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「スポーツ回」が最高なマンガ3選 名シーン、迷シーン連発!

マグミクス / 2021年8月21日 14時10分

「スポーツ回」が最高なマンガ3選 名シーン、迷シーン連発!

■スポーツに興じる曲者たちが愛おしい! 名シーンになりやすい理由とは?

 スポーツマンガではないマンガに挿入される“スポーツシーン”が好きという方は少なくないはずです。普段は冷静沈着なキャラが負けん気を発揮したり、地味なキャラクターが意外なところで活躍したり、敵側がしっかりルールを守っていてどこか微笑まし買ったり……閑話休題、クールダウン的な役割を果たす「スポーツ回」ですが、これが何気に印象深かかったりするもの。やはりスポーツには特別な力があるのかもしれません。ということで東京五輪、甲子園とスポーツシーンが変わらぬ盛り上がりを見せている今、そんな「スポーツマンガじゃないのにスポーツシーンが最高なマンガ」をご紹介。なぜこうしたシーンに惹かれるのかについても読み解いていきます。

●『テニプリ』と間違えた読者続出! 『DEATH NOTE』のテニス回

 同時期に「週刊少年ジャンプ」に連載されていた『テニスの王子様』(著:許斐剛)と間違え混乱する読者が続出した……そんな伝説を持つのが『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)のテニス回(3巻)です。夜神月とLが“親睦”を深めるためテニスの試合に興じるというエピソード。シチュエーションこそ不思議ですが、打球の軌跡、飛び散る汗、ストロークの美しさ、プレイスタイルの描き分けなど、小畑健先生の画力ゆえにわずか数ページにして強烈な印象を残したスポーツ回となりました。

●死闘の次にまさかの…『呪術廻戦』の野球回

『呪術廻戦』(著:芥見下々)の7巻で登場する「野球回」もまた名スポーツシーンです。命を賭した京都姉妹校交流会の1回戦を終えた生徒たちがユニフォームに着替えて試合に臨む姿にはひと息つかせる安堵感がありました。ベンチからの野次、普通に見逃し三振する加茂、ピッチングマシンに替わっているメカ丸……どれも人気のシーンです。また8巻で、東堂と冥冥の卓球も静かながらも、いつ相手が吹き飛ぶかわからない、そんな緊張感をたたえていました。

 ちなみにこうした「唐突な野球回」は日本のマンガ・アニメにおいては半ば伝統。ここ10年ほどでも『涼宮ハルヒの憂鬱』『ドラゴンボール超』『フレッシュプリキュア!』などなど多くの作品に登場しています。

●野球回の中でも異色…! 「ジョジョ3部」のテレンス・T・ダービー戦

 これを「野球回」に数えるかどうかは難しいところですが、『ジョジョの奇妙な冒険 Part3』(著:荒木飛呂彦)25巻のテレンス・T・ダービー戦も重要です。実際に野球をするのではなく、主人公・空条承太郎がテレビゲームで野球対戦するという屈指の異色回。それでいてギャグ回でもなんでもなく、本筋ど真ん中。当然、試合の運びも二転三転し手に汗握る展開が待っています。「荒木飛呂彦が野球マンガを描いたら……」そんな妄想をちょっとだけ具現化してくれた回でした。

 また選からは除外しておりますが『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(著:秋本治)のスポーツ回はどれもハズレなし。基本的に水中だったり、雪の中だったり、ボールが爆弾だったり、厳しすぎる縛りのなかで「スポーツ」が行われます。またこちらも番外ではありますが卓球をしない卓球マンガとして有名な『行け!稲中卓球部』(著:古谷実)も、数少ない試合シーンはなんだかんだ丁寧に描かれています。

 スポーツには必ず「ルール」があるもので、そこに個性はち切れんばかりのキャラクターをはめ込んだときに起こる化学反応、それこそがスポーツ回にハズレがない理由と言えるかもしれません。

(片野)

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