『鬼滅の刃 柱合会議・蝶屋敷編』脇役の声優に主演級がゴロゴロ…必聴のキャラたち

■注目される若手声優、大御所声優が多数出演！

　2021年9月23日（木）19時から、フジテレビ系列でTVアニメ『鬼滅の刃』特別編集版の第五夜「柱合会議・蝶屋敷編」が放送されます。華やかな柱たちに注目が集まるエピソードですが、物語の脇を固めるキャラたちも必見です。この記事では、脇役ながらも存在感の大きいキャラを演じる声優に着目します。

●蝶屋敷の3人娘は前途有望な声優ぞろい！

　蝶屋敷で働く3人の女の子たちは、本当の姉妹のようにそっくり。声の演技も似ています。炭治郎の成長を手助けした重要キャラである蝶屋敷の3人娘こと高田なほ、寺内きよ、中原すみを演じる声優は、それぞれ桑原由気さん、山下七海さん、真野あゆみさんです。

「なほちゃん」役の桑原由気さんはアニメ『ひめゴト』の有川ひめ役や『小林さんちのメイドラゴン』のトール役で注目される声優です。

「きよちゃん」役は山下七海さん。アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』ではミク役として、気が強くツインテールでかわいい少女を演じました。またアニメ『Wake Up，Girls！』では久海菜々美役を演じるとともに、同名の声優ユニットとしてライブツアーにも参加しました。

「すみちゃん」役の真野あゆみさんは美容師免許を持つ声優として知られています。ほかに、2021年7月期放送のアニメ『死神坊ちゃんと黒メイド』でのアリス役や『BLUE REFLECTION RAY/澪』での皇亜未琉役で活躍中です。

　蝶屋敷の3人娘を演じる声優は、そろって期待される有望株。今後、名前を聞く機会も増えていきそうです。

●使い捨てなんてもったいない！　「パワハラ会議」の声優陣

　TVシリーズ第26話（最終回）放送時に大きな話題になったのが、鬼舞辻無惨による下弦の鬼の粛正です。6人いる下弦の鬼のうち、累が倒され、残り4人も無惨に殺されるというショッキングなシーンです。さらに、無惨の下弦の鬼たちに対するセリフが上司から部下へのパワハラそのもので、ファンの間で「無惨様のパワハラ会議」と呼ばれるようになりました。このシーンが話題になった理由のもうひとつは、一瞬で倒されていく鬼たちの声優が豪華すぎたことでしょう。楠大典さん、保志総一朗さん、植田佳奈さん、KENNさんといった人気声優たちが名を連ねます。

　この4人の代表的な出演作としては、下弦の弍・轆轤（ろくろ）役を務めた楠大典さんの『ドリフターズ』では黒王役。下弦の参・病葉（わくらば）役の保志総一朗さんと言えば『機動戦士ガンダムSEED』のキラ・ヤマト役。公式からも「揺るぎないヒーロー」とされる大人気キャラです。下弦の肆・零余子（むかご）役の植田佳奈さんは「Fate」シリーズの遠坂凛役が有名です。下弦の陸・釜鵺（かまぬえ）役のKENNさんは『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』で主人公の遊城十代を演じました。

　これらの主役級声優が演じる下弦の鬼たちは次々に無惨に殺されていき、アニメでの登場時間はたったの6分ほど。一度出演したら、ほかのキャラを演じることはない……と仮定すると、今後『鬼滅の刃』でこの声優陣が活躍する機会がないのはあまりに「もったいない」と思えてしまいます。逆に、出番がほんのわずかだからこそ、キャラを印象づけるために実力の高い声優から選ばれたのかもしれません。

（マグミクス編集部）