アニメ『シャーマンキング』25話…仲間たちに明かされた、ラスボス・ハオと葉の関係
マグミクス / 2021年9月30日 18時30分
■ついに仲間に明かされたハオと葉の関係
2021年9月30日(木)放送のTVアニメ『シャーマンキング』第25話は、ついに葉とハオの関係が仲間たち全員の前で明らかにされました。第三者の視点で全体を見ている私たちと違い、劇中のキャラクターたちは葉の出生の秘密をまだ知らなかったので、かなりの衝撃だったはずです。それでも、仲間として友としてしっかりと受け入れる様子は、彼らが集うべくして集ったという運命を強く感じさせるものでした。
この事実のほかにも、1000年前からのハオを取り巻く状況について、いろいろと整理できる状態になりました。今後をより楽しむためにも、現時点でまとめておきましょう。
1000年前、平安時代の大陰陽師・麻倉葉王(はお)は、陰陽術を極め「超・占事略決」を著したほどの才能の持ち主でした。彼は優れたシャーマンだけの世界を創ろうと画策しますが、失敗し命を奪われます。しかしすでに「泰山府君の祭」による生命のコントロールすら可能だった葉王は、以後500年ごとのシャーマンファイト参戦を視野に入れながら転生し、力を蓄えるようになります。
そして500年前、葉王はパッチ族が持つ五大精霊のひとつ、スピリット・オブ・ファイア(S・O・F)を手に入れるためパッチ族として転生し、「ハオ」と名乗るようになります。このハオの血を引いているのがシルバです。リリララのビジョンで過去を見た葉たちがハオのことをシルバだと勘違いしましたが、ハオの子孫だったから顔が似ていたんですね。つまり、葉とシルバに血縁はないでしょうが、魂の系譜としては縁者ということになります。
そしてハオは今回の転生でS・O・Fとともに生まれていますが、それには相当な苦労が伴ったようで、500年前に手に入れ育ててきた精霊も小さくなり、ほぼ「素」の状態に戻ってしまいました。さらには双子として生まれたことで、能力の一部が葉と分けられてしまったようです。
しかしそれからわずか十数年でかなり回復しています。特にS・O・Fの姿は完全に元に戻っていますね。そのために必要だったのは、大量の人間の魂でした。今回、シャーマンファイトで対戦したミイネたちの魂を食らったのと同じように……です。では、ハオがそれだけの魂をどうやって手に入れたのか、設定を紐解いていきます。
■S・O・Fの回復と異なる属性を持つ理由
ハオとの密接な関係が明らかにされた麻倉葉は、ハオに対抗できる希望の光と見られている。アニメ『シャーマンキング』25話より
設定上、ハオは紛争地帯に好んで出現していたとされています。そこには大勢の犠牲者がいて、大量の魂が手に入るからです。それをS・O・Fに食わせることで、急速な回復を実現できたのです。このことに関係してくるのが、X-LAWSのメンバーたちです。
彼らの多くは元軍人ですが、現役当時、戦地でハオの襲撃にあい、自身が命の危機に晒されるだけでなく部隊を全滅させられるなど悲惨な経験をしています。例えば、ケビンは全身に大火傷を負い、ブンスターは両足を失いました。ハオは戦地で犠牲者の魂をS・O・Fに食わせていただけでなく、自分で犠牲者を作り出していたのです。
シャーマンキングダムの建国が目的のハオにとって普通の人間は等しく無価値なので、彼らがお互いに正義を名乗って殺し合っているのは茶番でしかありません。どちらもまとめてエサにしてやろう……ぐらいの気持ちだったのでしょう。しかしそれをされた方はたまったものではありません。ハオに対する憎しみが膨れあがるのは十分に理解できるというものです。
さて、シャーマンファイト本戦でブンスターが命をかけて起こした爆発ですが、ハオにはまったく効きませんでした。その理由は、彼が大陰陽師だったことにあります。S・O・Fは、五大精霊のうち火を司っているため、それ以外の属性を持つことは考えられません。ところが大陰陽師であるハオは「五行相剋」を完全に理解・体得していたため、その論理をS・O・Fに当てはめることができました。
火、水、土などの元素を操る方法は、世界各地で独自に研究されていたのでひとつではありません。ですからパッチ式では火の精霊でしかないS・O・Fも、陰陽術のやり方でなら他の属性を持たせることができたということでしょう。こんな複合技ができるのはハオならではであり、彼が操っているうちは、S・O・Fはあらゆる属性に対処できる能力を持っているのですね。こんな存在にどうやって勝てというのか。シャーマンファイト出場者たちの絶望が目に見えるようです。
しかしそこに唯一射す光……それがハオの半身である葉なのだと、少なくとも葉明たちは信じています。X-LAWSはそれが自分たちだと考えていますし、そういう者は他にもいるかもしれません。シャーマンファイトはますます混迷を極めていきますが、引き続き行く末を見守っていきましょう。
それでは今回はこの辺で。また次回よろしくお願いします!
(タシロハヤト)
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