「ダイパリメイク」発売前レポート 新要素の「考察」材料を掘り起こす!
マグミクス / 2021年11月12日 12時20分
![「ダイパリメイク」発売前レポート 新要素の「考察」材料を掘り起こす!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_67191_0-small.jpg)
■ダイパリメイクこと『ポケモン BD・SP』はとにかく、人とポケモンの距離が近い
2021年11月19日(金)に発売されるNintendo Switchソフト『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(以下、ポケモン BD・SP)の発売に先駆け、株式会社ポケモンにて日本初の試遊会が催されました。
事前に解禁されていた要素を振り返りつつ、リメイクに伴って追加されるかもしれない新要素の考察ポイントを、可能な限りご紹介します。
まず、実際にプレイして驚かされたのは、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(以下、『ポケモン ダイヤモンド・パール』)の「遊びこみ要素」のそれぞれが、ひとつのゲームとして成り立つほどに奥深いモノになったこと。それに伴って、ポケモンとトレーナーとの距離がこれまでにないほど近くなりました。
たとえば、「ふれあいひろば」。種類こそ限定されるものの、『ポケモン BD・SP』ではポケモンを6匹まで連れ歩くことができます。パーク内ののんびりした空間では、ポケモンたちが普段見せることのない豊かな表情を覗かせていて、Nintendo Switchの撮影機能を用いて集合写真を残すことも可能です。ポケモンのコンディション磨きをかけるお菓子「ポフィン」作りに一喜一憂するポケモンたちの姿もたまりません。
そして「ポフィン」といえば、ポケモンのかっこよさやかわいさをアピールする「スーパーコンテスト」。『ポケモン BD・SP』では、いわゆる「音ゲー」要素も加わった「スーパーコンテストショー!」に進化しました。
サイリウムを振る観客の熱狂も手伝い、冒険そっちのけでお気に入りのポケモンをスーパースターに育て上げるプレイヤーが現れるのは間違いありません。さらに、コンテストの景品として手に入る「シール」は、手持ちのポケモンが飛び出す瞬間のエフェクトを変更できる、ボールのデコレーションに使えます。
『ポケモン ダイヤモンド・パール』に実装されていた、自分だけのオリジナルボールを作成する「ボールカプセル」はファンが復活を待望していた要素のひとつ。進化した「ボールデコ」機能はエフェクトを確認しながら何度でも作り直すことができるため、こり始めたら止まりません。
ほかにも、フィールドでのポケモンの連れ歩き、バトル開始時にポケモンの顔がズームになるなど……。ポケモンに愛着が湧く工夫が、ゲームの随所に散りばめられています。
また、フィールドに立体感を感じることができるのは、色濃い雲の影やフィールドの奥がかすむ仕様が空間の上下と奥行きを演出させているからでしょう。
『ポケモン ダイヤモンド・パール』おなじみの「ポケッチ」も画面右上に表示されるようになり、UIが改善されたことで、格段に遊びやすくなった印象を受けました。
とはいえ、ファンが注目しているのはグラフィックやテンポの改良といった、ユーザビリティの向上にとどまりません。ファンにとっての大きな関心ごとは、リメイクにともなう「追加要素」です。
「ヒカリ」の「ピッピ」にどくタイプの効果がばつぐんになっている。これは『ポケモン ダイヤモンド・パール』に登場していなかったフェアリータイプが実装されていることを意味します。
「追加要素」のヒントは、『ポケモン ダイヤモンド・パール』の代名詞でもある、地下に眠っているようです。
■「ダイパリメイク」ならではの新要素? 時間と空間がテーマだからこその考察材料とは
地上と同じスケールで描かれる地下世界 (C)2021 Pokemon. (C)1995-2021 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
かつて「カセキほり」に夢中になった「ちかつうろ」。『ポケモン BD・SP』では「地下大洞窟」にパワーアップし、地下世界がグンと広がりました。
マグマがたぎる火山地帯や緑がしげる空洞など、通路から開かれる「ポケモンの隠れ家」では環境に適応したポケモンたちとシンボルエンカウントすることができます。
なかには「だんがいの だいくうどう」など、過去作に登場した伝説のポケモンを連想させるキーワードを冠するスペース、風化した大型の「トリデプス」を思わせるオブジェクトがたたずむ広間も存在しているようです。
地下に作った「ひみつきち」に、発掘した「ポケモンの石像」を飾ることで出現するポケモンに変化が表れることは事前に明かされていました。筆者が試遊中に掘り当てた石像は「アンノーン」。劇中内、古代文字をかたどったとされるポケモンの石像が周囲にどんな影響を及ぼしていたのか。また、いつ、誰が、何のために作ったモノなのかは分からずじまいです。
『ポケモン BD・SP』のパッケージにも採用されている「ディアルガ」「パルキア」はそれぞれ時間と空間を司る、伝説のポケモンです。さらに、2022年1月28日(金)には、まだ「シンオウ地方」と呼ばれるようになる前、はるか昔のこの土地「ヒスイ地方」を舞台としたNintendo Switchソフト『Pokemon LEGENDS アルセウス』の発売を控えていることを考えると、『ポケモン BD・SP』の舞台設定は必ずしもリメイク前の『ポケモン ダイヤモンド・パール』と同じ世界ではない可能性も予感できました。
もちろん、以上は筆者が試遊会で得られた情報からの憶測にすぎません。
とはいえ、2021年11月現在、島根県立三瓶自然館サヒメルにて巡回展「ポケモン化石博物館」が催されていることや、株式会社ポケモン本社に現代アーティスト、ダニエル・アーシャム氏が手がける「これから1000 年後、西暦3020年にポケモンを発掘してみると……」をテーマにした作品が飾られていることからも、『ポケモン BD・SP』のテーマに「流れる時」を意識してしまうのも確かです。
少なくとも、『ポケモン BD・SP』の核心が地下に眠っていることは間違いないはず。ぜひ、ご自身の手で『ポケモン ダイヤモンド・パール』を遊んだ頃の記憶とともに、真相を掘り起こしてみてください。
余談ですが、試遊会場に設置されていた特設パネルに描かれた「ディアルガ」と「パルキア」のイラストでは、身体のところどころに小さな傷が描かれていました。その理由も非常に気になるところです。デザインといってしまえばそれまでなのですが、プレイしてみることで新たな発見に出会えるかもしれません。
※ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
※Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
※画面は開発中のものです。
(マグミクス編集部)
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