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ディズニー名作の隠れた「続編」3選。 意地悪キャラクターの意外な結末も!

マグミクス / 2021年11月12日 18時10分

ディズニー名作の隠れた「続編」3選。 意地悪キャラクターの意外な結末も!

■主役はシンデレラの意地悪な姉やウェンディの娘…ひと味違った物語

 子どもから大人まで、老若男女問わず楽しめるディズニー作品。実写化もされた『シンデレラ』や『美女と野獣』、最近では『アナと雪の女王』など、子供向けの絵本になるほどの名作が数多く制作されていますが、そんな名作の数々に「続編」が作られているのはご存じでしょうか。1作目のインパクトや存在感に比べると影が薄いけれど、、隠れた名作と呼べる作品も存在しています。今回は、ディズニーファンの間でも人気の高い「名作の続編」3作品を紹介します。

●シンデレラII(2001年)

 シンデレラといえば、意地悪な継母・トレメイン夫人と義姉妹たちに召使いのようにこき使われるも、フェアリーゴッド・マザーの魔法の力を借りて王子と結ばれる……という王道のプリンセスストーリー。魔法の力によるドレスアップや、お城での舞踏会のシーン、ガラスの靴などに憧れた方もいるのではないでしょうか。

『シンデレラII』は、シンデレラが王子と結婚したその後のエピソードをオムニバス形式でまとめた作品です。そのなかに意地悪な義理の姉のひとり、アナスタシアを主人公とするエピソードが収録されています。

 お城の舞踏会の準備で、トレメイン夫人と姉とともに町に出かけたアナスタシアは、偶然立ち寄ったパン屋の青年に一目惚れします。うまく振舞えず泣き出す彼女を見かねたシンデレラは、アナスタシアをお城に招いてドレスを貸し、もう一度彼と会えるように手助けをします。

 意地悪ばかりして笑顔もできなかったアナスタシアが、恋をすることで人に優しく接するようになり、どんどんかわいらしくなっていきます。最終的には、お金と権力しか頭にない夫人や姉から、平民と付き合うことを反対されても「お母さまは間違っている!」と抵抗できるまでに成長しました。

 心から強く美しくなったアナスタシアは青年と舞踏会へ参加し、シンデレラとも和解するのでした。単なる「改心」だけでなく、親の偏った価値観から解かれる成長物語として、ディズニーファンの間では隠れた人気エピソードです。

●ピーター・パン2 ―ネバーランドの秘密―(2002年)

『ピーター・パン2 ―ネバーランドの秘密―』 DVD(ウォルト・ディズニー・ジャパン)

 ティンカー・ベルの魔法の粉で大空を飛ぶ、ディズニーランドのアトラクションでもおなじみのピーター・パンにも続編があります。

 前作でピーター・パンとともに夢の島ネバーランドを冒険したウェンディは、成長してふたりの子供の母親になりました。第二次世界大戦で夫は出兵し、ロンドンに戦火が及ぶなか、彼女はネバーランドで体験した思い出を毎夜子供たちに語り勇気づけていましたが、戦争によって非常に現実的な性格になってしまった娘のジェーンは母親の話を信じていません。ついには、ピーター・パンの存在を信じる弟ダニーと喧嘩をしてしまいます。

 ところがある夜、フック船長にウェンディと間違えられたジェーンはネバーランドに連れ去られてしまいます。危ないところをピーター・パンに助けられますが、それでもジェーンは現状を受け入れず、妖精の存在を一番信じていないと口にしてしまったことで、妖精を信じる心で生きているティンカー・ベルは力が弱まり、瀕死の状態になってしまいます。

 子どもらしさを失ってしまったジェーンが純粋さを取り戻していく物語に加えて、前作を観ていた方にはウェンディとピーターの再会エピソードもお楽しみ要素です。

●バンビ2 森のプリンス(2006年)

『バンビ2 森のプリンス 』DVD(ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント)

『バンビ』は、ディズニー最初の黄金期を代表するアニメ作品です。作中で、バンビの母親は雪の夜に銃で撃たれて亡くなってしまい、森の王である父親に引き取られ成長していきます。『バンビ2』は、『バンビ』では言及されなかった父親と過ごした期間を描いた物語なのですが、バンビだけでなく父親も主役と言ってよいでしょう。

 父親はバンビを引き取った当初、「王様は群れを守るのが仕事だ」とし、子供の世話を他の雌鹿に任せようとします。しぶしぶ冬の間は自分で子供を育てることにしましたが、子供の扱いがわからず、無邪気なバンビが母親を恋しがったり、何かしでかしたりするとつい厳しく接してしまいます。

 王としての威厳と父親としての愛情の間に揺れながら、不器用ながら少しずつバンビとの距離を縮めていく様子は、子どもを持つお父さんには感じるものがあるのではないでしょうか。「イクメン」という言葉が浸透している今こそ観て欲しい作品です。

* * *

 今でこそ、『アナと雪の女王2』や『シュガー・ラッシュ・オンライン』など、ヒット作の続編が注目を集めていますが、1990年代から2000年代にかけて、ビデオ作品として制作された「続編」たちについては、知らない方が多いのではないでしょうか。前作とは違うキャラクターの視点やさまざまな後日談は、1作目とセットで味わい深く楽しみたいところです。

 今回紹介した3作品は、配信サービス「Disney+」視聴可能です。ディズニーの長編アニメーションは、2021年11月26日(金)に公開される『ミラベルと魔法だらけの家』で60作目となります。まだまだネタも尽きないでしょうから、今後も新たな「続編」が登場する可能性は十分あるでしょう。

(マグミクス編集部)

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