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独特な夫婦関係を描いたマンガ3選 「いい夫婦の日」に令和の結婚を考える?

マグミクス / 2021年11月22日 7時10分

独特な夫婦関係を描いたマンガ3選 「いい夫婦の日」に令和の結婚を考える?

■偽装夫婦に、一夫多妻に、公認不倫? 多彩な「夫婦」マンガ

 総合電子書籍ストア「ブックライブ」が2019年に実施したユーザーアンケートによると、マンガに登場する「理想的な夫婦」の1位は野原ひろし・みさえ夫妻(『クレヨンしんちゃん』)、2位は磯野波平・フネ夫妻(『サザエさん』)、3位はフグ田マスオ・サザエ(『サザエさん』)となりました。ケンカもしつつも仲睦まじい野原家に、古き良き時代の夫婦像である磯野家、フグ田家。上位になるのも納得の3組です。

 しかし、時は令和に移り変わり、マンガで描かれる「夫婦」の姿もさらに多様化しています。そこで今回は、年間2000冊のマンガを読んでいるという、総合電子書籍ストア「ブックライブ」の「書店員すず木」が、風変わりな夫婦関係を描いたマンガを3作品紹介します。

* * *

●家事育児は完全に分担!偽装から始まる理想の「夫婦」像

 夫婦それぞれがスパイで、互いに素性を隠して結婚生活……という設定の映画(『Mr.&Mrs. スミス』)がありますが、『SPY×FAMILY』は、夫婦それぞれが別の組織に属する裏家業の人間でありながら、偽装のひとり娘・アーニャを加えて「家族」となるマンガです。

「夫婦共働き」というスタイルが定着している現代において、「夫婦それぞれが仕事をしているという状況に加え、家族に内緒で組織のスパイ活動を行っている」という設定がすんなり受け入れられているのではないでしょうか。

 さらに、現代では共働きでも家事・育児は妻に負担がかかりがちなことがまだまだ多い印象を受けますが、『SPY×FAMILY』では夫婦ともに働きながら、食事の用意を担うのは夫・ロイド、掃除を担うのは妻・ヨル、そして娘・アーニャの育児はふたりで分担と、非常にバランスがとれていることもポイント。特殊な例ですが、ふたりの夫婦関係から学べることの多いマンガです。

●ひと家族4人まで妻をめとれる「一夫多妻」マンガ

『ハレ婚。』は「ひと家族4人まで」妻を持てる一夫多妻制(別名「ハーレム婚」で、通称「ハレ婚」)が認められた町が舞台。「一夫多妻制を描いたマンガ」と聞くと、「家父長制の強い保守的な物語では」と思うかもしれません。3人目の妻としてプロポーズを受けた主人公・小春もしかりで、最初は「ハレ婚」という制度に疑問を持ち、反発します。しかし、ほかの2人の妻を含めた家族生活を通し、徐々に考え方も変わっていき……?

「一夫多妻」という設定を通して、「一夫一妻」という現代の結婚のあり方に切り込んだ内容でもあります。一夫一妻の結婚では築けない関係性や、夫婦ないし家族の在り方を見つめ直すきっかけになるでしょう。

●婚外恋愛で全員幸せ?「妻公認の不倫」という新しい選択

夜の関係は妻以外の女性と……マンガ『1122』第1巻(講談社) (画像:ブックライブより引用)

 マンガ『1122』の主人公、一子と二也は結婚7年目の仲良し夫婦ですが、セックスレス、子供なし。そんなふたりが選択したのは「婚外恋愛許可制」でした。夫と夜の関係を持てない妻が、夫が外に恋人を持つことを許可するというもので、妻に内緒で不倫するよりは平和で合理的な考え方のようにも思えますが、夫婦それぞれの気持ちに変化が生まれるにつれ、徐々に関係が怪しくなっていきます。

 夫婦とはいっても、それぞれ独立した男と女。つき合いが長くなると相手への向き合い方が雑になることもあるでしょう。しかし、気持ちの部分を無視して合理的な選択ばかりとっていると、いつかとんでもないことになってしまうかも……と思わされます。

 今回紹介した3作品は、どれもちょっと風変わりな夫婦関係を描いたマンガ。11月22日の「いい夫婦の日」に、これからの夫婦の在り方を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

(総合電子書籍ストア「ブックライブ」書店員すず木)

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