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若手声優の憧れにして目標、声優・堀江由衣さんは絵もお上手!

マグミクス / 2021年9月20日 6時10分

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■「HMX-12 マルチ」役で注目を集める

 9月20日は堀江由衣さんの誕生日です。おめでとうございます。筆者はつい先日『Fate/Grand Order』のシャルロット・コルデー(水着)を召喚しましたが、短いセリフのなかに透明感と愛らしさを入り混ぜながらも、奥底に眠る強い意志を感じさせる演技に、さすがは堀江さんだと唸りました。

 さて、声優に多少興味のある方ならば、名前を知らない人はいないと確信できるほどの実力と人気を兼ね備えた堀江由衣さんですが、デビューのきっかけとなったのが、1995年に応募したアーツビジョンの特待生新人オーディションでした。林原めぐみさんや井上喜久子さんたちが巻き起こした第三次声優ブームの真っただなか、3000人もの応募者から選び出された5人の特待生のひとりが、堀江さんだったのです。

 声優としてのデビューは1997年の『ボイスファンタジア 失われたボイスパワー』のナスティ役。翌1998年にはTVアニメ『鉄コミュニケイション(くろがねこみゅにけいしょん)』のハルカ役で初の主役を務め、あわせて主題歌を担当。デビューシングルとなる「my best friend」がリリースされました。

 1999年にはTVアニメ『To Heart』のHMX-12マルチ役を演じ、高い評価を獲得。のちの飛躍へのきっかけをつかみました。『To Haert』はもともとPCや家庭用で発売されたゲームタイトルで、なかでもマルチは極めて高い人気を誇るキャラクターでした。現在よりもずっと声優の数が少なく、長くお茶の間を楽しませてきたベテラン声優が重要な役を演じることが多かった時代、マルチを任された堀江さんの才能がどれほどすごいものだったのかをうかがい知ることができます。

 同年には、文化放送の番組内で結成された「ドリカンクラブ」の仲間だった田村ゆかりさんと声優ユニット「やまとなでしこ」を結成しています。当時はおふたりとも若手でしたが、いま改めて思い返せば一時代を築き上げた声優同士のユニットとして、畏怖すら感じさせる組み合わせです。

 2003年以降は活動を停止していますが、その後も数々の番組で共演を果たしており、2019年には『ポプテピピック』に堀江さんがピピ美役、田村さんがポプ子役として出演。見事なコンビ芸を見せてくださいました。

■自ら描いた絵がアニメ化、主役の声も担当

堀江由衣さんがキャラクター原案を担当したアニメ『ミス・モノクローム-The Animation-』の黒版Blu-ray(キングレコード)

 そして2000年、『ラブひな』のヒロイン成瀬川なる役を演じたことにより、堀江さんの人気が爆発します。ファーストアルバムもこの年に発売され、声優として歌手として、堀江さんの快進撃が始まったのです。

 メイン級の役を演じた数があまりにも多く、また印象深いため、とてもすべてを書き出すことはできませんが、『フルーツバスケット』の本田透、『Kanon』の月宮あゆ、『DOG DAYS』のミルヒオーレ・F・ビスコッティ、『魔法つかいプリキュア!』のリコ/キュアマジカルなど、数え上げればキリがありません。

 数多くの役を演じてこられたなかでも特に印象深い役として挙げられるのが、「物語シリーズ」の羽川翼です。家庭環境に著しい問題を抱え、常人であれば簡単に死んでしまうような窮地をともに切り抜けた想い人との恋にも破れた、極限のストレスが生みだしたブラック羽川との変化ぶりは、演技派としての堀江さんの実力の高さを証明したように感じられました。

 20年以上のあいだ、最前線で活躍を続ける堀江さんを見て声優を志した方も多く、そのなかには井口裕香さんや小松未可子さん、竹達彩奈さんなど、現在では一流の声優さんたちもおられます。声優業界そのものに影響を与えるほど、堀江さんの存在感は大きいのです。

 堀江さんは絵もお上手で、2013年にはキャラクター原案を担当した『ミス・モノクローム -The Animation-』が放送され、自ら主役を演じています。

 極めて厳しい競争に晒される女性声優の世界で、20年以上にわたりメイン級のキャラを毎年何人も演じてこられた堀江さん。これからさらに円熟味を増していくであろう演技を、楽しみにしています。

(ライター 早川清一朗)

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