【漫画】体調不良の妻、夫へ助けを求め「お願い」したのは… 素敵な実話に涙

■子供を笑わせるために、真剣に向き合う夫の姿に反響

　ふたりの娘たちを笑わせるのがうまい夫。妻のさざなみさん（@3MshXcteuuT241U）は、夫がそのようになったきっかけを思い出していました。それは4年前、さざなみさんの体調が悪く、1歳半だった長女を楽しませる余裕がなかった時のこと。夫に相談すると、「ここだけは、というところをフォローしていきたい」と言われ……。

　さざなみさんがこの時のことを描いたマンガ『笑わせたい！』がTwitterで公開されました。「子供を爆笑させる」というミッションのもと、子供と真剣に向き合う夫の姿が描かれたエピソード。

　読者からは「お父さん素敵」「尊敬する」「涙が出た」「大事なことを思い出した」「爆笑させて、というアプローチは目からうろこ」「子供の笑顔は一番の良薬」「笑わせるのは家事よりも難しいのかもしれない」などの声があがりました。

　育児マンガの単行本『「どんなときでも味方だよ」って伝えたい! 親子のコミュニケーション、試行錯誤中！』が発売中の作者・さざなみさんにお話を聞きました。

ーー今回のエピソードで、さざなみさんが「子供を笑わせてほしい」とお願いした当時のお気持ちを改めてお聞かせいただけますか？

　自分の体調が悪くて気持ちにも余裕がなくなった当時は、日々の生活を送るのに精いっぱいでした。娘の笑顔が見たいと思いながらも、じっくりとそれを引き出す余裕を持てずにいました。

　娘は小さい頃から、思いっきり笑うと目と目の間にシワが寄ります。そんな笑顔を見ると、疲れや心配もフワ～っと消える気がしました。優先したいことを問われて、子どもを笑わせることが一番に浮かんだのはそういうわけです。

ーーさざなみさんの相談を受けて、すぐに自分も関わろうとする旦那様が素敵ですね。旦那様のこのような対応に対してどんなお気持ちを持っていますか？

　夫は私の相談に対して必ず具体的な解決策を出そうとしてくれます。実現が難しいことは難しい、と言われますが、やってみようと約束してくれたことについては真摯に取り組んでくれます。とても頼りになる存在です。

子供を爆笑させるために、いろいろな方法を試す夫（さざなみさん提供）

ーー笑うツボは子供それぞれで違って、その子のツボを探すことの大変さを改めて感じました。根気のいることだと思いますが、旦那様は投げ出さずに向き合い続けたのでしょうか？

　夫は子供の反応を確かめながら、いろんなことを試してくれていました。くすぐったり高い高いをしたりなどの激しい遊びより、ぬいぐるみを動かして見せるなどの穏やかな遊び方が娘には合っていたようです。何より、ふたりの間に築かれた信頼感があってこそ生まれた笑いだったのだと思います。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「自分ももうすぐ父親になるので、こんなふうなお父さんになりたい」というお声でした。素敵だな、と思ってもらえてうれしかったです。

ーー今後のご活動のご予定について教えて下さい。

　子供たちも成長してきましたので、今後はストーリーのある育児マンガを描くことは徐々に減っていくと思います。絵を描くことは好きなので、イラストや日々のちょっとした出来事などは楽しく描き続けていきたいと思っています！

（マグミクス編集部）