1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

『アイの歌声を聴かせて』興津和幸、小松未可子、日野聡が語る! AIが動かす青春ドラマ

マグミクス / 2021年10月28日 12時10分

『アイの歌声を聴かせて』興津和幸、小松未可子、日野聡が語る! AIが動かす青春ドラマ

■リアルとファンタジーの絶妙な融合が新鮮だった

 2021年10月29日(金)に公開予定の映画『アイの歌声を聴かせて』は、ちょっとポンコツなAIの「シオン」とクラスメイトが織りなす友情と絆のハートフルな物語です。

 シオンを取り巻く主要キャラクターの声をつとめるのは、声優の興津和幸さん、小松未可子さん、日野聡さん。それぞれ、クラスの人気者「ゴッちゃん」、ゴッちゃんの彼女で気の強い「アヤ」、柔道に熱心な「サンダー」の役を担当しています。脚本の感想や、演じたキャラの魅力、感情移入したシーンなどについて聞きました。

* * *

ーー脚本について、それぞれ感想を聞かせていただけますか?

興津和幸さん(以下、興津) 爽やかで素直に楽しめる内容で、どういう絵になるのか想像を膨らませてくれる台本でした。

小松未可子さん(以下、小松) AIを題材にしているけれどSFすぎず、リアルとファンタジーの融合が素晴らしかったです。新しいエンターテインメントだなと思いました。

 屋上でシオンが歌うシーンの歌詞も台本に載っていて、どういう感じになるのかなと想像していましたが、映像では想像以上の美しさと壮大さでした。

日野聡さん(同) これからの世界で「AIと向き合う」というのを真剣に考えるテーマで、しかもミュージカル調の作品です。人間に近い感情を持っていると感じさせてくれるAIという存在に興味を持ちました。

ーー演じられたキャラクターの魅力を教えてください。

興津 ゴッちゃんは学校のナンバーワンイケメンですが、彼にもナンバーワンなりの悩みがあることに気づかされました。彼は世の中を俯瞰(ふかん)して見ていながら、人とどう付き合えばいいのかを模索しています。

 アヤはストレートにぶつかってきてくれるからこそ、どうしたら仲良くなれるのかと悩んでしまう。周りのクラスメイトから見たら大人かもしれないけど、実際は子供なので、その板挟みの感覚が表現できたらと思いました。

小松 アヤは第一印象がすごく嫌な子に見えるけれど、それは彼女の強さでもあると思います。ゴッちゃんとうまくいっていないところからの物語が始まりますが、恋愛に関しては一途なゆえに周りが見えなくってしまうので、彼女のいいところでもあり悪いところでもあり……魅力のひとつですね。

 物語が進むと、実は彼女がよく周りを見ていたり、人の気持ちに寄り添えるところがあったりと、いいところが見えてきます。アヤと一緒にいる2人の女の子が彼女を応援してくれるのは、本当はアヤがいい子だからだと思います。

日野 サンダーはひたすら真面目で頑張り屋で、ちょっと抜けているところのあるマスコットキャラです(笑)。監督に言われたのは、シリアスなシーンでもサンダーはそこに寄りすぎないように……という点でした。深刻だけど分かっているような分かっていないようなテンションというのを意識していました。

ーー演じられたキャラに共感する部分や、ご自身と似ているところはありますか。

興津 「付き合っているけれど喧嘩している」という芝居は初めてです。喧嘩していてもお互いに気持ちがあるんだけど……という微妙なさじ加減を考えました。嫌いじゃないよね、別れてもいない。お互い気にしている……という感覚を、思春期の気持ちで演じました。

小松 アヤについては、監督からも「嫌な子には見せたくはない」と言われていました。彼女は物言いがストレートすぎて嫌味に聞こえてしまうところがあるので、さじ加減が難しかったです。

日野 サンダーは、シオンとの乱取りというドキドキするシーンがあるんですが、小悪魔的なシオンにドギマギしてしまうサンダーの姿を見ていただきたいですね。

■3人から見たシオン:土屋太鳳さんの芝居

『アイの歌声を聴かせて』メインビジュアル

ーー映画のなかで好きなシーンについて教えて下さい。

興津 「AIは寝るのか寝ないのかどうなんだ」というシーンです。それ以上はネタバレになるので言えませんが(笑)

小松 シオンがAIであると度々思わされるシーンです。あと、随所に落としどころや笑えるシーンが盛り込まれていて、監督のセンスが光っているなと思いました。

日野 サトミとお母さんの「今日も元気に頑張るぞ」のシーンが好きです。毎朝必ずやるんですよね。映画が公開されたら自分もあいさつで使おうかと思いました(笑)

ーー土屋太鳳さんのお芝居はいかがでしたか。

興津 見ているとどんどんシオンを好きになっている自分がいて、シオン怖いなと思いました(笑)最初はおかしなやつが歌い出してという感じでしたが、やがて感情がバージョンアップされていく……といった変化を感じました。

小松 どうしてシオンになったのか明らかになっていくシーンが鳥肌でした。繊細かつ大胆というか……。シオンは生まれたてのAIのような雰囲気で、歌にもAIらしい感覚があるというのを歌唱で表現するのはとても難しいことだと思います。

ーーゴッちゃんとアヤの関係が、ストーリーにどんな変化を与えていると思いましたか。

小松 アヤとゴッちゃんの関係が修復したところまでが、第一部みたいなところがあります。第二部に行くにあたり、仲間の結束感が一気に強くなっていきます。わだかまりが取れて、仲間になったという雰囲気があったかなと思います。

 アヤとゴッちゃんの関係について、サンダーは何もしていませんが(笑)。

日野 トウマとサンダーはやり取りがあるけど、アヤとサンダーは全くつながりがありませんね。

小松 そうなんです。でもサンダーの試合にアヤも応援に行っています。

興津 そのままではにっちもさっちもいかない膠着(こうちゃく)状態であったけど、シオンが来ることで時間が動き出しましたね。

ーー日野さんは、シオンの魅力はどこにあると思いますか。

日野 突破力ですね。物理的な突破力もそうですし、良くも悪くも気を使わず他人のテリトリーに入ってきます。そのシオンの突破力に引かれていったところもあると思います。シオンにそのつもりはなかったんでしょうけど、ふと見せた小悪魔的な表情にサンダーは陥落します(笑)

小松 本番には弱いタイプですよね、サンダー(笑)。

ーー最後に、映画を楽しみにしている方々に向けて、3人を代表して興津さんからメッセージをお願いします。

興津 身近に感じるAIだからこそ、これまでと違った感覚でロボットやAIを題材にした物語を楽しめると思います。これまでのロボットアニメや学園アニメとは一線を画した、日常の青春ドラマをぜひ楽しんでほしいです。

※映画『アイの歌声を聴かせて』は、2021年10月29日(金)より、全国の映画館で公開されます。

(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

(マグミクス編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください