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『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎が唯一無二の存在となった6つの理由 熱い生き様に惚れる

マグミクス / 2021年9月24日 15時10分

『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎が唯一無二の存在となった6つの理由 熱い生き様に惚れる

■なぜ、煉獄杏寿郎は人を感動させるのか?

 2021年9月25日(土)は、いよいよ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』がTV放送されます。炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の名セリフ、「心を燃やせ!」は、その後の戦いでも炭治郎を励ましたひと言。まっすぐで正義感が強く、熱い男、「煉獄杏寿郎」の魂を感じることができるでしょう。

 劇場で繰り返し見た方は改めて、そして話題だから見てみようという方、お子さんとのコミュニケーションのためという方も、杏寿郎の熱い生き様に惚れこむこと間違いなしです。なぜ、杏寿郎は人を感動させる、唯一無二の存在となりえたのでしょうか? この記事では、彼の魅力を探ります。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』をまだ見ていない方はネタバレにご注意ください。

●炎柱となる運命を背負って

 杏寿郎は、歴代の炎柱を輩出した煉獄家の長男です。彼は鬼殺隊で炎柱として活躍していた父親、煉獄槇寿郎(れんごく・しんじゅろう)の熱心な指導を受けて育ちました。父が指導を放棄した後も、指南書を読み込み、努力を重ね、自力で柱へと上り詰めたのです。

 他の柱たちの多くは、もともと鬼殺隊とは縁のない暮らしを送り、家族や大切な人を鬼に殺されたことがきっかけとなって鬼殺隊に入ったため、鬼に対する憎しみを抱えています。一方、杏寿郎は生まれた時から鬼狩りとなり、炎柱となる運命を背負っているため、鬼を倒すことは感情によるものではなく、果たすべき「責務」です。

 自らの運命を受け入れ、最善を尽くすひたむきさが杏寿郎のブレない強さとなり、彼を唯一無二の存在にしました。

●どストレートな言葉は本気の印!

 純粋無垢で真っ直ぐ、ブレない性格は、杏寿郎の言葉にも表れています。

 炭治郎と禰豆子の処遇を決める柱合会議でも、「裁判の必要などないだろう!」「鬼を庇うなど明らかな隊律違反!」「我らのみで対処可能! 鬼もろとも斬首する!」と、鬼を倒すことが「責務」である以上、けっしてブレません。お館様、産屋敷耀哉(うぶやしき・かがや)が炭治郎と禰豆子を容認するように話しても、杏寿郎は「全力で反対する!!」と、譲りませんでした。

 同じく鬼の存在を許せない風柱・不死川実弥(しなずがわ・さねみ)は禰豆子を箱ごと刀で刺したり、蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ・おばない)は炭治郎を押さえつけたりと攻撃的な態度をとっていましたが、杏寿郎は暴力に訴えることはありませんでした。そして、炭治郎がお館様相手に、自分と禰豆子が鬼の始祖である鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)を倒すと啖呵を切ったのを他の柱たちが必死で笑いをこらえるなか、「うむ! いい心掛けだ!」と真顔で好ましく見ていたのは杏寿郎でした。

 杏寿郎の言葉は無駄がなく、どストレートですが、悪意はありません。そして、人の言葉もそのままどストレートに本気で受け取るところは、杏寿郎の心の純粋さの表れですね。

●すばらしい統率力と指導力!

 炭治郎たちが乗り込んだ無限列車で見つけた杏寿郎は、「うまい!」を連発しながら弁当をモリモリ食べていました。炭治郎の質問に対しては、取り付く島もない感じで食い気味にバッサリ答え、炭治郎と禰豆子については斬首を進言していたにもかかわらず、継子にスカウトし……と、せっかちな杏寿郎のスピードでどんどん話が進められてしまうのでした。

 その後、下弦の壱・魘夢(えんむ)の血鬼術で眠らされ、ピンチに陥った杏寿郎らでしたが、なんとか覚醒し、200名の乗客たちを守りながら魘夢と戦います。そして杏寿郎は覚醒するやいなや状況判断し、炭治郎らに素早く、的確に指示を与え、優れた統率力を見せました。そして乗客全員を無事に救出することに成功し、「責務」を全うしたのです。

 さらにケガをして出血している炭治郎には止血法を教えるなど、上司らしい顔を見せました。こうした統率力や指導力の高さから杏寿郎は、しばしば「理想の上司キャラ」だと言われます。

●けっして折れない心!

 魘夢との戦いは前哨戦にすぎませんでした。そこに突然、現れた上弦の参・猗窩座(あかざ)は、杏寿郎の強さを認めると嬉々として戦いを挑み、戦いの最中に鬼ならないかと勧誘まで……。

 上弦の鬼は、柱3人分の力があると言われるほどですが、杏寿郎は怖れることも臆することもなく、真正面から戦いに応じます。そして、傷つき、血を流しながらなお、「俺は俺の責務を全うする!!」「ここにいる者は誰も死なせない!!」と自らの責務を果たすべく、けっして心折れることなく立ち向かうのでした。この心の強さは、他と一線を画する杏寿郎の最大の魅力です。

■杏寿郎の強さと優しさを支えた母との約束

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』ティザービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

●亡き母との大切な約束

 杏寿郎の父・槇寿郎は、かつて鬼殺隊で炎柱を務めたほどの優れた剣士でした。妻である瑠火(るか)もまた、槇寿郎の炎柱としての責務に対する姿勢や思いを尊敬し、共感していたのでしょう。

 しかし、母となれば話は別です。自分の息子を危険な目に合わせたくはないと思うのは母親であれば当然のことです。しかし彼女は死を前にその思いを飲み込み、杏寿郎少年に「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」と諭します。炎柱を継ぐことを運命づけられた息子への母からの言葉でした。

 そして杏寿郎は、この母との約束を最期までしっかり守りぬき、笑顔で旅立ったのでした。

●相手への愛情と信頼

 無限列車での戦いでも猗窩座との戦いでも誰ひとり犠牲者を出さず、自分の命を犠牲にして杏寿郎は責務を全うしました。そして、死の間際には、あの「心を燃やせ」の名言を含む言葉を炭治郎たちに残すのです。これから鬼と対峙していく彼らに対しての励ましや愛情、信頼が盛り込まれており、煉獄杏寿郎という人の愛情深さを感じさせます。

 そして、母の死後、酒におぼれ、自堕落な生活を送るようになった父への遺言は、ただ「体を大切にして欲しい」というひと言。炎柱であった父の背中を追い、暴言を吐かれてもけっして父を恨んだり軽蔑したりすることもなく、尊敬し、大切に思っていたことを込めたひと言でした。

* * *

 今代の柱としては、最初の殉職者となった煉獄杏寿郎。しかし、彼の真っ直ぐでくじけない生き様や折れない心は、炭治郎ら後進はもちろん、同僚である柱たちにも影響を与えました。あなたの心に残る杏寿郎の名言やシーンをぜひコメントしてください。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(山田晃子)

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