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『鬼滅の刃 無限列車編』第2話 気になるOP・EDと追加映像の数々

マグミクス / 2021年10月18日 11時50分

『鬼滅の刃 無限列車編』第2話 気になるOP・EDと追加映像の数々

■OP・EDに感動し、追加カットにうなる

 2021年10月17日、TVアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』の第2話が放送されました。本編と言えるストーリーの始まり。すでに劇場版を観ている視聴者にとって、気になるのは劇場版から新たに追加されたOP・EDと、どのタイミングで追加カットが挿入されるのか、だったのではないでしょうか。

●作品を彷彿とさせる圧巻のOP・ED

 今回新たにOP・EDに挿入される「明け星(あけぼし)」と「白銀(しろがね)」。アニメ1期ED「from the edge」(FictionJunction feat. LiSA名義)および劇場版主題歌「炎」と同様に、作詞作曲に梶浦由記さん、アーティストはLiSAさんのタッグによる2曲は、それぞれに際立った雰囲気を感じさせました。

 OPの「明け星」は、無限列車での過酷な闘いを思わせる、おどろおどろしいAメロからスタートします。そこから、困難の先に希望や願いを祈るような、切ない歌詞が並びます。1番の歌詞は煉獄を、2番以降の歌詞は、炭治郎(あるいは伊之助や善逸)を思わせるところも、物語性があり聴いたあとの余韻を残します。

 対して、EDの「白銀」は「明け星」よりも速いテンポで、炭治郎たちの決意が強くにじみ出ているイメージを思わせる楽曲です。OPにも近いイメージを感じさせ、アニメ版「無限列車編」の最終話とこのEDが、そのまま「遊郭編」への助走になるような、そんなワクワク感さえ覚えます。鬼殺隊全員の決意が、ぎゅっと詰まったような曲でした。

●人の心の沈みゆくさまを描いた「しぶい」追加カットの演出

 さあ、気になる本編です。物語は無限列車にて、炭治郎たち一行が煉獄と合流し、下弦の壱・魘夢(えんむ)の術で眠りについてしまうところまででした。第1話に続き、煉獄の他を圧倒する音圧での「うまい!」を聞けて、ここで満足するところでした。あぶないあぶない。

「無限列車編」は、ストーリー中いくつも泣かせる展開があります。なかでも、筆者が特に胸を締め付けられるのが炭治郎の夢です。今は亡き、弟や妹、母との再会。思わず彼らに抱きつく炭治郎が、泣きながら「ごめんな」と叫ぶシーンは、彼の後悔とまっすぐな心根が痛々しく描写されています。

 そして、肝心な追加カットは「意外」のひと言でした。控えめにふたつのシーンで挿入されていた(もっとあったよ! って方はぜひ教えてください!)わけですが、派手さではなく第2話に漂う雰囲気を、さらに描写する画だったと思います。炭治郎や煉獄といったメインキャラだけではなく、彼らを取り巻く人や敵、雰囲気にフォーカスしたチョイスに、「しぶい!」とうなってしまいました。

 第3話は一転、善逸と伊之助のなごむ(?)夢から、徐々に鬼の正体を突き止めていく展開へとつながります。今度はどこに、追加カットが紛れ込んでいるのか。楽しみに来週を待ちましょう。

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(サトートモロー)

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