星に願いごとをする高校生男女 青春ラブコメと思いきや、結末が衝撃的！

■結末を知ると、もう一度読みたくなる

　今日はしし座流星群が見られる日。高校生男女が空を見上げながら、何をお願いするのか語り合っていました。女の子が帰ろうとすると、男の子は「もう少しだけこうしていたい」と言い……。

　羊の目。さん（@odorukodomo8910）による創作マンガ『星に願いを。』がTwitterで公開されました。初々しいふたりの青春ラブコメかと思いきや、予想外の結末に、読者から「まさかの展開」「こっちの想像を見事なまでにブチ壊してくる」「最後でびっくりした」「世界観が一気に切なさに変わる」「彼の願い、かないますように」などの声があがりました。

　作者の羊の目。さんに、お話を聞きました。

ーー『星に願いを。』のお話はどのようにして生まれましたか？

　レイトショーを観に行った帰りの車内で思いつきました。夜の暗い田舎道を走っていると、世界にひとりだけみたいだなぁ、という気持ちになります。今はただ見えていないだけで、この夜の闇が明けたら本当に世界が崩壊していたらまずいなぁ、とぼんやり考えた時にこの話の構想が浮かびました。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　1コマ目の「今日さぁ。しし座流星群なんだって」のセリフに対して、「崩壊したはずの世界でこれはどこからの情報なんだろう」と思いをめぐらせて下さった方がいて、その方の「果てのラジオからの情報だったら……」という考察がすごく素敵だなぁと思い、印象に残っています。

『おばあさんのコスプレ』（羊の目。さん提供）

ーー最近投稿された作品では『おばあさんのコスプレ』や『父の椅子。』も反響がありました。こちらも『星に願いを。』と同様に、ラストに驚かされます。マンガを描くうえで「ラスト」には特にこだわっていらっしゃるのでしょうか？

　短編を描く際はいつも「誰も想像しないけど誰もが納得するラスト」を描けるように心がけています。

ーー今後の活動のご予定や、挑戦してみたいことなどについて教えて下さい。

　発売時期はまだ言えませんが新刊が出ます。この本の中で、今までしてこなかった大きな挑戦もしていますのでお楽しみに！

（マグミクス編集部）