1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

完全に毒親?「ガンダムシリーズ」のヤバい父親3選。不倫、裏切り、娘を宇宙へ…

マグミクス / 2021年11月29日 19時20分

完全に毒親?「ガンダムシリーズ」のヤバい父親3選。不倫、裏切り、娘を宇宙へ…

■実の娘を真空に放り出すパパ

『機動戦士ガンダム』シリーズの主要キャラは、クセのある人物が多いです。その原因は、彼らの親もクセが強い、もしくは「残念な親」だからではないでしょうか。そこで今回は、特に心配になっちゃうほどの奇天烈なパパたちを紹介したいと思います。

●ベラ・ロナのパパ「カロッゾ・ロナ」

 劇場版『機動戦士ガンダムF91』の「ベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)」は正義感と思いやりが強い女性ですが、貴族の血が流れているせいか、どことなくプライドが高い人物です。

 ベラの実父はクロスボーン・バンガードの総司令官の「カロッゾ・ロナ」。またの名を「鉄仮面」とも呼ばれています。人類の大半を減らすためのラフレシアプロジェクトを独自に実施し、その一環で生まれたガンダム史上でもトップクラスの胸糞兵器「バグ」でジェノサイドを敢行しました。

 最後はモビルアーマー「ラフレシア」に乗り込み、主人公のシーブック・アノーやベラと戦闘し、大破したビギナ・ギナのコックピットを生身の腕力でこじ開けて、ベラを引っ張り出します。そしてわが娘を宇宙空間に放り投げるという、「可愛い子には旅をさせよ」にもほどがある凶行を見せました。

●クェス・パラヤのパパ「アデナウアー・パラヤ」

 劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したニュータイプの少女「クェス・パラヤ」。彼女はわがままで感受性が強く、「ハサウェイ・ノア」や「ギュネイ・ガス」のような少年からの好意には目もくれず、かなり年上のアムロ・レイに興味を示し、シャア・アズナブルに対しては好意を隠すことなく近づきました。

 そんなクェスの父は、地球連邦軍政府参謀次官の「アデナウアー・パラヤ」です。クェスの実母とは離婚し、愛人と結婚。クェスはその継母と折り合いが悪く、アデナウアーとクェスが宇宙に出発する際、継母は同行を拒否するほど険悪な仲でした。父であるアデナウアーのことも軽蔑しているようです。シャトルで宇宙に出た時、地球に落下する5th(フィフス)ルナと隕石の接近で機体が揺れ、アデナウアーは恐怖で頭を抱えます。これを見たクェスは父親に向かってつばを吐きかけました。

 そのアデナウアーら連邦政府高官は、サイド1のロンデニオンで極秘裏にシャアらネオ・ジオンと会談。和平交渉を行い、直前に地球へ5thルナが落とされたにもかかわらず、アクシズを売り渡すという愚策を犯しました。

 このように、アデナウアーは仕事、夫、父親のいずれの面でも残念な人物でした。

■キング・オブ・やべぇパパは、「最高のニュータイプ」の父親

カミーユがジェリドを殴り逮捕された際、迎えに来たのはママの「ヒルダ」。彼女は親としての自覚はありそう……。画像は「『機動戦士Zガンダム』メモリアルボックスPart.I [Blu-ray] 」(バンダイビジュアル)

●カミーユ・ビダンのパパ「フランクリン・ビダン」

 TVアニメ『機動戦士Zガンダム』の主人公、カミーユ・ビダンは、物語序盤は頭に血がのぼりやすく攻撃的でした。女性的な名前の「カミーユ」に強いコンプレックスをもっていて、ティターンズのジェリド・メサに名前をいじられると殴りかかるという見境のない少年でした。

 そんな名前を付けた父、フランクリン・ビダンと母のヒルダ・ビダンはともに地球連邦軍の技術士官です。子供の面倒や関心はそっちのけで仕事に取り組む両親で、さらにフランクリンには愛人もいて冷え切った夫婦でもありました。

 エゥーゴのガンダムMk-II強奪に加担し、アーガマに乗り込んだカミーユ。これによりティターンズはカミーユの両親を人質に取り、アレキサンドリアに連行しました。ふたりきりになった際、ヒルダがフランクリンに愛人について指摘すると、彼は容赦なくビンタをかまします。後に、同じように愛人に関して怒りをあらわにしたカミーユに対しても問答無用でビンタしているので、「愛人いじり」のディフェンスは弱いようでした。

 ここまででも相当なダメ親父ですが、その後さらに加速します。エマ・シーンの手引きによりティターンズ側から脱出したフランクリンは、エゥーゴのアーガマに到着。真っ先にリック・ディアスを見つけ興味津々になり、隙をみてこれを強奪し、ティターンズに投降を試みます。これは「エゥーゴの最新鋭機を持ち帰ったら、認めてもらえるかも」というなんとも浅ましい裏切りでした。

 その後、逃走中のMS機内で、直前に妻ヒルダが死んでいるにもかかわらず、愛人をぼんやり思い出してしまうフランクリン。しかし、途中でMk-IIに乗るカミーユに追いつかれ、ビームライフルを向けられます。

 発砲をためらうカミーユに対し、フランクリンは「親に銃を向ける……そんな風に育てた覚えはない!」と激怒するも、自分は息子に対しビシバシ発砲しています。結局、アーガマの砲撃と思われるビームをくらったリック・ディアスは大破。その爆発で、フランクリンは死んでしまいました。

 技術者としてはMk-IIを開発するなど、かなり優秀だったフランクリンでしたが、家庭面ではネグレクトに不倫、DVと、外道の欲張りセット。最後には救ってくれた味方を裏切り、うっとり愛人を思い出し、息子に向かって発砲するという底の見えないクズっぷりを見せるパパでした。

 今回紹介した3人の子供は、いずれも「ニュータイプ」。パイロットとしては有能ですが、『F91』のビルギット・ピリヨがこんなことを言っています。

「昔、ニュータイプってモビルスーツに関しちゃスペシャリストがいたよな。そういうのって、たいがい個人的には不幸だったんだよなぁ」

 ……なんだか首を縦に振ってしまいます。

(南城与右衛門)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください