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『マリオ』界唯一? 正統派イケメン枠「ジーノ」が人気の理由

マグミクス / 2021年10月7日 18時10分

『マリオ』界唯一? 正統派イケメン枠「ジーノ」が人気の理由

■手からビームにカッター 男の子が大好きなヒーロー要素の集合体「ジーノ」

『スーパーマリオRPG』の発売25周年を迎えた、ということは「マリオ」シリーズ随一のあのイケメンも誕生25周年を迎えたということになります。そう、「ジーノ」です。

 1996年の『スーパーマリオRPG』のデビューは実に鮮烈なものでした。『マリオRPG』といえばマリオやピーチ姫、クッパの他にもオリジナルキャラクターが仲間として参戦。そのうちのひとりがジーノでした。

「スマッシュブラザーズ」(以下、スマブラ)シリーズでも新作、新ファイターが発表されるたびジーノ参戦のうわさが広まりSNSをざわつかせるのが通例です。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』最後の新ファイター発表時にも依然としてその高い人気ぶりを維持していました。結局のところ『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『スマブラSP』の、「Miiファイター」のコスチュームとして追加されたにとどまっています。もちろん、それだけでもファンは十分うれしい限りです。

 こうしてたびたび盛り上がる「ジーノ待望論」に関して、『マリオRPG』を未プレイの方のなかにはいまいちピンときていないという人もいらっしゃるはず。そこで一体、ジーノの何がそんなに魅力的だったのか今改めて解説したいと思います。

●大前提、「マリオ」シリーズのなかでも屈指の「イケメン」キャラ

「マリオ」シリーズに登場するキャラクターの多くは敵味方問わずかわいらしいデザインをしており、長らくかっこいいキャラクターは不在でした。そんなイケメンポストにさっそうと降り立ったのがジーノです。空より舞い降りて人形に憑依した彼の姿はまさしくヒーロー。青い衣に身を包み、帽子で半分隠れた目は寂しげで、セリフもなんだかハードボイルド。スクウェア(現スクウェア・エニックス)との共同制作ということで、マリオとは一線を画したイケメンぶりが際立っていたのです。

 ちなみに2020年には『マリオRPG』でキャラクターデザインを担当された倉島一幸氏がジーノの「ボツ案」を公開。当初は大きな剣をもっており「剣士」設定であったことが分かります。なおこの設定変更の理由に関して倉島さんは「I forgot」とのことです。

●ビームにカッター… 男子が大好きな「技」を全て繰り出す!

 上述の「ワケあり」な設定や雰囲気もさることながら彼が繰り出す「必殺技」が男子の心をわしづかみ。腕に組み込まれた機銃より弾を発射するという基本攻撃スタイルが既にかっこいいのですが「技」もまた多彩。同じく腕から発射される「ジーノビーム」、タイミングよくスペシャルコマンドを入力すれば9999ダメージが出る「ジーノカッター」など、もはや小学生男子が考えたとしか思えない多彩な技がまたジーノのたまらない魅力です。

●いまだに『スーパーマリオRPG』にしか登場していない…

 そんなジーノですが『マリオRPG』以降、どの派生作品にもほとんど登場していないというのもまた「待望論」を大きく後押ししている理由のひとつです。『マリオRPG』は前述の通りスクウェアとの共同制作。そうした権利上の関係からなのか、2003年発売の『マリオ&ルイージRPG』のミニゲームで少し顔を出す程度なのです。

 なお「スマブラ」シリーズの生みの親である桜井政博氏もジーノ参戦を比較的早い段階から望んでいたのですが、もろもろの事情で実現せず。折衷案として編み出されたのが上述の「コスチューム」だったようです。これを段階的な前進と見るべきかどうかは意見が分かれるところと思われます。

●「マロ」も忘れないで!

『マリオRPG』のもうひとりのオリジナルキャラクター、マロだって忘れてはなりません。マリオの仲間で最も(質感的な意味で)固いのがジーノなら最もフッカフカなのがマロです。泣き虫でかわいいマロちゃんもまた「スマブラ」に参戦したならどんなに楽しいことでしょう。「なにかんがえてるの」が使えたら、無敵です。

 ということで今なおやまむ「ジーノ待望論」に潜むジーノの底知れぬ魅力について(あと少しだけマロについて)簡単に解説してきました。逆に『マリオRPG』のなかでしか会えないのもまた、孤高のヒーローらしいのかもしれません。

(片野)

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