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『スラムダンク』山王戦の名セリフ4選。心ゆさぶる場面の「映像化」熱望の声

マグミクス / 2021年11月3日 18時10分

『スラムダンク』山王戦の名セリフ4選。心ゆさぶる場面の「映像化」熱望の声

■ユニフォームが赤、花道が坊主頭ということは…?

 アニメ映画化が発表され、再び注目を集めるバスケットボールマンガの名作『SLAM DUNK』ですが、公開されたティザービジュアルでは、湘北メンバー5人が円陣を組んでいること、ユニフォームが「赤」であること、そして主人公・桜木花道が坊主頭だったことなどから、ファンの間で「山王戦やるの?」「ヤマオーきた!!」などと推測されて話題になっています。

 山王戦とは、主人公・桜木花道ら湘北高校がインターハイ2回戦で当たった秋田の絶対王者・山王工業高校との試合のこと。原作のクライマックスであり、インターハイ前で終わったTVアニメ版では描かれていませんが、名場面が満載のエピソードとしてファンに愛されています。

 今回は、『SLAM DUNK』の名試合「山王戦」で生まれた名セリフ、名シーンを4つ紹介します。

●「オレは今なんだよ!」

 山王戦後半でルーズボールを追いかけ、机にダイブして背中を負傷した桜木花道。その後、気合いで痛みを我慢していましたが、ついに倒れた花道に安西先生が「異変には気づいていたが、試合の中でどんどん良くなる君のプレイを見ていたかった」「あと少しで一生後悔するところでした」と声をかけ、花道をベンチに下げようとします。

 マネージャーの彩子からも「もしかしたら選手生命に関わるかもしれない」とまで言われましたが、花道は「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か?俺は…俺は今なんだよ!」と、試合に出続ける強い意思を感じる名セリフを放ちました。

 ちなみに、山王戦で飛び出した花道の名セリフに、もうひとつファンの思い入れの強いシーンがあります。背中の痛みで意識が朦朧とするなか、第1話で意中のヒロイン・赤木晴子から言われた「バスケットはお好きですか?」という言葉を思い出し「大好きです。今度は嘘じゃないっす」と本人を前に答えるのです。

 花道は第1話ではバスケが嫌いにも関わらず、晴子にひと目ぼれして「大好きです。スポーツマンですから」と嘘をついていました。物語冒頭ではスポーツとはまるで縁がない花道でしたが、いつのまにか湘北の中心選手として活躍する本物の「バスケットマン」になっていたことを改めて感じさせる名シーンでした。

■「あきらめの悪い男」が自らを蘇らせるシュートと名言

●「静かにしろい。この音が…オレを蘇らせる。何度でもよ」

 湘北の中心メンバーで人気キャラクターのひとり、三井寿の名セリフです。湘北が終始劣勢に立たされている試合後半、三井はマッチアップする山王・松本稔に“棒立ち”で抜かれるなど、体力の限界が近づいていました。

 その後、「もうオレは腕もあがんねーのによ」と話すほど体力が尽きかけていた三井の手元へボールが渡り、山王の選手は「奴は打てねえ!」と油断していましたが、チームの勝利のため“あきらめの悪い男”こと三井はそれでもスリーポイントシュートを放ちます。

 このとき三井が心のなかで言った「静かにしろい。この音が…オレを蘇らせる。何度でもよ」という名セリフに心が震えたファンは少なくないはず。「そのシュートは今までよりも高く、美しい弧を描いた」という印象的なナレーションの後、ボールは「パツン!」とゴールネットを揺らすのです。

 どんなに体力の限界がきても最後まで諦めない。恩師・安西先生の名言「諦めたらそこで試合終了ですよ」を三井が体現した瞬間でもありました。

●「左手は添えるだけ…」

 続いて、ファンの間でも作中No.1と呼び声高い名シーンからご紹介します。このセリフは同作を読んだことがない方も、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 試合終了まで残り数秒で山王に逆転され1点を追う展開となった湘北。決められた直後に速攻を仕掛けますが、流川楓が敵に囲まれながら前線でボールをキープします。そしてその横には花道の姿が。キャプテンの赤木から何度も「キャッチと同時にその形になってないとダメだ」とアドバイスされていた花道は、ひたすら練習したシュートの構えで「左手は添えるだけ…」と呟くのです。

 それを見た流川が桜木へパス。桜木は美しいシュートフォームで見事にブザービーターを決め、湘北は大逆転勝利を遂げるのです。そして最後は、ずっといがみ合っていた2人の熱いタッチが描かれます。同作屈指の感動的名シーンでした。

●「『負けたことがある』というのがいつか大きな財産になる」

 最後は、インターハイを連覇している絶対王者・山王の堂本監督が放った名セリフです。

 常勝軍団・山王工業の歴代チームでも最強と呼び声高かっただけに、敗北の味をほとんど知らなかった山王メンバーたち。格下だったはずの湘北に敗北し、どんよりした空気がチームを覆うなか、ロッカールームへ帰る通路で堂本監督が選手たちにかけた言葉が「はいあがろう」「『負けたことがある』というのがいつか大きな財産になる」という言葉でした。

 常勝軍団だったからこそ敗北が大きな糧となり、成長するために大事な経験になることを伝えたかったのではないでしょうか。山王は選手だけでなく指導者まで一流だと感じさせる、非常に深い名セリフでした。

 今回紹介した名セリフ以外にも、山王戦ではまだまだ多くの名セリフや名シーンが存在します。皆さんの心に残っている山王戦の名セリフは何ですか?

(中島憲太郎)

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