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各界の『こち亀』ファン厳選・傑作3選 勝鬨橋を開く「神回」とは?

マグミクス / 2021年11月4日 11時50分

各界の『こち亀』ファン厳選・傑作3選 勝鬨橋を開く「神回」とは?

■4年に一度しか起きない男や、海パン一丁の名物キャラたち

 秋本治さんのマンガ、『こち亀』こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。2021年10月4日に201巻が発売されて、再び注目を集めました。

 2019年9月に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、『こち亀』を愛してやまない芸人たちが登場し、「こち亀芸人」と称して作品愛を熱く語った放送回が大きな反響を集めました。また、同作のファンは芸人界だけでなく、さまざまな業界にたくさん存在します。

『こち亀』45周年を記念して期間限定で開設された特設ページでは、YouTube界や俳優界など、各界の『こち亀』ファンによるイチオシの3話が掲載されました。そんなファンたちが厳選したエピソードを振り返り、『こち亀』がもっと好きになる魅力をお伝えします。

●「忘れて!日暮くん…の巻」by HIKAKINさん

 まずは、YouTube界のレジェンド・HIKAKINさんが選んだエピソードです。『こち亀』ファンだと明かすHIKAKINさんがイチオシするエピソードのひとつが「忘れて!日暮くん…の巻」。名物キャラクター・日暮熟睡男(ひぐらし・ねるお)が登場します。

 日暮といえば、凄まじい超能力を使って事件を解決する警察官ですが、4年に一度のオリンピックイヤーに、たった1日だけしか目覚めません。普段は、主人公の両さんらが住む独身寮「ニコニコ寮」で眠っています。

 さて、HIKAKINさんが選んだこのエピソードは、日暮が起きるオリンピックイヤーの出来事。4年前、日暮から預金通帳を預かった両さんでしたが、口座に入っていた1500万円を競馬などに使ってパアにしてしまったため、今年は日暮を起こすのをやめようとします。

 しかし、上司の大原部長命令で日暮を起こすことにしますが「ニコニコ寮」に日暮の姿はありません。近くのパン屋で激怒していたのです。というのも、パンを買おうとした日暮は、消費税を知らなかったため、詐欺だと勘違い。消費税が導入されたことをそこで初めて知る、日暮登場回ならではの笑える展開がありました。

 その後は、日暮に預金通帳のことを思い出されたくない両さんが「新しい年号は平成と書いて『おぴょぴょ』と読む」など話題を振りまくってごまかすシーンが描かれましたが、ついにはバレて日暮に懲らしめられました。

 HIKAKINさんは「オチのラスト1コマでオーラを放っている日暮熟睡男が脳裏に焼きついています」と、このエピソードを選んだ理由についてコメント。また、今やテレビで見ない日はない人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司さんも「忘れて!日暮くん…の巻」を選んでおり、「大喜利というものをここで初めて知ったかもしれない。平成と書いてなんと読む大喜利の答えなのではないかと思った」と芸人ならではの目線でコメントしていました。

 2021年は東京オリンピックが開催されましたが、日暮熟睡男は果たして目を覚ましたのでしょうか……。

■ファンのあいだで人気の高い神回 二度と開かない橋を開けた両さんの心意気に感動!

●「海パン刑事の巻」by 空知英秋さん

 続いて、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた人気ギャグマンガ『銀魂』の作者・空知英秋さん。空知がイチオシするエピソードのひとつが「海パン刑事の巻」。人気キャラクター・海パン刑事が初登場した回です。

 海パン刑事は、常に海パン一丁で赤いネクタイにホルスターという装いで登場する変わり者ですが、警視庁のエリート刑事集団「特殊刑事課」に所属。なんと検挙率100%を誇る凄腕警察官なのです。(実は、両さんも同じく検挙率100%)

 象徴的な海パンからは、ドラえもんの四次元ポケットのように、予想外の物がいつも出てきます。「海パン刑事の巻」では、名刺や昼食用のバナナを海パンから取り出していました。

 また、テレビアニメ版では登場する際に「股間のモッコリ伊達じゃない! 陸に事件が起きた時、海パン一つで全て解決! 特殊刑事課“三羽烏”の一人!海パン刑事…只今参上!」というお決まりの文句で現れ、登場するたびにテンションが上がった記憶があります。そんな海パン刑事と同じく、特殊刑事課「三羽烏」のドルフィン刑事、月光刑事&美茄子刑事らが登場するエピソードはファンから人気の高いことも特徴的でした。

 このエピソードをイチオシする空知さんは「男子で海パンが嫌いな奴とかいるんですか? いるなら前にでてこい! そして全員海パンになれっ!」とコメント。両さん以上に型破りな海パン刑事の活躍を、この機会に再び読んでみてはいかがでしょうか。

●「勝鬨橋ひらけ!の巻」by 染谷翔太さん

 最後は、人気俳優・染谷翔太さんイチオシの「勝鬨橋ひらけ!の巻」。ファンのあいだでも「神回」と人気の高いエピソード。昭和40年代、中学生時代の両さんのお話です。

 両さんは、勝鬨橋が開くさまを「一度見てみたいなあ」と話す同級生「純くん」こと白鳥純(しらとり・じゅん)に直接見せようと、純くんを橋へ連れていきます。しかし、橋の近くにいた大人たちに「昨日開いたのが最後だ」「もう二度と開くことはないんだ」と教えられ、見ることは叶いません。

 勝鬨橋が開く様を見られず大変ショックを受ける純くん。後日、もともと体が弱い純くんは、空気の良い北海道に引っ越しが決まり、転校することになりました。

 橋が開くところが見られなかったことが心残りだという純くんの言葉を聞いた両さんは「橋の開くところを見せてやろう!」と、親友ふたりと結託。勝鬨橋の運転室に忍び込み、警察官に追いかけられながらも橋を開き、純くんに感動の思い出をプレゼントするのでした。

 派出所で思い出話をする両さんのもとへ純くんが訪ねてきます。「橋をあげてくれた日の感動が忘れられなくて」と、現在は橋の専門家になっていたのです。

 染谷さんはこのエピソードを選んだ理由に「定番の名作で何度読んでも泣ける」とコメント。「泣ける」エピソードが多い『こち亀』のなかでも、人気の感動回でした。

* * *

 以上、各界の『こち亀』ファンが厳選したエピソードをピックアップして紹介しました。まだまだ数え切れないほど、印象的なエピソードが存在します。皆さんの心に残っている傑作回は何ですか?

(中島憲太郎)

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