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『零次元アイドル』声優・金本涼輔さんが語る、クールな「氷雨」と「裏の顔」のギャップ

マグミクス / 2021年12月7日 12時10分

『零次元アイドル』声優・金本涼輔さんが語る、クールな「氷雨」と「裏の顔」のギャップ

■アイドルらしからぬ一面こそが面白い

 プロダクションI.Gとノワによるアイドルプロジェクト『零次元アイドル』は、現世に蘇るためにトップを目指す「霊体アイドル」たちの活躍を描きます。トップアイドルになれなければ霊体も消滅してしまうというシビアな設定、和のテイストもある多彩なキャラクターなどが大きな特徴です。ニコ生配信やラジオでの活動、楽曲のレコーディングやライブ展開に加え、オリジナルストーリーのボイスドラマCDが2021年12月8日(水)に発売されるなど、活動が大きく広がっています。

 作中のアイドルグループ「炎舞」「氷雨」「琥月」のなかでも、ひときわ和テイストが強く、クールなイメージをもつのが、4人の個性豊かなメンバーが在籍する「氷雨」です。メンバーのひとり、西寺拓史(にしでら・たくし)は歴史オタクで夢に向かうひたむきさを持ち、今後の伸びしろを感じさせるキャラクターです。今回は西寺拓史役の声優・金本涼輔さんに、『零次元アイドル』の面白さ、グループの特徴と実際のキャスト陣の個性の違い、楽曲の特徴やライブ活動への想いについて語ってもらいました。

* * *

――まず最初に、声優になりたいと思ったきっかけを教えていただけますでしょうか。

金本涼輔(以下、金本) 大学生時代、普通に会社員になって働くのが嫌だな、何か人と違うことをやってみたい……と思っていた時期に、初めて本格的にアニメを見始めたんです。そのうちに「声優も面白そうだな」と思うようになりました。その後、友人で声優の養成学校に通っている人がいて、話を聞いているうちに自分もその養成学校の試験をダメもとで受けてみたら合格したので、そこから声優の道に進みました。

――将来どんな声優になりたいですか。また憧れの先輩声優はいますか?

金本 どの現場に行っても、やっぱり長く業界にいらっしゃる先輩はみんな素敵で、いいなと思います。「この人みたいになりたい」という目標が明確にあるわけではないんですが、やっぱりそこにキャラクターが息づいているという真実味が出せる声優になりたいです。

――『零次元アイドル』にはどんな面白さや魅力があると思われますか?

金本 『零次元アイドル』はまだ動き出したばかりでドラマCDもこれから発売するという状況で、未知の部分がたくさんある作品なのが魅力ではないかと思います。歌やラジオ、ニコ生ではすでに動き出していて、どのグループの回も楽しかったので、どこから入っていただいても面白いんじゃないかと思いますね。

 それとやっぱり、声優としてはキャラクターたちのドラマCDは聞いてほしいと思います。ニコ生や歌に興味を持ってもらえるのはもちろん嬉しいですが、せっかくアイドルであり霊体でもあるという変わった設定があるので、キャラクターのドラマがどう展開されていくのか注目してほしいですね。

――アイドルの西寺拓史という役をやるうえで意識することはありますか?

金本 拓史はそんなにアイドルっぽくない一面もあるので、あまり気負うことはないですね。ニコ生などに出演させていただいた時も、「アイドル役としてここにいる!」というよりは「みんなで楽しい時間を作ろう」みたいな気持ちでした。

――拓史のいる「氷雨」はどんなグループだと思いますか?

金本 「氷雨」には絵柄の色味にも出ているように、クールっぽい空気があります。ただ、実際に他のメンバーと話してると、みんなあんまりクールじゃないなという印象ですね(笑)。クールなキャラクターを演じている時と、配信などで自分たちが「中の人」としてみんなで楽しんでる時とで、ずいぶん空気が変わるんじゃないかと思います。そういう二面性を「氷雨」の魅力として楽しんでいただきたいです。

■拓史らしく一生懸命セクシーに歌った

「氷雨」の楽曲レコーディング中の金本涼輔さん(マグミクス編集部撮影)

――演じている西寺拓史は、どんなキャラクターでしょうか。ご自身と似ている部分はありますか。

金本 『零次元アイドル』はアイドルらしいキャラクターが多いなかで、拓史はちょっとスキがある人物なので、演じる側としてはすごく面白味がありますね。彼がその場にいるだけで、何かが起こったり、場が明るくなったりするようなキャラクターです。

 ちなみに、拓史の「ただ好きなことだけやっていたい」という部分は僕と似ているのですが、ほかは逆に似てないなと思うところがたくさんありますね。拓史はやっぱり本気でトップアイドルを目指していて、人に喜んでもらいたいというサービス精神を持ってるんですけど、僕はわりと自己完結型の人間なので違うなと思います。自分にない面だから、逆にやっていて楽しいなと思いますね。

――拓史を演じるにあたって意識していることはありますか?

金本 歴史のうんちくをたくさん喋るキャラなので、「こういうのをしゃべってみたらどうか」と提案することはあります。自分は歴史に詳しいわけではないですが、好きなものについて熱を込めて語ってる時の熱量が嘘っぽくならないように心がけています。好きなものの話だと我を忘れてしまう感じが可愛いキャラクターなので、そこは大事にしたいですね。

――レコーディングされた「氷雨」の曲について歌詞を貰った時の印象や曲調、パートなどについてお聞きしたいです。

金本 「氷雨」はクールなイメージなので抑え目でかっこいい曲が来るのかなーと思っていたら、歌詞の内容は学園内の恋愛で、曲調も明るくアイドルらしい楽曲でしたね。ただ単に明るいわけじゃなく、やっぱりどこかに影を感じる部分もあったりして、これが「氷雨」らしさなんだなと感じました。

――こういう風に歌ってほしい、というような要望はありましたか?

金本 曲の落ちサビ部分で、セリフっぽくセクシーに歌ってほしいと言われましたね。拓史のキャラクターと照らし合わせて考えたのですが、やっぱり彼は本気でアイドルを目指しているので、指示されたらきっと一生懸命セクシーな声をやるだろうな……と思って、しっかりやりました。とはいえ、歌の音程は決まっているので、それを守りながら「セクシーでセリフのような表現」というのは本当に難しいですね。どういう形になるのか楽しみです。

――歌うお仕事のなかでもスタジオでのレコーディングと、観客の前で歌うライブとの違いは感じますか?

金本 レコーディングは指示に答えるという流れが中心になります。一方、ライブだとうまく歌うのも大事ですが、お客さんに楽しんでもらうことが一番重要だと思います。以前の『零次元アイドル』のライブで、初めてお客さんの前で歌った時にそれをすごく感じました。

『零次元アイドル』の他のメンバーは、ライブに慣れているメンバーもいて、特に、「琥月」の金華 紗楽冴(こんぱる さらさ)役の岩崎(諒太)さんは、ほんとうに堂々とそのキャラクターがやりそうな動きも表現していたのがすごく印象に残っています。「もう一段自分の意識が上がらないとできない」と思って、とても勉強になりました。

 次にライブがあったら積極的に自分から盛り上げるための提案ができたらいいなと思いますね。演じる時はいい演技が出るまで模索するのが好きなタイプなので、一発勝負でその場の空気を大事にするライブは、今後も毎回挑戦になるだろうなと思います。

――最後に『零次元アイドル』に初めて触れる方に向けてメッセージをお願いします。

金本 もし興味持っていただく機会があったら、各グループのドラマCDが発売されるので見てほしいですね。人間関係やキャラクターもわかると思うし、ここからどんどんお話が進んでいくので。

 それに、『零次元アイドル』を盛り上げていくにはみなさんのお力が必要なので、こういう展開がいいなとか、いろんな声を届けてほしいと思います。とにかくキャラクターが奥深くていろんなことが明らかになっていくので、この先どうなるのか見てほしいですね。

(マグミクス編集部)

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