出ろよ!」とアドバイスしたヒルルクの思いを受けてチョッパーは麦わら海賊団に入ることになったのです。チョッパーが今後、どんな素晴らしい医師になっていくのか、目が離せません。

■炭治郎の心に強く、深く燃え続けることになる最期の言葉とは

●『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎

『鬼滅の刃』に登場する、“煉獄さん”こと炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で、仲間を守るため命を燃やす姿が、日本中を感動させた人気キャラクターです。

 至高の強さを求め、凄まじい実力を誇る十二鬼月の上弦の参・猗窩座(あかざ)と激闘を繰り広げますが、最後は胸を貫かれてしまいます。

 そんな煉獄さんが死の間際に主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)や嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)ら後輩に放った「命をかけて鬼と戦い人を守る者は誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ 胸を張って生きろ」「心を燃やせ。歯を食いしばって前を向け」といった言葉は、このさき炭治郎の心に強く、深く燃え続けることになるのです。

 アニメ第2期「遊郭編」が放送されることが発表されましたが、炭治郎が煉獄さんの言葉を胸に、どう活躍するのか楽しみです。

●『僕のヒーローアカデミア』サー・ナイトアイ

『僕のヒーローアカデミア』第4期キービジュアル (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

“ヒロアカ”の愛称で知られる『僕のヒーローアカデミア』。作品は、世界総人口の8割が「個性」と呼ばれる何らかの特異体質を持つ超人社会。同作に登場する未来を「予知」する個性を持つキャラクターで、“平和の象徴”オールマイトの元相棒(サイドキック)です。

 指定敵団体「死穢八斎會」の若頭・オーバーホールに腹を貫かれる致命傷を与えられ、病院で生涯を終えました。死の間際、自らの事務所にインターンで来ている一番弟子・ルミリオンが病室にやってきます。

 ナイトアイはルミリオンをオールマイトの個性「ワン・フォー・オール」の器として事務所に引き入れただけでしたが「私を慕い、信じてくれるお前がいつしか、私の誇りとなっていた」と伝え、ルミリオンの将来を「予知」の個性で見ると「大丈夫。お前は誰より立派なヒーローになってる。この未来だけはかえてはいけないな。だから笑っていろ。元気とユーモアのない社会に明るい未来はやってこない」などと、笑顔で最期の言葉を残したシーンは感動的です。

 2021年6月26日からTVアニメが新編に突入した同作。ルミリオンが今後どうヒーローとして活躍するのか、注目です。

●『NARUTO』自来也

 最後は、忍者マンガの名作『NARUTO』に登場する自来也(じらいや)。伝説の“三忍”のひとりで、主人公・うずまきナルトの師匠であり、名付け親です。

 敵組織「暁」の情報を調べるためにひとりで敵地に潜入した自来也は、かつての教え子で「暁」のリーダー・ペインと戦闘に。腕を失い、喉も潰されて死を覚悟した自来也ですが、弟子であるナルトの生き方を思い返し「あきらめねえ、それこそがワシのとるべき本当の“選択”だった。あとは全て託すぞ」と、敵の情報を暗号化してナルトに託します。最期は水の中に沈んでいきながらもナルトを想い微笑む姿から、師弟愛が伝わり感動的です。

 身寄りがなく天涯孤独だったナルトにとって、本当の父親のような存在だった自来也。ナルトは喪失感に打ちひしがれます。同じく師を亡くしたシカマルの言葉や、自来也が残した暗号が自分にしか解けないことが分かったことで、少しずつ自分を取り戻していくのです。最後は見事に自来也の仇である“兄弟子”ペインを討ち取りました。

 また、前述のように、シカマルと師匠・アスマの最期のシーンも印象的で、他にも感動シーンが多く描かれる同作。この機会に見直してみるのもいいかもしれません。

* * *

 以上、「週刊少年ジャンプ」掲載作品から4作品選んでご紹介しましたが、皆さんの心に残っている“弟子に未来を託したキャラ”は誰ですか?

(中島憲太郎)

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