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「ジャンプ」の名作読み切りマンガ5選 国会図書館でないと読めない“歴史的名作”も…

マグミクス / 2021年8月27日 11時50分

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■連載とは違った面白さを持つ「読み切りマンガ」

 基本的には一話完結で、サクッと気軽に読みやすい「読み切りマンガ」。若手の漫画家たちが連載を勝ち取るために描くというイメージもありますが、連載を終えた作家が自身の描きたいものを描く、といったパターンもあります。一話完結だからこそ映えるテーマもあり、連載とは違った面白さを持つ作品も多いです。

 この記事では、「週刊少年ジャンプ」「少年ジャンプ+」で掲載されたもののなかから、“名作”と呼ばれる読み切りマンガをピックアップしてご紹介していきます。

●『ルックバック』著:藤本タツキ

 まずは、『チェンソーマン』『ファイアパンチ』で知られる藤本タツキ先生の読み切り作品『ルックバック』。公開2日で400万PV突破という話題作で、すでに読んだ方も多いかもしれません。

 本作は、漫画家を目指す少女の物語。セリフによる説明に頼らず、ひたすら絵で伝えていくシーンが多いため、キャラクターの感情がダイレクトに伝わってくる作品です。

 主人公・藤野がひたすら絵を描き続ける序盤のシーンだけでも、「こんなに無我夢中になること、いつの間にかなくなっていたな」「作者の藤本先生もこんな時代があったのだろうか」といろいろ考えてしまい、それと同時に、純粋に努力を重ねるマンガ家の存在をまぶしく感じます。

『チェンソーマン』などを手掛けている藤本先生だけに、もちろん展開の面白さも逸品です。全編無料公開は終了していますが、2021年9月3日(金)にコミックスが発売されるため、未読の方はぜひ読んでみてください。

●『骸区』著:鈴木祐斗

 続いては、現在「ジャンプ」で『SAKAMOTO DAYS』を連載している鈴木祐斗先生のデビュー作『骸区』です。殺害事件が多発する街・ガラ区が舞台となっており、主人公はヤクザの抗争に巻き込まれた青年。彼が、空き地のベンチで日本刀を抱えて眠る老人と出会い、物語が展開されます。

 本作は、とにかくアクションのカッコよさが圧倒的。クズとバイオレンスは最高のエンターテイメントを生む、ということを改めて教えてくれます。「ジャンプ+」にて無料で読むことができるため、アクション好きの方は必見です。

■ジャンプ読み切り史上“伝説”と呼ばれる作品

森屋シロ先生が連載中『檻ノ中のソリスト』第1巻(集英社)

●『空飛ぶモグラ』著:森屋シロ

 続いては、連載作品『檻ノ中のソリスト』でも高い評判を得ている森屋シロ先生が、その前に発表していた読み切り作品『空飛ぶモグラ』です。

 本作は、酸性雨によって地上の文明が滅び、人々が地下に国を築いて暮らしているという設定です。この地下の世界の描写がすさまじく、雑然と積みあがった建物や、旧時代的な鉄道が走っている光景だけでもワクワクが止まりません。

 話の本筋としては、主人公の住む区画にも水が流れ込み、終末が近づくなかでの“家族”が描かれています。現代の暮らしとはかけ離れた状況でも、食卓での会話や父親との微妙な関係、そういったものは変わらないのかなと思わされる内容です。本作も「ジャンプ+」にて無料で読むことが可能となっています。 

●『破格の家賃』著:カワサキ

「ジャンプ」2018年12号に掲載された、カワサキ先生の読み切り作品『破格の家賃』。主人公・タチバナが、幽霊が住む家賃50円の家で暮らす様子を描いた物語となっています。

 幽霊に嫌がらせをされながら生活がスタートしていくのですが、ゆるい絵柄と独特なギャグが相まって、ただただ幸せに読み進められます。それになんといっても幽霊のデザイン・セリフがかわいくて、ページをめくるたびにどんどん好きになってしまいます。「ジャンプ」らしくない作風ではありますが、他にない魅力の詰まった作品です。

 掲載された「ジャンプ」は、まだ電子版でのバックナンバー購入が可能となっています。カワサキ先生は今年もジャンプに『名犬ベス』という読み切りを掲載しましたが、まだ連載作はないようなので、これからの新作に期待したいところです。

●『COSMOS』著:池本幹雄

 ラストは、「ジャンプ」1997年30号、1999年20号に掲載された『COSMOS』。そのクオリティの高さから、「ジャンプ」の数ある読み切りのなかでも、“伝説”と名高い本作。作者は『NARUTO』で岸本斉史先生のアシスタントを務め、現在は『BORUTO』を連載中の池本幹雄先生です。

 物語の舞台は、秩序の消えた街「クレスタウン」。主人公の少年バド・ワイザーは、賞金のためにケンカや殺しに明け暮れる「愚者(フール)」と呼ばれる存在で、自身も一千万という破格の賞金がかけられています。

 本作の魅力は、なんといってもバド・ワイザーのカッコよさです。世間的には悪党であるバド・ワイザーですが、一本筋は通っていて真の悪党は許さない、という男らしさ。そして演出もカッコよく、決めゴマでの立ち姿が本当に決まっています。

 掲載されている「ジャンプ」を手に入れることは困難ですが、国会図書館などに行けば読むことが可能です。興味を惹かれた方はぜひ読んでみてください。

(古永家啓輔)

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