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親子で活躍する声優・3組 スタッフロールに“同じ名字”が!

マグミクス / 2021年9月15日 11時50分

親子で活躍する声優・3組 スタッフロールに“同じ名字”が!

■受け継がれる声優魂! 親子総出演の作品も!?

 入れ替わりの激しい声優界ですが、なかには親子で活躍している声優もいます。有名なキャラクターを代替わりで演じたり、親子役で出演したり。なかには、親子3人で同じ作品に出演する例も。この記事では、親子で活躍する声優を3組ご紹介します。SNSでも「声そっくり」「マジの親子はずるいよ?」と評判です。

●潘恵子&潘めぐみ(母・娘)

 母の潘恵子(はん・けいこ)さんは、『機動戦士ガンダム』ララァ・スン役、『美少女戦士セーラームーン』ルナ役など、数々の有名作品で活躍。「元祖アイドル声優」と呼ばれ、歌手活動やテレビ出演も行っていました。娘の潘めぐみさんも、『HUNTER×HUNTER』ゴン=フリークス役、『ハピネスチャージプリキュア!』白雪ひめ/キュアプリンセス役と、人気作品の主要キャラを演じています。2017年には、第11回声優アワードで助演女優賞を受賞し、ふたりは名実ともに人気声優親子として名を馳せています。

 母・恵子さんの影響で「4~5歳の頃から声優の仕事を知っていた」というめぐみさんは、マンガ『HUNTER×HUNTER』がきっかけで声優に憧れを持つように。照れもありその気持ちを隠していましたが、18歳の頃に「演劇をやりたい」と初めて恵子さんに打ち明け、反対も賛成もされなかったのだとか。その後、22歳の頃にオーディションで『HUNTER×HUNTER』ゴン=フリークス役に大抜擢。同作でゴンの育ての親・ミト役を演じた恵子さんと、親子で共演しました。

 共演作としては、上記のほか『働くお兄さん!の2!』でタピオの母役(恵子さん)・タピオの姉役(めぐみさん)を親子で好演。『ガンダムさん』では、ララァさん役をめぐみさんが担当し、親子二代で「ララァ役」を演じたことになります。そのほか、映画『キャリー』や映画『映画しまじろう「しまじろうと そらとぶふね」』でも、それぞれ親子役に抜擢。Twitterでもめぐみさんが恵子さんに「『ポプテピピック』のスタンプを贈った」とつぶやくなど、公私ともに仲の良い親子声優です。

●大塚周夫&大塚明夫(父・息子)

 父の大塚周夫(おおつか・ちかお/2015年に逝去)さんは、『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』の石川五エ門役、『美味しんぼ』の海原雄山役など、渋さや重みのある演技を中心に活躍。東京アニメアワード2014では、「アニメ功労部門」を声優として受賞しています。息子の大塚明夫(あきお)さんも、『Fate/Zero』のライダー役、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャック役と、有名作品の主要キャラを演じています。2006には第5回東京アニメアワードで、声優賞を受賞。今は亡き周夫さんの役を、明夫さんが引き継いでいる作品もあります。

 父・周夫さんが『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男役を演じていたこともあり、幼少期は「ねずみ男の息子だ」とからかわれていたという明夫さん。そんなこともあり、声優への憧れは一切なかったそう。そしてトレーラーの運転手になった明夫さんは、ある時好きな女性に「男の人は夢のある方が素敵」と言われ、「役者になってやる」と奮起。周夫さんからの声掛けもあり、声優業を始めたそうです。以降、よく親子2代で同じ役を演じるようになりました。

 共演作としては、『機動戦士ガンダム0083』でエイパー・シナプス役(周夫さん)・アナベル・ガトー役(明夫さん)をそれぞれが担当。「ルパン三世」シリーズでは、周夫さんが石川五ェ門役を務めていましたが、『ルパン三世 PART6』にて明夫さんが次元大介役を引き継ぐこととなり、「親子でルパン一味だ」と話題になりました。ほかにも、『忍たま乱太郎』の山田先生役、ゲーム「メタルギア」シリーズのビッグ・ボス役など、亡き周夫さんのさまざま役を明夫さんが引き継いでいます。なお、「大塚」と聞いて思い浮かぶ人気声優の大塚芳忠さんは、周夫さん・明夫さんと血縁関係ではありません。

●野島昭生&野島裕史&野島健児&野島透也(父・長男・次男・孫)

 父の野島昭生(のじま・あきお)さんは、『Dr.スランプ アラレちゃん』のDr.マシリト役、『信長協奏曲』の浅井久政役など、サブキャラクターを中心に担当。長男の野島裕史(ひろふみ)さんは、『弱虫ペダル』の石垣光太郎役、『キングダム』の蒙恬役を演じています。次男の野島健児(けんじ)さんは、『PSYCHO-PASS サイコパス』の宜野座伸元役、『美少女戦士セーラームーンCrystal Season III』の地場衛/タキシード仮面役を演じています。

 父・昭生さんは、子供の頃からアテレコなど声の仕事をしており、裕史さん・健児さんはそんな昭生さんの姿を見て育ちました。次男の健児さんはもともと役者志望でしたが、昭生さんおすすめの声優養成所に入り、そのまま声優の道へ。長男の裕史さんは一般企業に勤めていましたが、そこで受けたナレーターの仕事が好評だったこともあり、声優を目指して上京。声優になってからは、昭生さんや健児さんとの共演も数多く行っています。

 共演作としては、『スケアクロウマン』でスケアクロウマン役(裕史さん)・シュタイン役(昭生さん/青年時:健児さん)をそれぞれが担当。親子3人での共演となりました。また、2021年1月から放送された『スケートリーディング☆スターズ』では、双子の石川一役を裕史さんが、石川二役を健児さんが、ふたりの父親・石川元役を昭生さんが担当。なお、健児さんの長男・野島透也(とうや)さんも2020年にボイスドラマ『しょうぐん 天晴れェド!』で声優デビューしています。声優界における野島家の活躍に、さらに期待が高まります。

* * *

 それぞれ個人の強みを持ちながら、親子としてのメリットも作品に活かしている親子声優たち。ご紹介した3組以外にも、親子声優は意外と多くいます。気になる親子を見つけたら、ぜひ作品を見てみて下さい。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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