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【漫画】最高だった秋葉原が…「もう私の街じゃない」長年通った作者が描く変遷とは

マグミクス / 2021年9月22日 11時10分

【漫画】最高だった秋葉原が…「もう私の街じゃない」長年通った作者が描く変遷とは

■数々のカルチャーを作った街・秋葉原 思い出を語る声続々

 東京・秋葉原を象徴するビルのひとつ「肉の万世」本店ビル(通称:万世ビル)が売却されたというニュースが報じられた日、Twitterで『私の街 秋葉原』と題されたマンガが公開されました。作者の牛帝さん(@gyutei_4koma)が子供の頃から長年通った秋葉原の街の変遷がつづられており、大きな反響を呼んでいます。

 牛帝さんが子供だった1994年頃は、秋葉原は電気街として活気があり、ジャンク品を扱う店ではマニアたちが格安商品をこぞって買い、ゲームセンターには魅力的なゲームが並んでいました。そんな秋葉原を「最高」と感じていた牛帝さん。しかし時が流れ、街が変化していくとともに自分自身も変わっていき……。

 読者からは「分かる」「カオスな雰囲気が良かったなあ」「駅もきれいになり、すっかり変わってしまった」「1990年代半ばがピークだったと思う」「好きな店が消えていくのは寂しい」「歳を重ねると、同じ街なのに変化していく」「もうあと10年もしたらオタクは淘汰されているのかもしれない」「大阪・日本橋も同じような感じで推移している」など、さまざまな声が寄せられました。

 Twitterで『オタク君VS博識ギャル』を連載中の作者・牛帝さんにお話を聞きました。

ーー『私の街 秋葉原』は2017年に公開された作品ですが、今回このエピソードを再度公開しようと思ったきっかけを教えて下さい。

 万世ビル売却のニュースを見たのがきっかけです。実際は、ビルを売却しても店は存続するようですが、ニュースが出た時点では、閉店も覚悟しておりました。

 私たちのような古いオタクたちが持っている「頂点同人サークル」のイメージとして、「コミケで爆売れした売上で、万世ビルの高層階で高いステーキを食べて打ち上げ」というものがあります。それがもはや、コロナ禍でコミケが開催できず、万世ビルも売却され、古き良き過去になりそうなことに衝撃を受けました。

 実際はまだ過渡期ですので、このあと事態が好転することを祈るばかりです。

ーーマンガに描かれた以降の秋葉原の変化についても簡単に教えていただけますか?

 秋葉原を代表するような名店がいくつも閉店してしまいました。また、コロナ禍以前は時間帯によっては日本人よりも外国人の方が多いくらいでしたが、コロナ禍以降は外国人が激減して、ほとんど日本人だけの状態に戻りました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 20年くらい前にあったお店の名前がリプライで寄せられて、懐かしい気分になりました。「メッセサンオー」さんは、私もよく行っていたので思い出深いです。「ラーメンいすず」さんは、当時は行かなかったですが、今思えば一度くらい食べておけば良かったです。

2007年、秋葉原はもう「私の街」ではないのかもと感じ…(牛帝さん提供)

ーー牛帝さんにとって秋葉原は長年通った愛着のある街だと思いますが、秋葉原の変遷についてどのように感じていますか?

 秋葉原は、私が初めて行った子供時代から現在までで、電気街→オタクの街→外国人向け観光地→コロナ禍に苦しむ街と、イメージがどんどん変わっています。

 個人的には、まだ学生だった1990年代の秋葉原がもっとも魅力的に思えましたが、じゃあ、当時の秋葉原が現在に復活したら、また熱狂するのかと想像しますと、私自身も昔とは変わっており、今はジャンク探しに情熱を持っていないため、今の時代においては、今の秋葉原こそがもっとも魅力的な街なのだと思います。

ーー現在のご活動について教えて下さい。

 最近は『オタク君VS博識ギャル』という4コママンガを中心に活動しております。私のTwitter等で無料公開しておりますので、お時間ございましたら見ていただけるとうれしいです。

(マグミクス編集部)

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