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【2000円から予算別】冬ボーナスで一気買いしたい完結マンガ。SF時代劇、極道ものまで

マグミクス / 2021年12月3日 19時10分

【2000円から予算別】冬ボーナスで一気買いしたい完結マンガ。SF時代劇、極道ものまで

■全3巻の漫画家マンガから100巻越えの極道マンガまで

 年末年始の休暇には、マンガを一気買いしておこもりの冬に備えませんか? 電子書籍なら何冊マンガを買っても場所をとらないので、長編マンガの大人買いにも最適です。総合電子書籍ストア「ブックライブ」担当の西村さんが、一気買いにおすすめの「完結済み長編マンガ」を予算別に紹介します。

※各作品の巻数と税込み価格表記は、2021年11月末時点の「ブックライブ」の配信情報に基づいています。

●2000円~3000円台:短いなかに濃密な世界が詰まったおすすめのマンガ

 最初のおすすめは『少女ファイト』で知られる日本橋ヨヲコ先生の漫画家マンガ『G戦場ヘヴンズドア 完全版』(全3巻、税込2,310円)です。マンガの才能がありながらもワケあってストーリーが描けない高校生・鉄男と、人気漫画家の父を憎み、反発するように小説を書く高校生・町蔵が出会い、 「表現」という戦場に臨む物語。全3巻というコンパクトさですが、主人公ふたりを含めたすべての登場人物たちのマンガへの熱量に圧倒される、濃密な作品です。「自分から読み手を選ぶとは、思い上がりも甚だしい」「マンガは練習するもんじゃない。覚醒するものだ」など、マンガに関する名言も多く、マンガや表現を愛する人たち全員の必読書と言えるでしょう。

 そのほか、この価格帯でおすすめなのが『ヴィンランド・サガ』の幸村誠先生によるSFマンガの傑作『プラネテス』(全4巻、税込2,640円)。どれだけ科学が進もうと、人類が宇宙に近づこうと、人と人とをつなげる大事なものは決してなくならないはず……そんな宇宙時代における人間たちの愛と友情は、何度読んでも胸に迫るものがあります。一生モノのマンガといっても過言ではないでしょう。

 さらに、『チェンソーマン』で知られる藤本タツキ先生の『ファイアパンチ』(全8巻 税込3,344円)もおすすめ。荒廃した世界を舞台に、妹を殺され、消えない炎に焼かれながら生き続けることになった青年を描いたマンガです。巻を追うごとにストーリーが二転三転していき、最終的にどう着地するのか想像がつきません。マンガというものの面白さを再認識させてくれます。

●5000円~6000円台:10巻以下で週末の一気読みにおすすめのマンガ

マンガ『寄生獣』第1巻(講談社)(画像:ブックライブより引用)

 1988年から1995年にかけて連載された『寄生獣』(全10巻、税込6,600円)は、2014年に染谷将太さん主演で実写映画化、さらに同年2シーズンに渡りTVアニメ化されるなど、時代を越えて愛され続ける作品です。人類を捕食し、地球を支配しようとする寄生生物と人間の壮絶な戦いが描かれます。寄生生物を通して人間のエゴに触れたり、「生命」や「自己の存在」といった問いが投げられたりするなど、考えさせられることが多く、全10巻という手軽さですが、かなりの重量感があります。

 ほかに、時が止まった世界(「止界」)で、時を止める能力を授かることができる石をめぐる争いを描いた『刻刻』(全8巻、税込5,280円)、何者かに殺された母の死をきっかけに、18年前の小学生時代にタイムリープした青年が、当時殺された同級生の死や未来の母の死を回避すべく、現代と過去を行き来しながら奔走する『僕だけがいない街』(全9巻、税込5,654円)、平凡な大学生がある日地球の破壊をもくろむ魔王の少女に忠誠を誓い、魔法使いとの戦いに身を投じる『惑星のさみだれ』(全10巻、税込5,500円)などもおすすめです。
 
 全巻購入にちょうどいい価格帯の5,000~6,000円前後のマンガは10巻ほどで完結しているものが多く、週末の一気読みにも最適な長さではないでしょうか。

●9000円~1万3000円台:年末年始のまとまったお休みにおすすめのマンガ

マンガ『大奥』第1巻(白泉社)(画像:ブックライブより引用)

「大奥」といえば、将軍の世継ぎを生むための女性が集まった後宮のことを指します。しかしこの『大奥』(全19巻、税込13,456円)で描かれるのは、男女の立場が逆転した世界の大奥です。つまり、将軍は女性で、後宮に集められているのは見目麗しい男性たち。実写ドラマと映画のヒットも記憶に新しい『きのう何食べた?』のよしながふみ先生による、「男女逆転」大奥です。

 男子が謎の疫病で減っていくという設定のもと、将軍が男性から女性に代わっていくさまを何代にもわたる物語で描き、封建的な時代における女性のエンパワーメントを表現しています。また、それだけでなく自らの意志とは関係なく将軍という地位を与えられたことへの葛藤や、後継ぎを生まねばならない重圧など、女性将軍たちの最高権力者であるがゆえの孤独と悲しみを徹底的に描いた作品です。彼女たちの人生のどうしようもなさに、気持ちが揺さぶられます。

 また、死んだ母との再会を望み、禁断の人体錬成によって大きな代償を払うことになった若き錬金術師の兄弟を描く『鋼の錬金術師』(全27巻、税込13,234円)も、人間の奥深さと悲しみを描いたマンガ。今さら紹介する必要もないほどの有名マンガですが、令和以降の世代にも受け継いでいきたい名作です。

 さらに、今年2021年に完結した作品では、『BEASTARS』(全22巻、税込み9,680円)がおすすめです。肉食獣と草食獣が共存する世界の学園で、思春期のオオカミとウサギの種族の違いの恋の葛藤と苦しみを描いています。

●上限なし:この冬をマンガ漬けで過ごしたい方へ、100巻越えの大長編マンガ

マンガ『静かなるドン』第1巻(実業之日本社)(画像:ブックライブより引用)

「予算上限なし!思いっきりマンガに散財したい!」という方へのイチオシが『静かなるドン』(全108巻、税込み53,460円)です。昼は下着会社に勤める冴えないサラリーマン、夜になると関東最大の広域暴力団の総長という、二足の草鞋を履いて生きる近藤静也の物語。全108巻と長尺ですが、ギャグとシリアスの緩急が絶妙で、一度読み始めるとその独特の世界に夢中になって止まらなくなります。この冬をマンガ漬けで過ごしたいという方にピッタリです。
 
 以上、冬ボーナスでの一気買いにおすすめのマンガを紹介させていただきました。この冬はお供に温かい飲み物やおやつも添えて、至福のマンガタイムをお過ごしください。

(総合電子書籍ストア「ブックライブ」西村)

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