1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ゲーム

名作ゲームに潜む「隠れダジャレ」たち 大人になった今見るとジワる!

マグミクス / 2021年8月31日 17時10分

名作ゲームに潜む「隠れダジャレ」たち 大人になった今見るとジワる!

■子供たちは気付かない? 大人がこっそり仕掛けた隠れダジャレが今ジワる

 ゲーム開発に欠かせないものといえば遊び心です。そして製作陣の遊び心がもっとも発現されるのがキャラクターや技のネーミングといって良いでしょう。同僚のあだ名から名付けたり、有名人から引用したり、そして何より「ダジャレ」が多いのも特徴です。「マリオ」シリーズならワリオ(悪+マリオ)、ワルイージ(悪+ルイージ)、あるいはキノピオなどが代表的でしょうか。これくらい分かりやすいものならいいのですが、なかにはほとんど気付かれていなかったり、マニアックすぎたりする「隠れダジャレ」も数多く存在している様子。そんな気付かれるのを待っている、寂しいダジャレ(うまいこと)たちを本稿では迎えにいってあげましょう。

●『ドラゴンクエスト』に潜むはぐれダジャレたち

 隠れダジャレの魔窟といえば「ドラゴンクエスト」シリーズでしょう。『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』に登場する花嫁候補ビアンカとフローラの名前が「ビール」と「風呂」からきているなんて都市伝説も有名です。父親の名前がパパス、母親の名前がマーサとかなり直接的なネーミングであることから花嫁候補でひと捻り入れしたと考えても不自然ではないでしょう。また『V』から離れ、シリーズ全体を見ればダジャレ要素はあちこちに散らばっています。呪文でいえば「メダパニ」は目玉がパニック、「メガンテ」は目が点になるから、というのが通説です。もっともアホらしいものとしては扉を開ける呪文「アバカム」の由来。開けた扉の先に女性がおり「あ、ばかーん」からきているといいます。破廉恥です。一方、「ホイミ」が「休み」→「休ミ」→「イホミ」→「ホイミ」となったという巷ではよく知られている説に関しては、堀井雄二さんご本人が否定されています。

●『ファイナルファンタジー』も隠れダジャレまみれ!

『ドラクエ』の影に隠れながら「ファイナルファンタジー」シリーズのなかにも相当数、ダジャレが仕込まれています。例えば名前を変更してくれるキャラクター・ネミングウェイはどう考えても作家ヘミングウェイが由来です。また『FFVI』の状態異常のひとつ「カッパ」を治療するアイテムが「イエローチェリー」なのはカッパをCMキャラクターにしているお酒「黄桜」からきています。……子供たちはまず気付かない隠れダジャレでした。

●『ロックマン』の登場キャラ名にはある共通点が…

 さて、少し方向性を変えて続いてロックマンの名前の由来。「ロックオン」からきているかと思えば、どうもそれだけではないようです。これはヒロイン「ロールちゃん」とふたり合わせて「ロックン・ロール」となるよう意図されたものだというのです。なぜロックン・ロールにしたかったは不明ですが、確かに他のキャラクターの名も「ブルース」や「フォルテ」「ゴスペル」と音楽関連の名称ばかり。実のところ隠れ音楽ゲームでもあったのです。

●『マリオ』で取りこぼしのダジャレはないか…? いやアイツの名前が気になる!

「マリオ」シリーズはみんな目を光らせているのでもう取りこぼしはないように思えますが……ジュゲムがいました。雲の上に乗っているあのイヤなやつです。あいつが投げてくる赤い物体を「パイポ」というのですが、これは落語「寿限無」から来ていることに気付かされます。ではなぜ、そもそもあいつがジュゲムという名前なのか……基本的にずっと画面上にいて「長生き」だからか。雲来末(うんらいまつ)、雲で来るともかかっているのか……どうにも、この辺りにヒントがありそうです。

 はてさて、ここまで大人がゲームに仕込んだ隠れダジャレ(うまいこと)たちをおさらいしてきました。なかには真偽不明のものもありますが、大人になってから気付くとまた「くだらなさ」にセンチメンタルが加わった、なんとも言えない感傷がこみ上げてきます。『ドンキーコング』、『マリオ』、『ポケモン』、『ストリートファイター』……きっとまだ、あなたが気付いていないダジャレが潜んでいるはずです。

(片野)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください