40代コロコロ中年、「グラスホッパー」改造が果てしない世界へ。大人のRCカーライフ(15)
マグミクス / 2021年12月5日 18時10分
![40代コロコロ中年、「グラスホッパー」改造が果てしない世界へ。大人のRCカーライフ(15)](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_70179_0-small.jpg)
■グラスホッパーの改造開始
40代になって2台のRCカー「ホットショット」「グラスホッパー」を手に入れ、サーキット走行を満喫していた筆者ですが、破損した「ホットショット」のパーツを注文して2か月弱。なかなか入手が難しいようなので、「グラスホッパー」をメイン機に据えて、改造を進めることにしました。他の方が手を入れた改造グラスホッパーを参考に、少しずつ手を入れていくプランです。
いつものように「新北総サーキット」にお邪魔して、サーキットのオーナーさんのアドバイスをもらいながら、グラスホッパーのボディ固定方法から着手しました。通常ではネジでボディを留めるのですが、ボディがプラスチック製なので、外すたびにネジ穴がゴリゴリ削れてしまうのです。今後マシンにいろいろと手を加えることを考えて、まずはボディをピン留めできるように改造することにしました。
最初に手を入れたのはフロント部分。前輪周りのパーツを取り外し、まるであつらえたようにシャーシに空いている穴を使い、ボディポストをネジ留めします。次に、ボディポストにあわせてボディに穴をあけ、ボディポストを適切な長さにカットすれば、フロント部分のピン留め改造は完成です。
次はリア部分の改造です。もともとネジ止めに使っているネジ穴に、イモネジという棒状のネジを使い、ボディポストを固定します。ピンは抜きやすいように補助用の結束バンドをつけます。これでボディの固定方法が変更できました。
ここから本格的な改造を始めるわけですが、そもそもグラスホッパーが転びやすい理由として、リアのタイヤ周りはわずかに縦に可動範囲があるものの、左右は完全に固定されている点が挙げられます。ほかのマシンでは左右の高さがある程度ずらせる構造になっているので、衝撃を吸収しやすいのです。ここを何とかしたいのですが、今回は時間も限られているので、とりあえずダンパーの交換にとどめることになりました。
そういうわけで作業に入りましたが、グラスホッパーのリアギアは左側に偏った形状のため、太いダンパーを使うと、右側は問題なく装着できるのですが左側は干渉してしまいます。そこで従来とは異なる形ですが、外側から取りつけることにしました。
と、ここまでほぼオーナーさんにやってもらったんですけどね。筆者の技術力と使える時間を考えると、自分でやるのはほぼ不可能なのが残念無念です。
■ダンパー交換。なんだか強そうな見た目に
「新北総サーキット」オーナーにお借りした改造マシン「DT-02」。深遠なるRCカーの世界を筆者に見せてくれた
太いダンパーをグラスホッパーに取り付けてみた結果、なんだか強そうな雰囲気になりました。
ある程度形になってからは、試験走行を繰り返しながらバネやビスを交換し、調整を行います。少しずつ少しずつ、グラスホッパー特有の「跳ね」が減っていき、走行が安定していくのを見るのは実に楽しい時間です。しかしリアのダンパーの交換だけでは限界があるようで、根本的なリアの固さの克服には至っていません。また、ジャンプしたときにフロントの固さが原因でマシンが暴れているのがはっきりわかったので、まだ色々と手を加える必要があるようです。
ある程度の改造と調整を終えたところで、今後の改造プランについてオーナーさんに相談に乗ってもらいました。とりあえずフロントのダンパーがスプリングだけなので、こちらもオイルダンパーに換装し、リアとフロント両方のタイヤ周りのパーツを他のRCカーのものに換装してみることにしました。パーツが手に入るのかちょっと心配だったのですが、そちらはホットショットと違って潤沢に流通しているので問題ないそうです。
そしてこの日は、目指すべき先の世界がどういうものなのか知るために、オーナーさんの手でバリバリにチューンされた「DT-02」というマシンをお借りし、走らせてみました。
……いや、全然違うわ、これ。
ダンパーをはじめとする足回りの性能がホットショットやグラスホッパーとは違いすぎます。ジャンプの着地でいっさいマシンが跳ねず、路面にべたりと張り付いているのです。プロポの性能も段違いで操作性も素晴らしく、意のままにマシンを動かせます。正直、プロポでこれほど走りが違うとは思いませんでした。
これから先、人の力を借りたとしてもここまでの領域に達することができるとはまったく思いませんが、とりあえず「こういう世界がある」というのは理解できました。先はまだまだ長そうですが、少しずつ歩んでいければと思います。できれば自分の手で。でも難しいだろうなあ……プリーズ時間。
(早川清一朗)
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