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『鬼滅の刃 遊郭編』で大活躍の音柱・宇髄天元 普通の忍者と違いすぎる小ネタ3選!

マグミクス / 2021年9月26日 7時10分

『鬼滅の刃 遊郭編』で大活躍の音柱・宇髄天元 普通の忍者と違いすぎる小ネタ3選!

■忍者の服装は想像よりもかなり地味

 2021年12月5日(日)の放送開始が待たれるアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』。主人公の竈門炭治郎の活躍はもちろん楽しみですが、このシリーズでは任務のトップである音柱・宇髄天元の活躍ぶりも注目されます。元々忍者であったにもかかわらずとにかく「ド派手さ」を愛する型破りな男。彼がどのくらい普通の忍者から飛び抜けた存在であるのかご紹介します。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●ド派手なファッション

 まず宇随が普通の忍者の常識をド派手に打ち破っているのがファッションです。とにかく体のあちこちにあるアクセサリーが目を引きます。学ラン風の隊服は肩から袖がなく、そこからは血管が浮き出たムキムキの二の腕が伸びているのですが、両腕には金に輝く大きな輪っか。頭には白い布をターバン風に巻いているのですが、額当てにも大きな宝石が散りばめられています。そして顔には左目のところに派手な赤い紋様が描かれ、耳にも金色のアクセサリー。背中にはこれまた赤と金の装飾が施された美しい二本の太刀。いくら“元”忍者とはいえ、あまりにも忍ばなさすぎです。

 一方で江戸時代などに活躍した忍者の服装についてですが……その多くは野良仕事をするときに着る野良着が基本となっていたようです。その服の色も、よくイメージされる黒ずくめではなく、より農民に近い茶色や藍色に近いものだったとのこと。宇随とは大違いです。ただ、そんな地味な服装の中であってもすぐ変装できるようリバーシブルになっていたり、金属の手甲を体に装備するなど、すぐに仕事に移れる機能性の工夫はされていたそうです。それを考えると、宇随のド派手なアクセサリーも、もしかしたらいざというとき相手の攻撃を防ぐための防具として活用するための実用的な意味があるのかもしれません。

 また忍者が被る頭巾にも、頭部を守る以外に重要な意味があります。それは、変装のたびにいちいち髪型を変えなくてもよくなること。例えば江戸時代で一般的な髪型であったちょんまげは、職業や身分によってまげの位置などが微妙に違うこともあったそうです。そのため頭巾で髪型を隠すことは、正体がバレないようにするためにとても効率的な方法だったというわけです。ただ、宇随の場合はどんなに髪型を隠しても顔のイケメンぶりで目立ちそうではあります。

■忍者は給料もかなり地味だった?

身長198cmの宇髄天元が表紙 著:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第9巻(集英社)

 ド派手を愛する元忍者・宇髄天元と普通の忍者との違いはまだまだあります。

●ド派手な武器と技

 宇髄天元といえば、198cmという恵まれた身長に筋骨隆々の肉体。その体で操る2本の太刀は、振れば爆発するほどの威力を備えていて、技を喰らって生き延びた者がいないため仕組みは不明というほどです。マンガでは鬼の気配を地面の下に感じた宇随が、2本の太刀を上から下へ振り下ろす「音の呼吸 壱ノ型 轟(とどろき)」という技によって一気に地下への穴を開けてみせるシーンもありました。ファッションだけではなく、技や戦い方にも派手さが際だっています。

 一方で、江戸時代などに活躍した忍者はというと……使っていた刀は40cmほどのとてもコンパクトなものだったそうです。諜報活動がメインの忍者にとっては、戦うことよりも、情報を集め相手に気付かれずに帰ることが最も大事。移動するときの障害にならないようだんだんと刀も小さくなっていったようです。その工夫はさらに進み、杖や扇子の中に刃を隠す「仕込み刀」にまで変化しています。

 ちなみに体格面においても……『鬼滅の刃』が描かれている大正時代の青年男子の平均身長は160cmほどだったそうで、宇随は体格の時点でかなり目立つ存在になります。

●ド派手じゃない忍者の給料

 最後に、忍者の給料についてですが……江戸時代の忍者の年収は高くても現在の年収で200万円程度だったと言われているそうです。諜報活動という、自分の命を危険にさらしながら働き、手柄を立てても公にはならない超重労働な仕事の割にはかなり低いと言えます。しかも、この収入の中から、自分が雇っている使用人の給料なども払っていたそうなので、手元に残るお金はわずかになります。これを考えると、忍者の暮らしは否応なしに地味にならざるをえなかったと思われます。

 この生活に比べると、宇随にとって柱としての仕事は……好きなファッションに身を包むことができ、愛する妻3人とともに尊敬するお館様のもとでやりがいのある仕事を派手にまっとうできる、かなり幸せなものなのかもしれません。

(吉原あさお)

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