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「タイトル回収」が感動的なマンガ3選 読者が興奮する最大の伏線

マグミクス / 2021年12月8日 17時10分

「タイトル回収」が感動的なマンガ3選 読者が興奮する最大の伏線

■「タイトル回収」シーンって気持ちいい!?

 マンガのなかに散りばめられた伏線が回収されるシーンには、思わず「おっ!」と声が出てしまうほど興奮するのではないでしょうか。特に、作品に付けられた「タイトル」の意味が明かされるシーンが作中で描かれる作品は、強く印象に残ります。この記事ではタイトル回収される作品を3つ紹介します。

※この記事では『葬送のフリーレン』『僕だけがいない街』『天神-TENZIN-』の一部ネタバレを含みます。

●『葬送のフリーレン』

 魔王を倒した勇者一行。世界を救った勇者が老いて亡くなったあと、長寿のエルフ・フリーレンが旅をする作品です。1000年の寿命を持つフリーレンと、エルフから見ればごく短い寿命の人間たちによる、切なくも温かい後日譚(アフター)ファンタジーです。

「葬送のフリーレン、私の嫌いな天才だ」

 2巻でのバトルシーンで魔族のセリフによって、タイトルが回収されます。80年前、勇者とともに戦った魔族のことを、フリーレンは特に覚えている様子はなく魔法で軽々と倒してしまいます。しかし、魔族は魔王が倒され、長い月日が経ってもフリーレンのことを忘れられていませんでした。フリーレンは魔族たちを葬り去る、死神のような恐ろしい存在だったことをうかがわせるセリフです。

●『僕だけがいない街』

著:三部けい『僕だけがいない街』第1巻(KADOKAWA)

 この作品は売れない漫画家・藤沼悟が「再上映・リバイバル」と呼ぶ、タイムリープする能力で過去を変える物語です。しかし、この能力は自分の意志とは無関係に発動し「悪いこと(事件・事故など)」を回避するまで永遠にタイムリープが繰り返されてしまうのです。

「僕だけがいない街、そこに刻まれた時間こそ、僕の宝物だ」

 タイトルが回収されるのは最終巻です。このタイトルにこめられた、主人公・悟の思いが伝わってくるシーンです。15年ものあいだ昏睡状態にある自分を、覚え続けてくれていてくれる友達や母親との確かな絆。それを意味するのが「僕だけがいない街」という言葉だったのです。

●『天神-TENZIN-』

 空にあこがれる青年・坂上陸は父が言っていた、空に住む守り神・天神に逢いたい、という夢がありました。周りにバカにされながらも、父の言葉を信じて、信念を貫き通す陸。はるか上空、音速の世界で巻き起こる、空に魅せられた少年、少女の物語です。

「天神に逢いに行く」

 一番はじめに「タイトル回収」されたのは幼い頃、陸が友達に「天神って知ってる?」とたずねるシーンです。次に「タイトル回収」されるセリフが「天神に逢いに行く」という言葉です。これは父親の起こした事故や仲間との衝突、さまざまな苦難が待ち受けていてもこの信念は曲げない、という陸の気持ちの強さがよくあらわれているセリフです。

(マグミクス編集部)

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