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『犬夜叉』と『半妖の夜叉姫』殺生丸の矛盾した一面 人間の首をもぎ取るシーンも…

マグミクス / 2021年10月28日 19時10分

『犬夜叉』と『半妖の夜叉姫』殺生丸の矛盾した一面 人間の首をもぎ取るシーンも…

■かつては人間を「卑しき生き物」呼ばわり

 みなさんは、『犬夜叉』物語初期の殺生丸を覚えていますか?『半妖の夜叉姫』では人間の少女・りんとふたりの娘を大切に想う殺生丸ですが、当初の性格は人間嫌いなうえに冷酷非道。改めてアニメ『犬夜叉』と『半妖の夜叉姫』の殺生丸を見比べてみると、かつての発言と矛盾した一面を見ることができます。

 殺生丸が初めてアニメに登場したのは、『犬夜叉』第5話「戦慄の貴公子 殺生丸」。父親が遺した妖刀・鉄砕牙のありかを追い求め、異母弟である犬夜叉たちの前に姿を現しました。

 その頃の殺生丸は人間をひどく見下しており、かごめをそばに置く犬夜叉に次のように吐き捨てています。「きさまは人間とつるんでいるのがまことよく似合う」「人間などという卑しき生き物を母に持つ半妖……。一族の恥さらし者が……」と。

 さらにアニメ第7話「激対決!殺生丸VS鉄砕牙!!」では、かごめを守ろうとする犬夜叉に対し、「なぜ庇う?なぜ逃がす?なぜ愛せる?」「貴様の体には汚れた血が流れている。その血がお前を人間に近づけているのか?」と問いかける一幕も。そのまま「私には見えぬのだ。人間などという低俗極まりない者は……!」と言葉を続け、人間であるかごめに向かって容赦なく攻撃を浴びせていました。

 ちなみにアニメではカットされていますが、原作では登場して早々に人間の首をもぎ取っています。理由は至極単純で、ただ邪魔だったから。自分にとって邪魔な存在であれば、誰であろうと手にかける――『犬夜叉』初期の殺生丸はそんな冷酷非道な人物だったのです。

 とはいえ、なぜ殺生丸はこれほどまでに人間を毛嫌いしていたのでしょうか。じつは第7話で殺生丸は「人間の女を、貴様の母を想うなど、生まれた心の隙が父上をこの骸に陥れた」とも語っており、2003年12月公開の映画『犬夜叉 天下覇道の剣』では、犬夜叉親子を守るために身を挺して戦う父親の姿が。

 加えて「この殺生丸が戦って倒すはずだった最強の存在を……。犬夜叉、貴様ら親子が惨めに死なせてしまった」と語る殺生丸から察するに、大妖怪・犬の大将である父親の死が大きな要因だったのかもしれません。

 このように『犬夜叉』初期の頃は冷酷非道であった殺生丸ですが、人間の少女・りんとの出会いから彼の心に少しずつ変化が表れるようになります。彼女と行動をともにするうちにりんの存在が大きくなり、やがて殺生丸に今までにない“慈悲の心”が芽生えるのです。そんな殺生丸を前にした彼の母親は、『犬夜叉 完結編』第9話でこう呟いていました。「人間の小娘一匹にこの騒ぎ… 変なところが父親に似てしまったな」と。

 ある意味『犬夜叉』は、殺生丸の成長物語ともいえるでしょう。

(マグミクス編集部)

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