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2011年に放送されたアニメ3選 『あの花』10年後の8月がやって来た

マグミクス / 2021年8月11日 11時50分

2011年に放送されたアニメ3選 『あの花』10年後の8月がやって来た

■大豊作の2011年! 今でも人気は衰えず

 TVシリーズ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のエンディングテーマ「secret base ~君がくれたもの~(10 years after ver.)」の歌詞にある「10年後の8月」は、今年2021年の8月です。10周年を記念し、アニプレックスはアニバーサリーイベントを企画しています。そう聞いて「もう10年も経ったのか」と驚かれた方もいるでしょう。この記事では『あの花』10周年にちなみ、10年前に放送された印象的なアニメを3作品ご紹介します。SNSでも「10年経っても全く色あせない」「2011年どんだけ豊作だったんだ」と評判です。

●『STEINS;GATE』(2011年4月~放送)

『STEINS;GATE』コンプリート Blu-ray BOXスタンダードエディション (C)2011 5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所 (C)2013 5pb./Nitroplus STEINS;GATE MOVIE PROJECT

『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』はゲームブランド「5pb.」の同名ゲームを原作とするアニメです。2011年には、第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で審査委員会推薦作品に選ばれるなど、高い評価を得ています。現在劇場版と第2期まで制作されており、原作ゲームも2019年にNintendo Switch版が発売されるなど、息の長い人気を誇っています。

【あらすじ】
 厨二病の大学生・岡部倫太郎(おかべ・りんたろう/CV:宮野真守)は、秋葉原で活動している発明サークル「未来ガジェット研究所」の設立者。サークルメンバー(通称:ラボメン)と研究所(ラボ)に集まっては、日々用途不明の発明品を開発していました。そんなある日、岡部は幼なじみかつラボメンの椎名まゆり(しいな・まゆり/CV:花澤香菜)と一緒に、タイムマシン発明の成功記念会見を見に行くことにします。そこで天才少女・牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす/CV:今井麻美)と偶然出会った岡部ですが、別れた直後、彼女は血の海に倒れていました。慌ててラボメンの橋田至(はしだ・いたる/CV:関智一)にメールを打った岡部ですが、送信ボタンを押すとめまいに襲われて――?

 10年経っても人気が衰えず、原作10周年プロジェクトや原作ゲームのアソート版の発売も行われている本作。たびたび行われるタイムリープと複雑な伏線回収が絡み合い、思わず引き込まれてしまうシナリオになっています。物語のカギとなるパソコン「IBN5100」など、実在するモノや出来事をオマージュした設定も魅力のひとつ。その人気から、2011年に行われたコラボイベントでは、秋葉原ラジオ会館の壁面に作中の人工衛星が出現しました。いつ何度見直しても、新たな発見ができる作品といえるでしょう。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『TIGER & BUNNY』(2011年4月~放送)

『TIGER & BUNNY』画像はDVD1(バンダイビジュアル) (C)BNP/T&B PARTNERS

『TIGER & BUNNY』は、アニメ制作会社「サンライズ」が手掛けたオリジナルアニメです。NHK BSプレミアムの視聴者投票企画番組「ニッポンアニメ100」では、アニメベスト100の1位・2位をテレビ版・劇場版で独占。他にも数々の賞を受賞した人気作品です。第1期の放送から約9年後の2020年に、第2期『TIGER & BUNNY 2』の放送が発表され、話題を呼びました。

【あらすじ】
 さまざまな人種や民族が共に暮らす都市・シュテルンビルト。そこには、一般人とともに「NEXT」と呼ばれる特殊能力者も暮らしていました。「NEXT」のなかにはその能力を活かし、街の平和を守る「ヒーロー」が存在します。ヒーローたちは会社に所属しており、スポンサーのために活動する、いわばサラリーマン。事件解決や人命救助で「ポイント」を稼ぎ、人々やスポンサーのために活動しているのでした。ある日、人気イマイチのベテランヒーロー、ワイルドタイガー(CV:平田広明)は、雇い先の会社が吸収合併されることを知ります。しぶしぶ異動したワイルドタイガーですが、急きょ生意気なルーキーヒーロー、バーナビー・ブルックスJr.(CV:森田成一)とコンビを組むように言われーー?

 実在の企業が各ヒーローを応援するスポンサー制度や、ワイルドタイガーとバーナビーの熱い絆に、高い評価が集まった本作。ヒーローたちの活動が作中のTV番組で実況され、視聴率を上げるために、TV局と協力する設定も斬新でした。第2期の発表後は、Twitterの各企業アカウントが「応募窓口はどちらですか」「ご連絡お待ちしております」と、スポンサー制度に名乗りを上げる現象も。コロナ禍の長引くなかで第2期のスポンサー制度はどうなるのか、『最終兵器彼女』を手掛けた加瀬充子新監督はどんな物語を見せてくれるのか、期待が高まります。なお、第1期放送の2011年は卯年(バーナビー)、第2期放送予定の2022年は寅年(ワイルドタイガー)と、「放送時期も作品名にちなんでいるのでは」と話題です。この作品は、「dアニメストア」「Netflix」「U-NEXT」などで見ることができます。

●『輪るピングドラム』(2011年7月~放送)

『輪るピングドラム』 (C)イクニチャウダー/ピングループ

『輪るピングドラム』は、『少女革命ウテナ』「美少女戦士セーラームーンシリーズ」を手掛けた幾原邦彦監督による、オリジナルアニメです。独特の世界観が話題を呼び、小説化・マンガ化もされました。2022年には、10周年プロジェクトの一環として劇場版『Re:cycle of the PENGUINDRUM』の前後編が公開予定となっています。

【あらすじ】
 双子の男子高校生、高倉冠葉(たかくら・かんば/CV:木村昴)と高倉晶馬(たかくら・しょうま/CV:木村良平)は、妹の高倉陽毬(たかくら・ひまり/CV:荒川美穂)と3人暮らし。仲良く暮らす3人でしたが、陽毬は不治の病に侵されており、医師に「余命数か月」と宣告されてしまいます。後日、陽毬の希望で水族館に行った3人でしたが、兄ふたりが目を離した隙に陽毬は転倒。急逝してしまいます。悲しみに暮れるふたりでしたが、水族館で買ったペンギンの帽子をかぶった陽毬は起き上がり、「わらわはこの娘の余命をいささか延ばしてやることにした」と言い出してーー?

 幾原監督による独特の演出や難解なメタファー、「生存戦略、しましょうか」をはじめとした耳に残るセリフが印象的な本作。『銀河鉄道の夜』「地下鉄サリン事件」など、さまざまな作品や事件をモチーフにしているといわれています。また、「美少女戦士セーラームーンシリーズ」を思わせる変身シーンや、『少女革命ウテナ』をほうふつとさせる独特なカットなど、幾原監督ならではの演出も盛りだくさん。不思議な世界観は、数々の伏線も含め何度も見返したくなる魅力があります。劇場版の制作に際してはクラウドファンディングが行われ、目標の1000万円を大きく上回る、1億円以上の資金が集まりました。劇場版を含め、今後の10周年プロジェクトの動きにも注目が集まります。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

* * *

 他にも、『魔法少女まどか☆マギカ 』『Fate/Zero』など、人気作品が続々と放送された2011年。時の流れの速さを感じるとともに、当時の思い出が蘇ってくる方もいるのではないでしょうか。見るアニメに悩んでいる方は、お盆休みに見直してみるのも楽しいかもしれませんね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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